ある日666がふと言った、「789はもう元の話し方戻った？」そう聞くと789は「ぉ私は！だいぶ戻ったと…自白する、戻ってないな…」そう言って下を向いた789に666は「まぁ、かなり長い事俺の中にいたからそりゃその話し方が定着するよなぁ…」その時789が言った「なぁ、少し練習手伝ってくれないか？会話して慣れていかないと無理そうだから数こなさねぇと…」666は789の手伝いをする事にした。

「666の部屋」

666は「よし、挨拶とか日常会話から始めようか。」そう言っておはようございますと789に言うと「おはよう。」と返されて666は「あ、説明が悪かった、繰り返して欲しかったんだ。」789は「おけ、おはようございます。」と言った、次にこんにちわとこんばんわもやって少し丁寧な言葉遣いで教えていた時789が言った、「これ丁寧な言葉遣いにすればいいのか？」666は「いや、俺も良く分からないけど少なくとも女性が「なんとかでいいのか？」とか「なんとかな訳ねぇだろ？」とか言わないかなぁ…ってイメージ」すると789は「うーん…まぁ、世間一般だとそうなんかな？…あ、こう言う事言ってんだな…」666は頭を抱えて「これさ、もうそのままでいいんじゃないか？下手に変えても別に変んねぇよ…789は789のままで良いと思う。」すると789は「え？いや…だって普通に話してる人の方が良いかなって…」と言うと666が「仮に789が普通の女性みたいに話してても今みたいな話し方でも俺は気にしないよ？人それぞれの個性がある訳だからその個性を尊重して理解してあげなきゃいけなんだよ。」そう言うと789は「じゃあ、私がこんな話し方でも良いのか？」と聞いた為666は「いいよ？だけど…せめて一人称は安定させてね？誤解招きやすいから。」789は「分かった、とりあえず私で固定させるように努力するよ。」と言っていた。

それから数日たったある日789が話しかけてきた「666？ちょっといい？」666は話を聞きに行くと「私の方の仕事が終わったから666の仕事手伝いに来たんだよね。」666は手伝ってもらう事にすると「分かった、私はこっち側やるからあっちはやってね？」と言われて666はついに「あのさ…どうした？何があったんだよこの数日で…」と聞くと789が「あの後ちょっと練習もしてみたんだよね、昔よりは女性っぽくなったと思わない？」すると666は「いや、そうだけど…違和感ヤバいって、なんか落ち着かない。」すると789は「え？そうなの？…なら、いつも通りの話し方にするか…ほら、仕事進めるぞ？」それを聞いて666は「それでこそ789だ、仕事終わらせるか！」そう言って作業を始めた。



END