LoRの自司書達
「ねぇ…眠いの死んだ後の本って何が書いてあるの…?」それを聞かれた眠いは「あ~じゃあ、読んでみるか?」そう言って眠いはナイフを指定司書から借りてそれを腹に刺して本になった、「ありがとう眠い…読んでみよう…」
[本の1ページ目]
目次
・過去のある事件に対する懺悔
・自分が死んだら苦しむ人が生まれるという事に対する謝罪
・今まで頑張ってきた皆に向けた感謝
[過去のある事件に対する懺悔]
俺は過去にL社で働いていた経験がある、それは皆も知ってると思うんだが実は皆と会う前の周回で俺は雇用されたことがあるんだ…
そこでは俺はデポーナと言う職員と付き合っていた、社内恋愛はやめた方が良いってのが会社の暗黙の了解だったが俺はデポーナを好きになってしまった…
そしてある日デポーナが俺の所に笑顔で走ってきた、その後こう言ったんだ…管理人!管理人![データ削除済み]!その後…あいつの体が引き裂かれて中から恐ろしい怪物が出てきたんだ、俺はそれを見てパニックになってしまった…
あの後、意識が戻ると体に致命傷になってもいいほどの深い傷がいくつも付いていた…でもおかしなことに一切痛みを感じなかった、それどころか腕も片方が無くなっていて身体だって少し抉れるくらいの傷を負っていた。
その時、俺は理解した…俺自身が怪物どもに攻撃されたせいで俺自身が怪物になってしまったんだろうってね…嫌なものだよな、自分の恋人を殺した存在に自分がなってる訳だもんな…
その後俺は壊滅的な被害を負ったL社が次の周回に行った時に俺が初日に配属された、その後アダムやメイソンが来た感じだな。
そしてこの事件があったから社内恋愛は二度しないと決めた…いや、決めて"いた"って方が良いな…まぁ、それはまた後で話そう。
ひとまず、俺が言いたいことは…「自分が欲しいものは何年もかけてやっと手に入るようなものばかり、でも自分の弱さで今の環境、大切な仲間そして愛する人全てを失ってしまうんだ…そう、得る時は大変だが失ってしまう時は一瞬なんだ…今あるものを大切にしてくれ。」
[自分が死んだら苦しむ人が生まれるという事に対する謝罪]
俺はあの後アダムやメイソンを始めとした大切な仲間が沢山出来た、そしてその度に思い出すのが俺の弱さ一つで全て失ったあの事件だ…だから俺は自分が死ぬ代わりに誰かを救えるならそれでいいと思っていつも前線に立ち皆を守ろうとしてきた、俺が全て受ければ誰も苦しむ事なんてなかったんだ…そう思っていた。
ある時、俺は前線に立って敵と戦っていると回避が間に合わずに腕を一本持ってかれてしまった…あの戦いはなんとか勝っていたが回避が後少し遅ければ腕どころか首が持ってかれた可能性もあったんだ、でも俺は誰かを守れるなら…誰も苦しまないなら死んでもいいと思っていた…
その時アダムとサンチェスが言ったんだ、「無理しなくていいんだよ?」「お前ばっかり前に立たなくたって俺が代わりにやってやるからさ。」それを聞いて俺は「大丈夫、無理なんてしてないよ…ちょっとしくじっただけだからさ…」そう言って強がって平気なアピールをしてしまった…本当は辛かった、でも周りを悲しませるような事はしたくなかった…
そう思ってるとメイソンが思いっきり俺に平手打ちをしてきたんだ、驚いたよなぁ…これでもまだ包帯巻いて片腕再生してない状態なんだからその状態でこれは本当に驚いたよ。
俺はメイソンの方を見たんだ、するといつもとは違って怒りと呆れそれから…悲しみの混ざった顔をしていて目には微かに涙が浮かんでいた。
