第6章 相反感情
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「ボスキさん……。」
視線を上げると、怒りに染まった眼差しでアモンを睨み付ける彼の姿が。
グリグリと長靴のつま先で薔薇飾りを踏みしめながら彼を見下ろしている。
「アモン、お前、………主様に何をした?」
「…………。」
言葉を探すように考えあぐねていると、再度その唇をひらく。
「主様、俺が触れようとした手を振り払って走っていったぞ。
怯えた眼をして、泣いていた」
そしてぐっとアモンの胸ぐらをつかみ、座り込んだままのアモンを強引に立たせて告げる。
「お前は無体を強こうとしたのに、主様はお前の様子を心配してここに来た。
………なのに、お前は主様の思いを土足で踏みにじった。
こんなところだろう、………違うか?」
「………っ」
思わず吐息を封じてしまうと、ボスキは拳を放つ。
バキッ。水を打ったように静かな室内に、硬く握った拳が肌を打つ音が響く。
「……………。」
何も言い返さないアモンに興ざめと感じたのか、舌打ちしながら乱暴に彼の胸ぐらを離す。
「だんまりかよ。お前の考えることなんてそんなところだろう。
何年お前とともにいると思っている」
「お前がそんなのなら俺が奪うからな」
最後にアモンをひと睨みすると、部屋を出ていく。
「っ………!」
遠ざかっていく長靴の音を捉えながら鞭を拾う。
再び響き始める音が、黒曜に染まった空に呑み込まれていった。
視線を上げると、怒りに染まった眼差しでアモンを睨み付ける彼の姿が。
グリグリと長靴のつま先で薔薇飾りを踏みしめながら彼を見下ろしている。
「アモン、お前、………主様に何をした?」
「…………。」
言葉を探すように考えあぐねていると、再度その唇をひらく。
「主様、俺が触れようとした手を振り払って走っていったぞ。
怯えた眼をして、泣いていた」
そしてぐっとアモンの胸ぐらをつかみ、座り込んだままのアモンを強引に立たせて告げる。
「お前は無体を強こうとしたのに、主様はお前の様子を心配してここに来た。
………なのに、お前は主様の思いを土足で踏みにじった。
こんなところだろう、………違うか?」
「………っ」
思わず吐息を封じてしまうと、ボスキは拳を放つ。
バキッ。水を打ったように静かな室内に、硬く握った拳が肌を打つ音が響く。
「……………。」
何も言い返さないアモンに興ざめと感じたのか、舌打ちしながら乱暴に彼の胸ぐらを離す。
「だんまりかよ。お前の考えることなんてそんなところだろう。
何年お前とともにいると思っている」
「お前がそんなのなら俺が奪うからな」
最後にアモンをひと睨みすると、部屋を出ていく。
「っ………!」
遠ざかっていく長靴の音を捉えながら鞭を拾う。
再び響き始める音が、黒曜に染まった空に呑み込まれていった。
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