7 夢と、現実と

あかりとルリは、ようやく出発点である千草の家へと帰りつくことができた。千草の家は何も変わっておらず、そこには穏やかな日常があった。しかしただひとり、この家にいたはずの人物がいない。あかりは彼のいない寂しさと、彼に真剣に向きあえなかった罪悪感に苛まれ、千草のもとを去ることを決意する。
わびしい帰り道の中、ルリはあかりに謝罪し、あかりを夢空間に導いた理由について、ある話をする。それは、あかり自身も忘れていた、とある過去の話だった。

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