Ωの僕は、愛を知らない。
目次
第1話 あの日の出来事
プロローグ。
時は、男女とも「Ω」「α」「β」の性別によって人生が変わる時代。
例えば仕事の成績から見ると、「α」は優秀、「β」は普通、「Ω」は落ちこぼれと決めつけられる事が多い。
特に「Ω」は、男女とも妊娠可能な体になっており定期的に発情《ヒート》を起こしやすく
無自覚に《αとβ》を誘惑してしまう。
そのため、症状を押さえる薬は必須。
差別されてしまうことがある性別のため、黙ってる人が多い。
そして《αとΩ》には
発情期の性交によって。。。。
【番(つがい)】という特別な関係がある。
また互いに、初めて出会っただけで強く惹かれてしまう【運命の番】は、ごくわずかと言われている。
これは、、、、
両親に捨てられ施設で育った一人暮らしの「Ω」の青年と、双子のお坊ちゃんの物語。
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第3話 冬弥と大雅の初恋
R18《前回》。
《おまえがヒートしたのは、、、、
俺たちが…αだからだ。》
驚きの事実を告白された木綿季。
そして…
《…俺たちと付き合ってほしい。》
真剣な眼差しで、木綿季を見つめる双子。
「…僕は初対面の相手に運命の相手だなんて言われたくなかった!僕は…このままのほうが幸せだったのに!」
病室を出て泣きながら逃げだした木綿季。
そんな中で、小さい頃ある初恋の人と遊んだこと、一生懸命探したことを思い出した
冬弥と大雅。
果たして3人の恋の行方は…?
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第4話 木綿季の苦しみ
《前回》。
初対面の相手を運命の相手だと信じたくなかった木綿季は…泣きながら屋上に逃げ込んでいた。
その時…双子の冬弥と大雅は
泣いた木綿季の姿をみて…
小さいころに自分たちが迷子になっていたとき助けてくれた男の子だったことを思い出す
そして大事だったあのころの思い出を。
初恋だったあの時を。
それから冬弥と大雅は
木綿季を探しに屋上へ走り出す。
《君は覚えていないだろうけど俺たちと会っていたんだ。》
その言葉に温かい気持ちを感じる木綿季。
小さいころに会っていたあの時のことを
木綿季は思い出したのだった…
運命の再会を果たした3人。
木綿季は自分の過去を初めて双子に告白した
拒絶されても嫌われてもいいと。
そんな思いで言った木綿季。
そしたら冬弥と大雅は頑張ったなと
そっと頭を撫でてくれたのだった。
それから
両思いになった冬弥と大雅と木綿季。
噛んだことで
番になった双子と木綿季。
優しく触る冬弥と大雅。
木綿季の服を脱がした時…
背中がアザだらけ…両手はリストカットされた跡がくっきりと残っていたのだ…
《木綿季…その傷は…》
「触るなぁあ…!その拒絶した目でボクを見るなぁあああ………!!」
冬弥と大雅に自分の体のアザを見せてしまったことで幼少期のトラウマがよみがえってしまい自暴自棄になる木綿季…。
木綿季の壮絶な過去が明らかになる…。
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