月嗤歌【All Character(別邸組)♟】
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「———………っ!!」
紡げぬ唇を叱咤しても、零れ落ちるのはかすかな吐息だけ。
「そろそろ……だな」
意味深な声に眉が寄る。けれどその言葉の意味はすぐにわかった。
(な、に……これ…………。)
視界が霞に覆われ、心臓が急いて脈打つ。
湯上った直後のように身体の奥で陽だまりが宿り、その身は熱く火照っていた。
「身体、熱くなってきただろう」
攻めてもの抵抗と首を振って睨み付けるも、彼はくすくすと嗤う。
「まぁいい。そのうち、たまらなく俺が欲しくなる筈だ」
そう言うや否や、唇が重ねられる。
あまりの不快さにきつく歯列を閉じ合わせ、首を振って拒絶するも、
顎をつかまれてその抵抗は封じられる。
(嫌ッ………!)
ぎゅっ、ときつく瞳を封じた眦に涙が浮かぶ。
冷たい唇に口内を貪られ、
のしかかってくる身体を押しのけたいのに、身体は言うことを聞かない。
まるで毒に痺れたように、指一本動かすことすら儘ならなかった。
紡げぬ唇を叱咤しても、零れ落ちるのはかすかな吐息だけ。
「そろそろ……だな」
意味深な声に眉が寄る。けれどその言葉の意味はすぐにわかった。
(な、に……これ…………。)
視界が霞に覆われ、心臓が急いて脈打つ。
湯上った直後のように身体の奥で陽だまりが宿り、その身は熱く火照っていた。
「身体、熱くなってきただろう」
攻めてもの抵抗と首を振って睨み付けるも、彼はくすくすと嗤う。
「まぁいい。そのうち、たまらなく俺が欲しくなる筈だ」
そう言うや否や、唇が重ねられる。
あまりの不快さにきつく歯列を閉じ合わせ、首を振って拒絶するも、
顎をつかまれてその抵抗は封じられる。
(嫌ッ………!)
ぎゅっ、ときつく瞳を封じた眦に涙が浮かぶ。
冷たい唇に口内を貪られ、
のしかかってくる身体を押しのけたいのに、身体は言うことを聞かない。
まるで毒に痺れたように、指一本動かすことすら儘ならなかった。