砂糖菓子の鳥籠 Ⅰ【君という名の鳥籠 予告中編 ♟】
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「エーファン」
「はい、旦那様」
「先ほどのボスウェル殿の質問に、おまえが答えてさしあげるといい」
「はい、旦那様」
「私はレディではないから、本当の歳を知られたところでかまいはしない」
「かしこまりました。
それではボスウェル殿、主人に代わって僭越ながら私が申し上げます。
わが主、ルーヴ・カレッセン公爵様のご年齢は」
主人の杯にワインを注ぎながら、エーファンは淡々と言った。
「今年で五十歳になられます」
一同は揃って絶句した。