LoRの自司書達

アダムとサンチェスが出会ってから約1年以上が経過した、仲間たちと沢山の事をして様々な苦労を共に超えて来た。
そして、アダムとサンチェスはその中で付き合い始めそして今日…大きな決断をした。

アダムが図書館の自室で料理の練習としてオムライスを作っていた時にドアがノックされサンチェスが来た、「よっ、何作ってるんだ?」そう聞くサンチェスにアダムは「オムライスの練習中、もうちょっと焼き加減を叩きこまなきゃ…」そう言っていたアダムにサンチェスは「じゃあ、部屋に居るから終わったら教えてくれ。」そう言ってサンチェスは部屋に帰って行った。
あれから少し経ちアダムは一段落した所でサンチェスの部屋に向かった、ノックをして部屋に入るとサンチェスがテールコート(燕尾服)を着ていた。
サンチェスが言った「これさ、テールコートって言う服なんだけど一般的に燕尾服って知られてる奴で夜間の正礼装の分類なんだってさ。」そう言った時にアダムは「燕尾服って言ったらダ・カーポもそうだったね、あれって夜間の正礼装なんだ。」と言ったが続けて聞いた「でもなんでそれを着てるの?これも強いEGOだったりするの?」するとサンチェスが言った「俺達結構長い事一緒に仕事してるだろ?人が死んだり自分が死んだりもした訳だし辛い事は沢山あった、でもお前はずっと笑顔で居てくれたよな。」アダムは突然の話に固まっていた、そしてサンチェスが小さな箱を出して片膝をついて言った「俺はお前の事が好きだ、結婚してください。」そう言って箱を開けた。
中には指輪が入っていてそれを見たアダムは動揺して「え、あ、え、ん?あ…ん?」とあたふたしたのを見てサンチェスは「流石にちょっと気が早かったかもな…ごめん…」そう言うとアダムは「私も!私も…好きだから…よ、よろしく、お願いします…」そう言った時顔を下に向けてしまった。
するとサンチェスは「お前の一番好きな所は笑顔なんだ、だからさ…」するとアダムはサンチェスの言葉を遮って「私もとびきりの笑顔を見せたいけど…」と言った時顔を上げてから言った「ごめんね、嬉し涙…止まらないや…」そう言って涙を流しながらも笑ってくれた。
それからサンチェスはアダムに本から作ったウェディングドレスを着て貰って789が本で用意した式場で眠いやメイソン等の仲間たちに祝われて図書館で結婚式を挙げた。

そんな事があった後にサンチェスは自室に帰り趣味の読書を始めた、少ししてからドアをノックする音が聞こえてアダムが来た。
アダムは「オムライスの納得いくやつ出来たよ!」と言って保存容器に入れて渡して来たオムライスにはケチャップで♡が書かれていた、アダムは笑顔でこう言った「一緒に食べよ!」サンチェスはそれを聞いて少し笑って言った「変わらないな、お前は。」そう言って笑顔になった。
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