LoRの自司書達
「俺の本読んだんだからメイソンの本も読ませてよ?」そう言う眠いにメイソンは「いいけど…腹にナイフ刺すのに抵抗あるからスパッとやってくれない…?」そう言われたから「…まぁ、いいよ…ごめんな。」そう言ってナイフでメイソンの腹を刺して本にした「こんな方法しかないって嫌なものだよな…本ぐらい好きに見れるようにして欲しい…」そう言いながらメイソンの本を読むことにした。
[本の1ページ目]
目次
・過去に関わった人たちへの憎しみ
・ずっと苦しんできた幼少期に対する哀れみ
・こんな自分を変えてくれた皆の優しさ
[過去に関わった人たちへの憎しみ]
私は幼少期に親から虐待をされていました、そしてそれが嫌になって家出をしたこともありましたが見つかるとまた暴力を振るわれ部屋に閉じ込められる事が殆どでした…
親は学校や職場の上司の前などではいつも優しそうなふりをして家では私を虐待する酷い人でした、そして学校に通っている時は親に苦しめられないと思っていると虐待の時の傷によって学校では笑いものにされていじめの標的にされてしまいました…
私だって一人の人間として生きていく必要があるのは分かっていました、だから私は私の感情を押し殺して人に合わせることを必死にやって生きてきました…
でも、学校の三者面談で言われたんです…「お宅の子供のメイソンさんはもう少し周りと合わせて行動したり妥協することが必要ですね、それが出来ないようならこの先生きていくのはきついでしょうね…」それを聞いた時に私の中で抑えていた感情が抑えきれなくなったんでしょうね…先生方と親を大きな声で怒鳴って泣き叫んで本当に発狂 と言う言葉がぴったりなぐらいになってしまいました…
私だってずっと頑張ってきた…今まで生きてこれたのは相手に必死に合わせてきていたからなのにって思ったんです…
何が言いたいかって言うと…「私は私の事を理解してくれなかった今まで関わってきた人全てが本当に憎いんです…殺してしまいたい程に全てが憎いんです。」
[ずっと苦しんできた幼少期に対する哀れみ]
私がなぜこんなに酷い目に合う必要があったのか、それを考えると私にも少しは悪いところがある気がしました…
第一に私の家は代々優秀なフィクサーとして働いてきました、特に父親は性格に難ありですが戦闘スキルは一流のフィクサーでした。
私はその性格や見た目から父親に「お前には優しさや慈悲がある!そんなものを持っていると仕事に支障が出るから捨てるべきだ!そしてお前は見た目からしてなよなよして弱そうだという事が丸わかりだ!お前ごときではしっかりした仕事にもつけないような雑魚だという事がハッキリわからないのか!」これを聞いて私は本当ならしっかりと言われた通りに優しさや慈悲を無くして見た目も気を遣うべきだったんでしょうね、それを私はフィクサーになんてなるつもりないから良いと思ってしまいました。
それ以来、私は「元々やるつもりなんてないんだから言われた通りにする必要なんてない」と逃げるように全てを諦めてしまったんです…
哀れですよね、私がしっかりと人の意見を聞いて努力を怠らなければここまで酷くはならなかったのかもしれません…
つまり、「私の今の状況を親や周りのせいにして自分が悪くないと思って努力をしなかったからここまで酷くなったという事に気づけなかった哀れな私のせいだったという事です。」
[こんな自分を変えてくれた皆の優しさ]
あれから月日が経って私はL社に就職出来ました、そしてそこで出会った仲間たちから色々な事を学びました。
眠いさんは私と同じ日に入った人でしたが、私の何も考えずに言った一言のせいで少し仲が悪かった時期もありました…でも、眠いだって辛い過去があった事が分かってそれを聞いて私は「私よりずっと辛い思いをしてきたのにあんなに酷い事言ってしまった…」と凄く反省をしました、だからそんな辛い過去がある人が少しでも楽になれるように優しく慈悲を持って接していた昔を思い出すことが出来ました。
