ストレンジ体験記
※主人公の名前を変更できます。
子供嫌いな女子高生「あかり」は自称魔女の変人少女「ルリ」に懐かれ、星空に似た奇妙な場所、「夢空間」へと連れられる。そこで出会った迷子の子供「ストラ」は自分のことも世間のことも何ひとつ知らない変わり者だった。あかりは彼をもといた場所に帰そうと奮闘するが……
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夢小説設定
目次
1 近所のおかしな子
16歳の少女、片町燈(かたまちあかり)は、夏休み中、母の命令で近所に住む「望月」さんの家に滞在することになった。望月家の10歳の長女ルリはあかりを自室に呼び、魔法の「ラピスラズリの杖」を使いたいと話す。どうせ子供のままごと遊びだろうと軽い気持ちで了承したあかりだったが……続きを読む
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2 夢空間
あかりが連れてこられたのは、どちらを向いても星空が広がっている宇宙のような空間だった。ルリ曰く、この場所は「夢空間」といい、他人の夢に干渉できるところなのだという。わけもわからず、一刻も早く帰りたいと願うあかりだったが、そんな中、ある夢の中で小さな男の子と出会う。続きを読む
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3 佑雲の祖母
子供の名前は「ストラ」といい、「虹の国」という場所から来たという。ストラは奇妙な言動をくりかえすばかりで一般常識が通じず、おまけにあかりたち以外の人間には見えない。どうしたものかと悩むあかりに、ルリは「佑雲(ゆくも)」に住んでいるという自分の祖母に訊きに行こうと提案する。続きを読む
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4 ストラと虹の国
ルリの祖母、千草(ちぐさ)は、ストラを「虹の国」に帰そうとしてくれたが、ストラが正門から出ていないことを理由に入国を拒否されてしまう。千草は、ストラがこのまま虹の国に帰れないと記憶を失い消滅してしまうと話す。続きを読む
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5 ラピスラズリの木
厄介者のストラを疎んじていたあかりだったが、彼が消滅の危機にあることを知り、責任を持って彼を帰そうと決意する。ルリは夢空間の「ラピスラズリの木」を訪ねればヒントを得られるかもしれないと提案し、あかりは千草を説得して再び夢空間へ行く許可を得る。紆余曲折あってようやくラピスラズリの木へ辿りついた一同は、突然「誰かの夢」の中へと吸いこまれる。そこにはあかりのクラスメイトである男子高生、神崎遥(かんざきはるか)がいた。続きを読む
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6 隔絶
夢空間の出口の先にあったのは、なんとルリの自室だった。鋭気回復のため休憩を申しでたルリに付き添い、あかりは久しぶりに平穏な一時を過ごす。やがて、ストラが覚えたての折り紙作品をあかりにくれようとするが、なぜか折り紙はあかりの手に渡らず、床へと落下してしまう。ストラは何度も折り紙を拾おうとするが、紙は彼の手をすり抜けてしまう。驚いたあかりは彼に触れようとしたが、どれだけ手を伸ばしてもそこに肌の感触は得られなかった。続きを読む
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7 夢と、現実と
あかりとルリは、ようやく出発点である千草の家へと帰りつくことができた。千草の家は何も変わっておらず、そこには穏やかな日常があった。しかしただひとり、この家にいたはずの人物がいない。あかりは彼のいない寂しさと、彼に真剣に向きあえなかった罪悪感に苛まれ、千草のもとを去ることを決意する。
わびしい帰り道の中、ルリはあかりに謝罪し、あかりを夢空間に導いた理由について、ある話をする。それは、あかり自身も忘れていた、とある過去の話だった。続きを読む
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8 あの子の名前
すべてから解放されて帰宅したあかりは、自分のスマホに見知らぬアカウントからメッセージが入っていることに気がつく。それは、夢で会ったきりのクラスメイト、神崎遥からのものだった。彼に促されるまま学校の教室に赴いたあかりは、神崎からある一枚の写真を見せられる。続きを読む
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