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LoRの自司書達

ある日の業務中にフィンが鎮圧をしている時に同じく鎮圧に参加してた眠い達はふと思った、「フィンはなんで右目を隠してるのだろうか?」メイソンは部門が同じな為それをフィンに聞いた所「見せるつもりも話すつもりも一切ない。」と返されてしまった。

ある日サンチェスがフィンの部屋の合鍵を貰った(信頼できる仲間には合鍵を渡す事が出来る社内の規則)為深夜の寝てる時にこっそり見に行ってくると言っていた、そして今日の午前3時にサンチェスがフィンの部屋の前に着いた、「流石にこの時間なら寝てるだろ…」そう思いながらサンチェスが合鍵でフィンの部屋に入ろうとした瞬間にドアの横の壁に銃が撃たれサンチェスは思わず仰け反った。

「うおぁ!」そう言った瞬間に奥の部屋から拳銃を左手で向けてるフィンが言った「こんな時間に入り込んできたのは誰だ?」サンチェスは「サンチェスだ、色々あってお前の部屋に入る必要があったわけよ。」するとフィンは「分かった、中で話そうか。」そう言って拳銃をくるりと回して右のホルダーに入れた、おそらく利き手とは反対側で撃ったのだろう。

フィンは缶ビール一個とサンチェスにストロング缶一個を渡してから部屋の椅子に腰かけて言った「まぁ、時間はあれだが飲みながら話そうか。」フィンは蓋を開けてビールを飲んだ、サンチェスは「フィンっていつも右目隠してるだろ?あれがなんでなのか皆気になっててさ、合鍵持ってるから深夜に行ったらバレずに見れると思って来たわけなんだよね。」するとフィンは「ほ~皆そこまで気になるのか?まぁ、これ以上迷惑かからないうちにそれは話すとして、私がなんで起きてたか聞くか?」そう言ったから話を聞いてみる事にした。

「私はさっきまでちょっとした計算とかをやってて、それが思ったより長引いたからこんな時間まで起きてるって感じだな。」サンチェスはそれを聞いて「なんの計算だったんだ?」と聞くと「ハマってるゲームのガチャ排出率から目当てのキャラの排出確立とそれに必要な石の数と石集めの効率的なルートだな。」サンチェスは「お前よく今まで頑張ったな…お疲れ様。」そう言った時フィンが「さて、本題だが…私の目についてでいいな?」サンチェスは頷いた時にフィンは後ろを向いて髪をかき上げた、「この顔を見たら大体理由は分かるだろうな、心の準備は良いな?」そう言って振り返ったフィンの右目は…義眼だった、明らかに目としては機能していない為見た目だけなのだろう。

フィンは言った「実は過去の仕事で片目を失っててさ、一時期眼帯だったけど動いたりする時邪魔だから髪で隠してるんだよ、それにこの髪は絶対にずれないようにある程度ワックスで固めたりしてるから根元から曲げないと目は見えない。」それを聞いた時サンチェスは「だから隠してたのか…でも、義眼ぐらいどうって事ないと思わないか?」するとフィンが笑いながら言った「ふっ、何も義眼を隠してるって訳じゃないんだよ?その先、義眼の裏側が問題なんだよ…」するとフィンはサンチェスを真っすぐ見てハッキリと言った「お前は見る覚悟があるか?生半可な気持ちだと死ぬぞ?」するとサンチェスは「覚悟ならあるさ、やばくなったら撃ち殺してくれ。」そう言うとフィンは「なら見せるが…その前に、私の義眼は少々特殊である薬品を吹きかけると少しの間透明になるってやつでさ。」そう言って出したのはヨウ素液とかかれた目薬だった、フィンはそれを目に入れてからサンチェスの方を向いた。

サンチェスは驚きのあまり声も出なかった、するとフィンは「見えてるか?そうだ、私の目は失ったと言うより融けたの方が正しいな。」フィンの目があるべき場所には赤黒い液体が並々と入っていて頭を揺らすと液体も波打った、サンチェスは「どうなってるんだこれ…!」そう言うとフィンが「昔の仕事ってのが被験者の捕獲だったんだよ、それで依頼を受けて
指定された所についたら突然何かに殴られて気が付いたら実験台に縛り付けられててその後から記憶はないな…気づいた時には義眼がハマっててヨウ素液と一緒にあったメモに「協力感謝する!お前の報酬はそこのバッグに入ってるぞ!後、義眼が入ってると思うけど取らないようにするのとヨウ素液で透明化出来るから試しに見ておいてね~早いうちに慣れますように、お疲れ!」ってメモがあった。」サンチェスはそれを聞いて「これはまぁまぁ残酷な話だなぁ…そりゃ隠したくもなるな…」するとフィンは「まぁ、これはお前だけに言ったけど周りには「古傷を隠してる」って伝えてくれ。下手に事を大きくするつもりは無い。」そう言って缶ビールを一気飲みした後にまたベットに戻ったフィンはサンチェスに言った「そういえば、私の拳銃だが左手だったから外したけどあれ利き手なら撃ち殺せてたぞ?次は死ぬかもしれないからノックぐらいはして欲しい。」と言って寝てしまった、サンチェスは部屋を出て鍵をかけて部屋を後にした。

後日、サンチェスは古傷を隠していると言う趣旨でごまかす事に成功した為これ以降何も言われることは無かった。



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