その後メイソンが声を震わせながら言ったんだよ…「なんで…なんでそんなに自分を犠牲にするの…!」それを聞かれて俺は思わず「…俺が全て受ければ皆は苦しまずに済むから…」そう言った時にメイソンが怒った感じにも似た声で言った「皆眠いを頼りにしてるんだよ!だからこそ!眠いに死んで欲しくないんでしょ!俺が全て受ければ皆は苦しまずに済む?そんな訳ないでしょ!眠いが死んだら苦しむ人がどれだけいるか分かってるの!」それを聞いて俺は初めて気づいた、皆は自分が生きていればそれでいいと思ってる訳じゃない…信頼できる仲間たちと一緒に生きていたかったんだってね…
その後に俺はこう言った「…本当に申し訳ない!俺が…俺が全て受ければ皆は苦しまずに済むなんて勝手な事を思って皆に苦しい思いをさせて本当に申し訳なかった!」そう言って謝るとメイソンが今にも泣きそうな声で言った「じゃあ…もうこんな無理をしないでよ…辛かったら私達に頼ってくれたもいいから…」それを聞いて俺はこう言ったんだ「…分かった、これからはもうこんな無理はしないよ…皆の傍にずっと居られるように必死に生きていくよ。」そう言った瞬間にメイソンは俺に抱き着いて泣き出してしまった、俺は本当に酷い事をしていたんだと実感した…
まぁ、まとめると言いたいことは「自分が苦しめば誰かが救われるって訳でもないんだ、自分だけでなく相手の気持ちも考えてやらないと誰かを幸せにすることなんてできないんだよ。」
[今まで頑張ってきた皆に向けた感謝]
さて、ここまでは俺の話が殆どだったな…実はな、俺は今でこそ仲間たちから信頼されてしっかりとした実力もある…しかし、昔は何にもわかってない弱い人間だったんだ…
じゃあ、どうやって今のようになったかって言うと…皆が必死になって頑張ってきてくれたから俺もそれに応えるために頑張ってこれたんだ…
アダムは一番最初に入ってきた職員で明るく優しい性格や持ち前のにこやかな笑顔でどんな人とも仲良くなっていたよな…あれを見て俺もこんな風に明るく優しい人になろうとした。
メイソンはアダムと同じく一番に入ってきた職員だったがアダムとは違って暗く人に心を開かない性格で話すときも少し声が小さく暗い印象だったし俺と仲悪かったよな…あの時に俺の過去の事件の事を聞いてくれて少し心が楽になったんだよ。
イエティは2日目に入った職員だけど色んなことが出来る器用な人だし無理に首を突っ込まずに傍で話を聞いてくれるから少し可哀想な気もしてたんだよな…でも、無理に首を突っ込まないで人の話をよく聞くってのも大事だって事が良く分かったよ。
サンチェスは3日目に入った職員だけど俺の初期装備を見て大爆笑してたからそれをメイソンに一蹴りで黙らせられた事もあったよな、でも話してみると結構いい人だし今では良き話し相手だったよな…愚痴を言いあったりや意見交換は本当に助かったんだよな。
フィンはあんまり会った事は無いんだけどメイソンやサンチェスがフィンの教育係になったって言ってたから聞くと今では先輩職員に混ざって敵をどんどん倒してるって聞いたんだ…俺もフィンみたいな新人に負けないように頑張ろうと思えたんだ。
だから、皆に言いたいことは…「こんな俺と今まで一緒に苦楽を共に過ごしてきてくれた皆へ…本当にありがとうございます。」
さて、ここまで長々と書いたけど…結局俺は死んだんだろうな、この本を見てる人に言いたい。
「一人でも自分を応援してくれたり好きでいてくれる人がいるならその人の為だけでも必死に頑張って出来る事を最大限にやりきるんだ。」
[本を見た後]
「…そうなんだ…眠いも頑張ってくれてたんだね…」そう言った後眠いを復活させた。
「どうだった?なんか面白いこと書いてあった?」そう聞く眠いにメイソンが言った「眠いは…今まで頑張ってくれてたよ…ありがとうね…」そう言って眠いに抱き着いて泣いてしまったメイソンを見て眠いが言った「…ありがとうな、俺達の為に頑張ってくれてさ…」そう言うと眠いはメイソンの涙が落ち着くまで頭をさすってあげていた。