アダムさんも私と同じ日でしたが全く性格が逆で物凄く明るい笑顔が眩しかったです、私は初めこそうるさく思っていましたがアダムさんと話すうちに段々とその明るく楽しそうに話すアダムさんの様に人に心を開いてあげられるようになれました。
イエティさんは私より後に入ってきましたけど少しだけ昔の私みたいに人に合わせて自分の意見を話さないようにしてるように見えたんです、でもそれについて聞くと「私は自分の価値感を広げる為に話を聞いてるから別にいいんだよ。」と言っていて単に相手に合わせるだけじゃなくてそれで自分の価値感を広げていこうとしている所は凄く勉強になりました。
サンチェスさんは眠いさんの初期装備を見て大笑いしていて眠いさんが可哀想だったから思いっきり一蹴りして黙らせた事がありましたけどあれは本当にごめんなさい…でも、サンチェスさんはあの後「あ~別にいいよ、俺だってちょっとやりすぎたからな…まぁ、止めてくれてありがとう。」そう言って私の事を許してくれましたよね。
私も人にやられたことでただ単に怒るだけじゃなくて許してあげるという事も大事って分かりました。
フィンさんは私とサンチェスさんが教育係になりましたけど素直に聞いて実践してくれたからどんどん強くなって行ったのが本当に嬉しかったです。
私は過去に適当に流してやらなかったから酷い目に合ってきましたけどやっぱり素直に人の話を聞くってのも必要だってわかりました。
さて、こんな事を書いていましたけど結局私は死んだんですね…私の本を見ている人に言いたいことは一つです。
「自分の過去や嫌な事を全て周りのせいにしないで自分にも悪いところがあるんじゃないかと考えてみるのも大事なんです。」
[本を見た後]
「メイソンも辛い事あったんだな…よく頑張ってくれたよ…」そう言ってメイソンを復活させた。
「ただいま…確かにスパッとやってとは言ったけどやっぱり結構怖いね…面白いこと書いてあった…?」そう聞くメイソンに眠いは「メイソンはずっと頑張ってきたんだな…俺なんかよりもずっと前から苦しんできたのに自分を見失わずにその優しく慈悲深い性格を大切にしてきたんだな…」そう言われたメイソンは「…ありがとうね…眠いや皆のおかげだよ…」そう言うとメイソンは眠いに抱き着いて頭を撫でてあげた。
END
[本の1ページ目]
目次
・過去に関わった人たちへの憎しみ
・ずっと苦しんできた幼少期に対する哀れみ
・こんな自分を変えてくれた皆の優しさ
[過去に関わった人たちへの憎しみ]
私は幼少期に親から虐待をされていました、そしてそれが嫌になって家出をしたこともありましたが見つかるとまた暴力を振るわれ部屋に閉じ込められる事が殆どでした…
親は学校や職場の上司の前などではいつも優しそうなふりをして家では私を虐待する酷い人でした、そして学校に通っている時は親に苦しめられないと思っていると虐待の時の傷によって学校では笑いものにされていじめの標的にされてしまいました…
私だって一人の人間として生きていく必要があるのは分かっていました、だから私は私の感情を押し殺して人に合わせることを必死にやって生きてきました…
でも、学校の三者面談で言われたんです…「お宅の子供のメイソンさんはもう少し周りと合わせて行動したり妥協することが必要ですね、それが出来ないようならこの先生きていくのはきついでしょうね…」それを聞いた時に私の中で抑えていた感情が抑えきれなくなったんでしょうね…先生方と親を大きな声で怒鳴って泣き叫んで本当に
私だってずっと頑張ってきた…今まで生きてこれたのは相手に必死に合わせてきていたからなのにって思ったんです…
何が言いたいかって言うと…「私は私の事を理解してくれなかった今まで関わってきた人全てが本当に憎いんです…殺してしまいたい程に全てが憎いんです。」
[ずっと苦しんできた幼少期に対する哀れみ]
私がなぜこんなに酷い目に合う必要があったのか、それを考えると私にも少しは悪いところがある気がしました…
