第4話 木綿季の苦しみ
それから2人は泣いてるボクを見て
病院を後にした。
その日からボクは…
拒絶なトラウマと戦うことになってしまった…
┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄
次の日、
診察を受けたボクは…特に異常はなく
ヒートがきた時はすぐに制欲の薬を飲むように…酷い時すぐきてねと先生から言われた
退院したボクは…
久々の外に出た…
あの両思いになった日を思い出して…
《俺たちは生きてこれたのは…おまえのおかげなんだよ。ずっと探してやっと見つけたんだ。
絶対離さないよ、木綿季…。》
番になったことで
お互いの過去を分かりあえたはずだった…
やっぱりボクは誰かを犠牲にしたくない…
いや、ボクといれば不幸になるから
あんな言い方をした…。
2人には幸せな人生を歩んでほしいから。
┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄
あれから俺たちは病院から帰って
木綿季のアザについて話していた。
次の日、通常の仕事に戻った俺たちは
心に穴があいた気持ちで仕事していた。
やっぱり接客してても
木綿季ばかり考えてしまう…
《今日早く仕事上がってもいいっすか?代表》
❮いいよ!てか、おまえら、その顔だと何か気まずいことあった?❯
『まぁ…そうです。相談のってくれますか?代表』
❮じゃあ営業終了後、いつものバーで待ち合わせでいいか?❯
《はい!ありがとうございます!》
それから仕事あがった俺たちは
しばらく時間を潰して待ち合わせのバーへ。
代表と合流した俺たちは
木綿季のことについて相談することにした。
❮相談したいことなら聞くぜ、2人とも。❯
《実は…俺たちに番の相手ができたんすよ…
恥ずかしいんすけど…》
❮…で、その相手のことか?❯
『はい、そうです。そいつとは両思いになったもののヒートの症状もヤバくて…病院で点滴うってたんすよ。両思いになった時に…
俺たちのものにしようと思って服脱がせたら
背中のアザと両手のキズがあって…
誰かにやられたのか聞こうとしたら
自暴自棄になってそのまま倒れたんです。』
❮おいおい、大丈夫かよ、そいつ。❯
[なんとか一命はとりとめたけど、目が覚めるまで傍にいました…]
❮…背中のアザか…もしかしたら両親に殴られてる可能性も考えられるな…そいつ、両親いないだろ?❯
『両親は自分がΩだって性別わかった瞬間
そのまま捨てられて施設で過ごしてたって』
❮やっぱりな…だとすれば両親に家庭内暴力受けてたってことだな。俺の知り合いにも似たようなやつがいてさ…今は番の相手といて
幸せに暮らしてる。そいつは両親に暴力やられたトラウマで苦しんでるんだろう。
それで背中のアザをおまえらに見られたとこでまたトラウマがよみがえったかもしれないじゃねーか。❯
そうだ…思い出したぞ。
木綿季が過去を話してくれた時…
「跡取りとしてボクは生まれたみたいだけど
学力なかったし期待されてない子だったから
あとΩだってわかって捨てられたんだろうね。
両親はもともとボクを必要としてなかったみたいだし。あと先生だから見栄えとか気にする人たちだったから。」
そんなことを言ってたな…
病院を後にした。
その日からボクは…
拒絶なトラウマと戦うことになってしまった…
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次の日、
診察を受けたボクは…特に異常はなく
ヒートがきた時はすぐに制欲の薬を飲むように…酷い時すぐきてねと先生から言われた
退院したボクは…
久々の外に出た…
あの両思いになった日を思い出して…
《俺たちは生きてこれたのは…おまえのおかげなんだよ。ずっと探してやっと見つけたんだ。
絶対離さないよ、木綿季…。》
番になったことで
お互いの過去を分かりあえたはずだった…
やっぱりボクは誰かを犠牲にしたくない…
いや、ボクといれば不幸になるから
あんな言い方をした…。
2人には幸せな人生を歩んでほしいから。
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あれから俺たちは病院から帰って
木綿季のアザについて話していた。
次の日、通常の仕事に戻った俺たちは
心に穴があいた気持ちで仕事していた。
やっぱり接客してても
木綿季ばかり考えてしまう…
《今日早く仕事上がってもいいっすか?代表》
❮いいよ!てか、おまえら、その顔だと何か気まずいことあった?❯
『まぁ…そうです。相談のってくれますか?代表』
❮じゃあ営業終了後、いつものバーで待ち合わせでいいか?❯
《はい!ありがとうございます!》
それから仕事あがった俺たちは
しばらく時間を潰して待ち合わせのバーへ。
代表と合流した俺たちは
木綿季のことについて相談することにした。
❮相談したいことなら聞くぜ、2人とも。❯
《実は…俺たちに番の相手ができたんすよ…
恥ずかしいんすけど…》
❮…で、その相手のことか?❯
『はい、そうです。そいつとは両思いになったもののヒートの症状もヤバくて…病院で点滴うってたんすよ。両思いになった時に…
俺たちのものにしようと思って服脱がせたら
背中のアザと両手のキズがあって…
誰かにやられたのか聞こうとしたら
自暴自棄になってそのまま倒れたんです。』
❮おいおい、大丈夫かよ、そいつ。❯
[なんとか一命はとりとめたけど、目が覚めるまで傍にいました…]
❮…背中のアザか…もしかしたら両親に殴られてる可能性も考えられるな…そいつ、両親いないだろ?❯
『両親は自分がΩだって性別わかった瞬間
そのまま捨てられて施設で過ごしてたって』
❮やっぱりな…だとすれば両親に家庭内暴力受けてたってことだな。俺の知り合いにも似たようなやつがいてさ…今は番の相手といて
幸せに暮らしてる。そいつは両親に暴力やられたトラウマで苦しんでるんだろう。
それで背中のアザをおまえらに見られたとこでまたトラウマがよみがえったかもしれないじゃねーか。❯
そうだ…思い出したぞ。
木綿季が過去を話してくれた時…
「跡取りとしてボクは生まれたみたいだけど
学力なかったし期待されてない子だったから
あとΩだってわかって捨てられたんだろうね。
両親はもともとボクを必要としてなかったみたいだし。あと先生だから見栄えとか気にする人たちだったから。」
そんなことを言ってたな…