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Planet Blue 美少女萌え戦記
小惑星の衝突によって荒廃した地球世界、内戦状態の日本列島を駆け抜けよう!
主人公である「あなた」が転生したのは、現実とは異なる歴史を歩んだ、もう一つの宇宙にある地球世界。
そして眼前には、複数の国家に分裂した日本列島が広がっていた…!
東京などの関東海岸平野と九州を統治する「日本帝国」。
東京・埼玉の県境に位置する「禍津日原総督府」と、この地を訪れた人々が通う「禍津日原第四学校」。
東海地方の信徒らを中心とする「十三宮教会」。
日本アルプス高地の寺子屋から生まれた「七宝院学園」。
出羽の農村から大企業グループに発展した「清水財閥」。
福島・仙台と北陸に独自の勢力を有する「会津同盟」。
北関東内陸の埼玉・前橋を支配する「星川軍閥」と、その浦和連隊である「星川軍分遣隊」。
広大な関西・中國地方を次々と征服する「畿内幕府」。
四国・瀬戸内海を守護する義勇軍「サイドワインダー」。
政権崩壊後も南部地方(青森・盛岡)に残存した「日本人民共和国」。
そして、迫り来る「異界」の者達…。
それぞれの地域を舞台に出逢う、実り豊かな美少女らと共に、信じ、望み、愛する物語を創る、人智と神秘の夢小説ラノベ文芸です。
夢ストーリー設定
目次
【十三宮 巫部 仁】
天体衝突の危機から地球文明を防衛するため、人類は有りとあらゆる技術を結集し、「対小惑星隕石砲」を開発した。
しかし、水素爆弾などの大量破壊兵器を搭載する事も可能なこの機構は、独裁政権やテロリストによって軍事転用され、遂に私達の祖国、日本列島にまで脅威を及ぼしつつあった。
我が国の連合政府は、「反射砲」と呼ばれるレーザー兵器を実用化させると共に、対小惑星隕石砲を破壊する作戦を決行し、今この瞬間も戦闘機・攻撃機が次々と飛び立って行く。
風雲急を告げる中、ミステリアスな教会の末裔にして、魔女の妹である十三宮 仁 は、この戦争の真実を語り継ぎ、何より愛する家族を守り抜くため、約束の場所へと向かっていた。
だが、そのためには、死んだ人間を復活させ、異世界への扉を開くと云 う、禁じられた「星」の呪術が必要であった…。
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相模県箱根町 湯本温泉
ここは…?
ああ、思い出した。
往路の交通で無意識に疲労が蓄積したらしく、旅館の客室に着くや否や、布団に倒れたまま寝ていたようだ。
すぐ隣には、幼馴染みの十三宮 仁 が居て、私の顔を楽しそうに見詰めている。
同じ和室には、姉の十三宮 聖 が正座で茶菓子と対峙し、洋室の椅子ではもう一人の姉、十三宮 勇 が涼んでいる。
私は暫く、仁さんの笑顔と無言で見詰め合っていたが、人の心を読める事に定評のある聖姉さんは、私の目覚めもすぐに察したようだ。
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東京市大森区 平和島
あれから十年近い歳月が過ぎた。
その間、数多の戦乱が勃発し、様々な勢力が台頭し、そして衰亡した。
群雄割拠の日本列島が、再び平和を取り戻すのも、恐らくは時間の問題だろう。
残る最後の敵は、蝦夷島(北海道)を占領するロシア軍と、彼らに支援された革命政権「箱館コミューン」である。
極東ロシア軍は、日露交流のための鉄道敷設という名目で、津軽海峡の青森・箱館間に世界最長級の海底トンネルを建設し、冷戦後も本州侵略の機会を窺っていたのである。
更に、国際法・軍縮条約で新築が禁止された、あの対小惑星隕石砲の開発にまで手を染めていた。
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内川の誓い
R18津軽海峡の決戦では、第一陣の会津軍が蝦夷島に上陸し、これに第二陣の星川軍が続き、更に第三陣として、事実上の「十三宮 軍」である津島三河も合流しつつあるはずだ。
一方、私と姉さんは、やたら頼りになる須崎司祭に導かれ、見覚えのある場所に辿 り着いた。
ここは確か、あの邪馬台国事件の日に、姉さん達と出逢った場所である。
あの頃が良い時代だったとは思わないが、皆が生きていた。
後に権力の闇に呑み込まれた勇姉さんも、まだ学生だった。
そして、私の隣には、今は亡き仁 さんも…。
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少女達の戦争
戦争と革命の末世、新時代の元年。
地球に小惑星が衝突したのを機に、日本人民共和国は崩壊し、政治的統一を失った日本列島は、分裂と内戦の混乱状態に突入した。
その対立による地域紛争は、やがて「東アジア地中海戦争」へと拡大する事になる。
それでは現下、我が国のどこに、どのような勢力が割拠しているのかを概説する。
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【十三宮 伊豆守 聖】
私達は「世界最終戦争」に一応の勝利を収めたが、対小惑星隕石砲などの大量破壊兵器が使用された結果、地球人類文明は多大なる犠牲と衰亡を余儀なくされた。更に、人間同士の武力対立が停滞する一方で、発達し過ぎたバーチャル技術が、何らかの意志で暴発し、平和への新たな脅威を生み出してしまった。先の大戦で疲弊した諸国には、この事態に今すぐ迎撃し得る戦力が無く、これまで表舞台から忘れ去られていた「辺境」の少女達が、迫り来る危機への最後の希望であった。かくして「歴史の終焉」を見届けた十三宮聖は、全ての転機を追憶し、次世代に未来を託そうとしていた…。
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七月革命
十三宮仁・星川結、そして…私。
日が暮れゆく埼玉見沼の景観を背に、私達三人の、中等学校での生活は無事に終わった。
そして、その後の進学先での日々も、きっと素敵なものになるはずだった。
十三宮 伊豆守 聖は、眼前に広がる青空へと祈りを捧げ、物語が幕を開ける。
内憂外患、激動する世界。
時代と対峙する人の心。
太陽系第三惑星、地球。
ユーラシア大陸の東端に位置する、四海と山林に包まれた弧状花綵列島。
偶然か必然か、この地に生を受けた者達。
本書は、あの日のクレーターに集う人々の心の物語を、小宇宙と大宇宙の狭間に描いた物である。
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