6 隔絶

夢空間の出口の先にあったのは、なんとルリの自室だった。鋭気回復のため休憩を申しでたルリに付き添い、あかりは久しぶりに平穏な一時を過ごす。やがて、ストラが覚えたての折り紙作品をあかりにくれようとするが、なぜか折り紙はあかりの手に渡らず、床へと落下してしまう。ストラは何度も折り紙を拾おうとするが、紙は彼の手をすり抜けてしまう。驚いたあかりは彼に触れようとしたが、どれだけ手を伸ばしてもそこに肌の感触は得られなかった。

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