第一に私の家は代々優秀なフィクサーとして働いてきました、特に父親は性格に難ありですが戦闘スキルは一流のフィクサーでした。
私はその性格や見た目から父親に「お前には優しさや慈悲がある!そんなものを持っていると仕事に支障が出るから捨てるべきだ!そしてお前は見た目からしてなよなよして弱そうだという事が丸わかりだ!お前ごときではしっかりした仕事にもつけないような雑魚だという事がハッキリわからないのか!」これを聞いて私は本当ならしっかりと言われた通りに優しさや慈悲を無くして見た目も気を遣うべきだったんでしょうね、それを私はフィクサーになんてなるつもりないから良いと思ってしまいました。
それ以来、私は「元々やるつもりなんてないんだから言われた通りにする必要なんてない」と逃げるように全てを諦めてしまったんです…
哀れですよね、私がしっかりと人の意見を聞いて努力を怠らなければここまで酷くはならなかったのかもしれません…
つまり、「私の今の状況を親や周りのせいにして自分が悪くないと思って努力をしなかったからここまで酷くなったという事に気づけなかった哀れな私のせいだったという事です。」
[こんな自分を変えてくれた皆の優しさ]
あれから月日が経って私はL社に就職出来ました、そしてそこで出会った仲間たちから色々な事を学びました。
眠いさんは私と同じ日に入った人でしたが、私の何も考えずに言った一言のせいで少し仲が悪かった時期もありました…でも、眠いだって辛い過去があった事が分かってそれを聞いて私は「私よりずっと辛い思いをしてきたのにあんなに酷い事言ってしまった…」と凄く反省をしました、だからそんな辛い過去がある人が少しでも楽になれるように優しく慈悲を持って接していた昔を思い出すことが出来ました。
アダムさんも私と同じ日でしたが全く性格が逆で物凄く明るい笑顔が眩しかったです、私は初めこそうるさく思っていましたがアダムさんと話すうちに段々とその明るく楽しそうに話すアダムさんの様に人に心を開いてあげられるようになれました。
イエティさんは私より後に入ってきましたけど少しだけ昔の私みたいに人に合わせて自分の意見を話さないようにしてるように見えたんです、でもそれについて聞くと「私は自分の価値感を広げる為に話を聞いてるから別にいいんだよ。」と言っていて単に相手に合わせるだけじゃなくてそれで自分の価値感を広げていこうとしている所は凄く勉強になりました。
サンチェスさんは眠いさんの初期装備を見て大笑いしていて眠いさんが可哀想だったから思いっきり一蹴りして黙らせた事がありましたけどあれは本当にごめんなさい…でも、サンチェスさんはあの後「あ~別にいいよ、俺だってちょっとやりすぎたからな…まぁ、止めてくれてありがとう。」そう言って私の事を許してくれましたよね。
私も人にやられたことでただ単に怒るだけじゃなくて許してあげるという事も大事って分かりました。
フィンさんは私とサンチェスさんが教育係になりましたけど素直に聞いて実践してくれたからどんどん強くなって行ったのが本当に嬉しかったです。
私は過去に適当に流してやらなかったから酷い目に合ってきましたけどやっぱり素直に人の話を聞くってのも必要だってわかりました。
さて、こんな事を書いていましたけど結局私は死んだんですね…私の本を見ている人に言いたいことは一つです。
「自分の過去や嫌な事を全て周りのせいにしないで自分にも悪いところがあるんじゃないかと考えてみるのも大事なんです。」
[本を見た後]
「メイソンも辛い事あったんだな…よく頑張ってくれたよ…」そう言ってメイソンを復活させた。
「ただいま…確かにスパッとやってとは言ったけどやっぱり結構怖いね…面白いこと書いてあった…?」そう聞くメイソンに眠いは「メイソンはずっと頑張ってきたんだな…俺なんかよりもずっと前から苦しんできたのに自分を見失わずにその優しく慈悲深い性格を大切にしてきたんだな…」そう言われたメイソンは「…ありがとうね…眠いや皆のおかげだよ…」そう言うとメイソンは眠いに抱き着いて頭を撫でてあげた。
END