魔女たちの仮面☩マスケラ☩【ボスキ → 主 ← アモン】
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「武器を捨てろ………さもなきゃ掻き切るぞ」
「っ………!」
唇を噛みしめながらも、ボスキを睨みつける。
「貴方……悪魔執事でしょう!? 便利屋風情がこんな事をして許さ———」
「生憎っすけど、オレ達が従うのは主様だけなんで……ね」
冷たい眼が彼女らを射抜く。そのさまに吐息を呑み込んだのちに。
「いまだ!」
いくつもの足音が、ばたばたと近づいてくる。
ドアを蹴破り、入ってきたのはグロバナー家の偵察隊だった。
「貴様ら、観念しろ……!」
逃げようとした影を引き倒し、次々と拘束されていく。
取り押さえられた女領主は、唇を歪め吐き捨てた。
「覚えていなさい。この屈辱は必ず晴らすから……!」
引き摺るように連行する。
そのさまに、かつてみずからに向けられた眼が重なった。
「……主様!」
ふらついたその身を支えてくれる。
心配そうにみつめてくる瞳に、彼女は笑みを向けた。
「平気だよ」
蒼褪めたおもてで笑いかける。
そのまま離れようとしたその身を、引き止めるように手首を引いた。
「……っアモン?」
驚く声を無として抱きしめる。
(あなたは、その細い身体に、一体なにを抱えているんすか)
言葉もなく、ただ腕に力が篭もる。
今だけは、そうしていても許される気がした。
「っ………!」
唇を噛みしめながらも、ボスキを睨みつける。
「貴方……悪魔執事でしょう!? 便利屋風情がこんな事をして許さ———」
「生憎っすけど、オレ達が従うのは主様だけなんで……ね」
冷たい眼が彼女らを射抜く。そのさまに吐息を呑み込んだのちに。
「いまだ!」
いくつもの足音が、ばたばたと近づいてくる。
ドアを蹴破り、入ってきたのはグロバナー家の偵察隊だった。
「貴様ら、観念しろ……!」
逃げようとした影を引き倒し、次々と拘束されていく。
取り押さえられた女領主は、唇を歪め吐き捨てた。
「覚えていなさい。この屈辱は必ず晴らすから……!」
引き摺るように連行する。
そのさまに、かつてみずからに向けられた眼が重なった。
「……主様!」
ふらついたその身を支えてくれる。
心配そうにみつめてくる瞳に、彼女は笑みを向けた。
「平気だよ」
蒼褪めたおもてで笑いかける。
そのまま離れようとしたその身を、引き止めるように手首を引いた。
「……っアモン?」
驚く声を無として抱きしめる。
(あなたは、その細い身体に、一体なにを抱えているんすか)
言葉もなく、ただ腕に力が篭もる。
今だけは、そうしていても許される気がした。