END
[本の1ページ目]
目次
・過去のある事件に対する懺悔
・自分が死んだら苦しむ人が生まれるという事に対する謝罪
・今まで頑張ってきた皆に向けた感謝
[過去のある事件に対する懺悔]
俺は過去にL社で働いていた経験がある、それは皆も知ってると思うんだが実は皆と会う前の周回で俺は雇用されたことがあるんだ…
そこでは俺はデポーナと言う職員と付き合っていた、社内恋愛はやめた方が良いってのが会社の暗黙の了解だったが俺はデポーナを好きになってしまった…
そしてある日デポーナが俺の所に笑顔で走ってきた、その後こう言ったんだ…管理人!管理人![データ削除済み]!その後…あいつの体が引き裂かれて中から恐ろしい怪物が出てきたんだ、俺はそれを見てパニックになってしまった…
あの後、意識が戻ると体に致命傷になってもいいほどの深い傷がいくつも付いていた…でもおかしなことに一切痛みを感じなかった、それどころか腕も片方が無くなっていて身体だって少し抉れるくらいの傷を負っていた。
その時、俺は理解した…俺自身が怪物どもに攻撃されたせいで俺自身が怪物になってしまったんだろうってね…嫌なものだよな、自分の恋人を殺した存在に自分がなってる訳だもんな…
その後俺は壊滅的な被害を負ったL社が次の周回に行った時に俺が初日に配属された、その後アダムやメイソンが来た感じだな。
そしてこの事件があったから社内恋愛は二度しないと決めた…いや、決めて"いた"って方が良いな…まぁ、それはまた後で話そう。
ひとまず、俺が言いたいことは…「自分が欲しいものは何年もかけてやっと手に入るようなものばかり、でも自分の弱さで今の環境、大切な仲間そして愛する人全てを失ってしまうんだ…そう、得る時は大変だが失ってしまう時は一瞬なんだ…今あるものを大切にしてくれ。」
[自分が死んだら苦しむ人が生まれるという事に対する謝罪]
俺はあの後アダムやメイソンを始めとした大切な仲間が沢山出来た、そしてその度に思い出すのが俺の弱さ一つで全て失ったあの事件だ…だから俺は自分が死ぬ代わりに誰かを救えるならそれでいいと思っていつも前線に立ち皆を守ろうとしてきた、俺が全て受ければ誰も苦しむ事なんてなかったんだ…そう思っていた。
ある時、俺は前線に立って敵と戦っていると回避が間に合わずに腕を一本持ってかれてしまった…あの戦いはなんとか勝っていたが回避が後少し遅ければ腕どころか首が持ってかれた可能性もあったんだ、でも俺は誰かを守れるなら…誰も苦しまないなら死んでもいいと思っていた…
その時アダムとサンチェスが言ったんだ、「無理しなくていいんだよ?」「お前ばっかり前に立たなくたって俺が代わりにやってやるからさ。」それを聞いて俺は「大丈夫、無理なんてしてないよ…ちょっとしくじっただけだからさ…」そう言って強がって平気なアピールをしてしまった…本当は辛かった、でも周りを悲しませるような事はしたくなかった…
そう思ってるとメイソンが思いっきり俺に平手打ちをしてきたんだ、驚いたよなぁ…これでもまだ包帯巻いて片腕再生してない状態なんだからその状態でこれは本当に驚いたよ。
俺はメイソンの方を見たんだ、するといつもとは違って怒りと呆れそれから…悲しみの混ざった顔をしていて目には微かに涙が浮かんでいた。
