焦蜜 ⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎の種明かし(第4章 後編まで読了後の閲覧 推奨)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
いつも閲覧ありがとうございます
先日、後編が完結しまして、種明かしのこの日記を投下いたします
以下、後編のあるシーンの軽度のネタバレを含む内容となっております、
第1章 〜 第4章をすべて読了されてから閲覧することをお勧めいたします。
↓↓↓
↓↓↓
元々焦蜜は 奇病を患っている薄幸のヒロインを描きたい、という思考から思いついた長編でした。
その概念を念頭に置いたうえで、
彼女が縛られている創作の奇病に発情を絡めていきました。
悪魔執事と交わることで、なぜかその発作が抑制されていく。
けれど次第にその病魔から彼女を【救う】という名目を忘れ、
彼女のすべてを手に入れたいと願っていく……という彼らの変容を表現したくて。
だからこそ その過程を表すに一番シンプルで、
かつ この先を予感させる章タイトルとして「病魔」にしました。
でもただそのまま病魔と表記するにはあまりに味気なく、
また たのしさがないと考え、遊び心を込めたのです
折角ならば ひと捻りをして たのしくいこう、
読み手様のわくわく感を惹き出すような ある種のことば遊びをと。
ヴァリス本人が、なぜあれ程までにみずからの容姿を賞賛されることを極端に厭い、
そして愛にふれることを恐れているか。
なぜ彼女の愛猫で飼い猫、
それ以上でもそれ以下でもない筈のマリスが人語を理解しており、
みずからも言葉を音として発することができる。
そして飼い主であるヴァリスに敬称を付け、
まるで彼女の騎士の如く、彼女の影のように連れ添っていたのか。
焦蜜の原型………と言いますか、ある種の元ネタと言うのでしょうか。
それは「甘くやさしい」だけのお伽話ではなく、
「甘くて、にがい」……言うならば、フルーツふればーの紅茶をイメージしていただきたいのです。
甘かったり、爽やかだったり、華やぐ心地を与えたり、
気分を落ち着かせるような果物の香りとともに、紅茶特有の苦さが存在している。
そういった、様々な味わいをみせる物語が焦蜜なのです
そして本当に蜂蜜を垂らしていくのは一体どちらの恋情なのか、
その先に待ち受けている未来は、どうなってしまうのか。
………こういった思考と想い、焦蜜への思い入れにかける挑戦をしたく、
色々な角度から作り出した仕掛けです
ほんの少しでも この章を……そして高望みだとしても、
丸ごとぜんぶの焦蜜をたのしんでいただけたら、それ以上にうれしいことはありません。
私は、私にできうる全ての技量を持って、引き続き、精一杯執筆いたします🌙*·̩͙
(様々な角度から語りたく、
この場で私が思い描いていた全体の3分の1ほどを文面としたのですが、
折角語るならばと新規章にて書き留めいたしました)