今宵はふたりで【過去作派生中編 🤍 → 主 ← 🐾 、♟️】
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「はぁ………あいつ、主様をひとり占めだね」
踊るふたりの姿を窓硝子に手をついて確認したベレンが呟く。
「……ベレンくん」
「分かってますよ、ルカスさん。俺も………本当は分かっているんだ」
幸せそうにワルツを踊る彼女の姿を、切なげな瞳で見下ろす。
(叶わなかった恋だけど、………実らなかった願いだけど、)
キミの幸せのために、俺はキミを守り抜くよ。
瞳をとじる。密やかな誓いを聞き届けたかのように、窓の外で星が瞬いた。