その後メイソンが声を震わせながら言ったんだよ…「なんで…なんでそんなに自分を犠牲にするの…!」それを聞かれて俺は思わず「…俺が全て受ければ皆は苦しまずに済むから…」そう言った時にメイソンが怒った感じにも似た声で言った「皆眠いを頼りにしてるんだよ!だからこそ!眠いに死んで欲しくないんでしょ!俺が全て受ければ皆は苦しまずに済む?そんな訳ないでしょ!眠いが死んだら苦しむ人がどれだけいるか分かってるの!」それを聞いて俺は初めて気づいた、皆は自分が生きていればそれでいいと思ってる訳じゃない…信頼できる仲間たちと一緒に生きていたかったんだってね…
その後に俺はこう言った「…本当に申し訳ない!俺が…俺が全て受ければ皆は苦しまずに済むなんて勝手な事を思って皆に苦しい思いをさせて本当に申し訳なかった!」そう言って謝るとメイソンが今にも泣きそうな声で言った「じゃあ…もうこんな無理をしないでよ…辛かったら私達に頼ってくれたもいいから…」それを聞いて俺はこう言ったんだ「…分かった、これからはもうこんな無理はしないよ…皆の傍にずっと居られるように必死に生きていくよ。」そう言った瞬間にメイソンは俺に抱き着いて泣き出してしまった、俺は本当に酷い事をしていたんだと実感した…
まぁ、まとめると言いたいことは「自分が苦しめば誰かが救われるって訳でもないんだ、自分だけでなく相手の気持ちも考えてやらないと誰かを幸せにすることなんてできないんだよ。」
[今まで頑張ってきた皆に向けた感謝]
さて、ここまでは俺の話が殆どだったな…実はな、俺は今でこそ仲間たちから信頼されてしっかりとした実力もある…しかし、昔は何にもわかってない弱い人間だったんだ…
じゃあ、どうやって今のようになったかって言うと…皆が必死になって頑張ってきてくれたから俺もそれに応えるために頑張ってこれたんだ…
アダムは一番最初に入ってきた職員で明るく優しい性格や持ち前のにこやかな笑顔でどんな人とも仲良くなっていたよな…あれを見て俺もこんな風に明るく優しい人になろうとした。
メイソンはアダムと同じく一番に入ってきた職員だったがアダムとは違って暗く人に心を開かない性格で話すときも少し声が小さく暗い印象だったし俺と仲悪かったよな…あの時に俺の過去の事件の事を聞いてくれて少し心が楽になったんだよ。
イエティは2日目に入った職員だけど色んなことが出来る器用な人だし無理に首を突っ込まずに傍で話を聞いてくれるから少し可哀想な気もしてたんだよな…でも、無理に首を突っ込まないで人の話をよく聞くってのも大事だって事が良く分かったよ。
サンチェスは3日目に入った職員だけど俺の初期装備を見て大爆笑してたからそれをメイソンに一蹴りで黙らせられた事もあったよな、でも話してみると結構いい人だし今では良き話し相手だったよな…愚痴を言いあったりや意見交換は本当に助かったんだよな。
フィンはあんまり会った事は無いんだけどメイソンやサンチェスがフィンの教育係になったって言ってたから聞くと今では先輩職員に混ざって敵をどんどん倒してるって聞いたんだ…俺もフィンみたいな新人に負けないように頑張ろうと思えたんだ。
だから、皆に言いたいことは…「こんな俺と今まで一緒に苦楽を共に過ごしてきてくれた皆へ…本当にありがとうございます。」
さて、ここまで長々と書いたけど…結局俺は死んだんだろうな、この本を見てる人に言いたい。
「一人でも自分を応援してくれたり好きでいてくれる人がいるならその人の為だけでも必死に頑張って出来る事を最大限にやりきるんだ。」
[本を見た後]
「…そうなんだ…眠いも頑張ってくれてたんだね…」そう言った後眠いを復活させた。
「どうだった?なんか面白いこと書いてあった?」そう聞く眠いにメイソンが言った「眠いは…今まで頑張ってくれてたよ…ありがとうね…」そう言って眠いに抱き着いて泣いてしまったメイソンを見て眠いが言った「…ありがとうな、俺達の為に頑張ってくれてさ…」そう言うと眠いはメイソンの涙が落ち着くまで頭をさすってあげていた。
END