[歴史の階]

「ねぇ！サンチェス！これ見て！」そう言って韓国のカレンダーを見せてきたアダムにサンチェスが言った「へぇ～今週ももう終わりか…」アダムは「違うよ、今日何の日か見て！」「あ～今日はフラッグデーか。」アダムが聞いた「フラッグデーってなに？」するとサンチェスは「アメリカの星条旗ってあるだろ？1777年の今日、星条旗を正式にアメリカ合衆国の国旗と定めたんだってよ。アメリカが独立宣言を行った頃の旗にはイギリスの国旗が入っていたけど、独立戦争で戦った相手の国の国旗が旗に入っていては国民の士気に影響すると思って、ワシントンらがフィラデルフィアの旗作り職人ベッツイ・ロスに依頼し星条旗を完成させたんだよ。その後、第28代大統領ウィルソンがこの日を国民の祝日としたらしいぞ？」それを聞いてアダムは「へぇ～そうだったんだ…ってそうじゃないよ！韓国で言うキスの日が今日なんだよね！」サンチェスは「まぁ、分かってはいたけど敢えてアメリカの記念日でボケたってのはあるな。」それを聞いて「いや、そんなにすぐ思いつかないって…もしかして、準備してた？」そう聞くと「勿論、予習済みだ。」そう言って満面の笑みを見せたサンチェスに「そんなにたくさんの知識どこで手に入れてるの？」そう聞くと「いや、こんな事じゃないんだろ？なんか言いたいことあるんじゃないのか？」そう聞かれてアダムは「あ！そうだった！という事でキスしよ！」そう言ったらすぐにキスをしたサンチェスに少し驚いたアダムを見てサンチェスは「はい、やったから業務に集中しような？」そう言ってすぐにやめてしまったサンチェスにアダムは「酷いよ～」と言うと「いや、やったじゃん？」と言われ「まだ足りない！もう一回！」そう言うと「足りないってなんだよ？しょうがねぇな…」そう言ってもう一度キスをした。

「はい、これで終わり。」そう言ったサンチェスにアダムは「なんか…今日冷たいね…」そう言うとサンチェスはこう言った「そりゃぁ、しょうがないだろ？」そう言ってアダムに近づいて囁くように言った「ここじゃ見られるから、しっかり仕事出来たら部屋に帰って…な？」それを聞いてアダムは「よし！仕事やるぞ～！」そう言って急に仕事を始めたのを見て指定司書とザビエルは「アダムさんの扱い方上手いなぁ…」と心の中で思っていた。

[接待中]

「ダイスが…「最大値」えい！「最大値」おりゃあ！(相手が本になる音)よし！まあ、ざっとこんなもんでしょ！」いつにも増して出目が大きいアダムを見てサンチェスが「アダム！後ろから来てるぞ！」と言うと「回避ダイスで…「5」よっ！「4」はっ！「6」ふっ！全部避けれた！」サンチェスは「そこまでガチでやるとはなぁ…まぁ、こっちとしては嬉しい限りだ。」そう言って軽く敵を倒していた。

[接待後]

「ふぅ…今日の仕事は終わりらしいな、部屋に帰って休む事にするか…」そう言ったサンチェスにアダムは「約束は守ってね？」そう言われてサンチェスは「まぁ、頑張ってたしご褒美やらないとな。」そう言って部屋に帰っていった二人を見てザビエルは「…これが先輩達なんだなぁ…すっごいやばい人達だけど強さは確かなんだよね。」そう思って目標にすべきなのか少し悩み始めた。



END