小説

  • Head Like a Hole

    20世紀の殺人請負組織・マーダーインクの殺し屋の話。

    主人公の思考は章によって変わります。

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  • 幕間

    悪い奴ほどよく眠る。


    【参考文献】
    ロバート・J・ケリー 藤本哲也監訳 『アメリカ合衆国における組織犯罪百科事典 カポネ時代のシカゴから新たな都市暗黒街時代まで』 中央大学出版部 2010年

    ほか

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  • 独裁者の憂鬱

    朱全忠が皇帝になったあとの話。

    ※前作の「綠水之波瀾」か「檳榔花發」を踏まえた方がわかりやすいかもしれません。

    1200字程度。

    【参考文献】
    新見まどか『唐帝国の滅亡と東部ユーラシア:藩鎮体制の通史的研究』 思文閣出版 2022年

    山根直生 編『五代十国 : 乱世のむこうの「治」 』  勉誠社 2023年

    ほか

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  • 厳冬

    セルゲイ・ネチャーエフはロシア革命のために自他の犠牲を厭わない青年だった。彼は目的のためなら手段を選ばず、殺人も躊躇わない。
    友人や師の助けを得て、農奴解放令九周年に皇帝暗殺を決行するべく仲間を集め始めるが……

    ロシア革命前夜の話。
    約10000字。

    【参考文献】
    E・H・カー『浪漫的亡命者たち』 筑摩書房 1953年
    ほか

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  • 檳榔花發

    ※女性化創作です
    唐末、黄巣に率いられた反乱軍は官軍に追われ、南方に落ち延びた。黄巣は広州での独立を目論む。反乱軍のひとり、朱温は兄を官軍との戦で失い、気を落としていた。彼女は、先の見えない混迷した状況のなかでも明るさを失わない義兄弟の韓建を羨望する。

    5000字程度。
    タイトルの読みは「びんろうかはつ」。

    【参考文献】
    『中国とインドの諸情報 1』 平凡社 2007年
    ほか

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  • 逃亡

    ある青年によるフランス革命の経験談。
    4000字程度。

    【参考文献】
    ピーター・マクフィー『フランス革命史:自由か死か』 白水社 2022年

    ほか

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  • 白夜、あるいは夢遊病

    ※女性化創作です

    十九世紀、イギリスの詩人・バイロン卿の主治医であるポリドリは、彼のもとで性別を偽って働いていた。彼女は社交界で浮き名を流す彼の、怒りとも悲しみともつかぬ冷たい瞳に惹かれた。バイロンにとってポリドリは意識の外の存在であったが、ある日、彼は彼女の秘密を知る。

    9000字程度。
    史実では両者とも同性愛者かもしれない人物ですが、他意はありません。

    【参考文献】
    細川美苗「ジョン・ポリドリの『ヴァンパイア』: 出版の背景と英語圏における吸血鬼小説への影響」 言語文化研究 2018年

    ほか

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  • 旅舎 雨に遇う

    五代十国時代の呉を建てた楊行密と、呉越の銭鏐の、若年期と建国の話。
    3000字程度。

    『新五代史』と『資治通鑑』がベース。

    【参考文献】
    山崎覚士『中国五代国家論』 佛教大学研究叢書 2010年

    ほか

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  • Meryem Ana Evi

    オスマン帝国のスルタンであるメフメト二世は若年ゆえに退位を迫られ、自身の実権を取り戻したいと願っていた。師父であるザガノス・パシャは、彼に君主の役割を説く。君主は軍民に安寧と利益をもたらすもの――。若きスルタンは、ビザンツ帝国の首都・コンスタンティノープルの陥落を目指す。

    10000字程度。
    タイトルの読みはメリイェム・アナ・エヴィ。
    1453年、コンスタンティノープル陥落の話。

    【参考文献】
    今澤浩二「メフメト2世時代初期の宰相たち」『人間文化研究』 2021年
    https://stars.repo.nii.ac.jp/index.php?action=repository_view_main_item_detail&item_id=9314&item_no=1&page_id=13&block_id=67

    ジョナサン・ハリス、井上浩一『ビザンツ帝国の最期』白水社 2022年

    ※後半、ルビが反映されないところがあったため、括弧でルビを振っています。

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  • 綠水之波瀾

    ※女性化創作です
    9世紀、唐末――沙陀族の首長である李克用は度重なる戦に倦んでいた。感情とは裏腹に戦勝を得る彼の前へ、のちに唐を滅ぼす節度使・朱全忠が現れる。李克用は戦乱を憂う彼女へ徐々に信頼を寄せていくが……

    9200字程度。
    タイトルの読みは「りょくすいのはらん」。
    ベースにした正史は『旧五代史』、『資治通鑑』。韋荘の『秦婦吟』も参考にしました。作中引用した詩は曹植の『洛神賦』。

    【参考文献】
    新見まどか「僖宗期における唐代藩鎮体制の崩壊 黄巣の乱と李克用の乱」 『史学雑誌』 2020年
    https://www.jstage.jst.go.jp/article/shigaku/129/9/129_1/_article/-char/ja/

    ほか多数

    ※後半、ルビが反映されないところがあったため、括弧でルビを振っています。

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