ずっと前から
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「好きです!付き合ってください!!」
はいはい。
何回練習すんねんそれ。
ありがとう!って去ってくお前見送るの何回目や。
もう流石の俺も慣れたわ。
最初の方はホンマや思って赤なってたしそれ財前に見られてしばらく笑われてたし。
白石にも笑われたな、アレ練習やでって。
「はぁーあ…」
「またっスか」
「うっさいわ」
またお前か財前。
お前も最近笑わんようになったな??
もう飽きたやろ
「…飽きないっスねなずな先輩も」
「何で俺やねん」
「からかいやすいから」
「一回お前黙れ」
…まぁせやろな。
白石には同級生とはいえ気使うやろし、小石川は知っとるかすら怪しい、銀は多分違うし、財前は以ての外。金太郎は論外。あのラブルスも論外。
オサムちゃんでええやないか練習台!!!!
…いや、でも誤解招いたら大変か……。
俺しかおらんやないか消去法か!!!
「……アンタから言えば終わる話とちゃうんすか」
「な……」
「…気づかんと思います?というか謙也さん以外みんな知ってますけど。」
えぇぇぇ……
「次決めてくださいよ」
「無茶言うなや」
ちゃうねん。
ほんまにただの練習やった場合俺はフラれる訳や。
メンタル持つわけないやろマネージャーやから部活で顔合わすし。
…こんな自分が情けないヘタレやなんて気づかんかったわ。
あいつに惚れるまで。
「じゃあ俺がもらうんで」
「お前それ冗談でもキレるで」
「っはー怖い怖い。ほんならちゃっちゃと決めてくださいよ、いつまでもうじうじすんなヘタレ」
…いや、お前俺にとっての何ポジションやねん。
正論やけどな。
「あーーー!!謙也ーーー!」
「うげっ」
でた張本人。
「なぁ今日も!な!」
「あーはいはい」
「今日で最後にするから!付き合うてや!」
は?最後??
「ほな、」
「ま、待ってくれなずな」
「ん??」
言え、言え俺。
「俺も…その、」
「…?…あ、謙也も練習する???」
「は?」
「ええよ!たまには付き合ったらんとな!」
なんでや。
何でこうなったんや。
……いや、逆にチャンスちゃうか。
練習のつもりで言って、本当でしたー!
ってパターン…
それや。よし。
「……俺は」
「うん」
「…俺は、お前の事が好きや。…付き合ってくれ」
練習のつもりとはいえ好きなんて言葉を口にするのは流石に緊張するし恥ずかしい。
なずなの反応を伺っていると、徐々に顔が赤くなるなずな。
ま、待て。落ち着け俺。
「私も。」
「……なずな?」
「謙也のこと好きなんや、私」
見たことないくらい赤い顔して、俺の目見てなずなは言った。
「…どっ、どうせそれも練習やろ、」
「…残念ながら、これは練習ちゃうよ。謙也は練習やろうけどな」
まっ…じで……?
じゃ、告白頑張りやー、ってなずなは足早に俺の前から去ろうとした。
"謙也のこと好きなんや"
って言うたよな。
残念ながら、って言った時のあいつの眉が微妙に下がってた…気がする。
流石に俺でもわかる。自惚れとちゃう。
「待てなずな!」
「何、女の子待たせてるんとちゃうの?…私なんか、捕まえとる場合と…」
「…ちゃう、俺もな…練習とちゃうねん」
「!!…ま…待って謙也、それ…さ…」
何も言わず俺が頷くと、なずなも何も言わずに俺に抱きついた。
…え?
いやいやいや抱きついたちゃうわ。
どどどどうしよ、抱きしめ返したらええんか?
なんて焦ってると、俺に抱きついたなずなが少し震えているのがわかった…とともにかすかに聞こえるすすり泣く声。
「…なずな……?」
「…私な、ずっとな、練習のつもりやったら謙也に好きって言えるかなって、ずっと練習やって言ってたんや」
「…!」
「謙也が、私に好きって言ってくれたん、めっちゃ嬉しかった」
あかん
無理や無理
「ほんでな……ちょっ、待って謙也苦しいで流石に…」
「あかんて…可愛すぎるやろお前な…」
「なっ…何言うてるん……もー…」
かっわいいほんまで…
侑士なら今晩抱いてるわ。絶対抱いてる。
よかったヘタレで。時間かかったけどな。
「……好きや、なずな」
「んー、ごめん私吉○家派」
「そのボケ今いらん!!!!!」
「…ボケとらんと恥ずかしくて爆発するわ私」
「お前なぁ…」
「だから苦しいわ!」
↓
↓
↓
〜その後〜
「聞け財前!!!」
「全部見てましたしなんなら録画してますけどカメラで」
「待て」
「部長ー、ちょうど今日雨ですしええもん見ません?」
「なんや財前ええもんって」
「これなんですけど」
「…よーし、視聴覚室行くでみんな」
「何見るんー?白石」
「恋愛ムービーや」
「恋愛やて、小春♡」
「いやん、いつ隠し撮りしたん?♡」
「いや、先輩らちゃいますよ」
「だから待て財前!!!」
→あとがき。
はいはい。
何回練習すんねんそれ。
ありがとう!って去ってくお前見送るの何回目や。
もう流石の俺も慣れたわ。
最初の方はホンマや思って赤なってたしそれ財前に見られてしばらく笑われてたし。
白石にも笑われたな、アレ練習やでって。
「はぁーあ…」
「またっスか」
「うっさいわ」
またお前か財前。
お前も最近笑わんようになったな??
もう飽きたやろ
「…飽きないっスねなずな先輩も」
「何で俺やねん」
「からかいやすいから」
「一回お前黙れ」
…まぁせやろな。
白石には同級生とはいえ気使うやろし、小石川は知っとるかすら怪しい、銀は多分違うし、財前は以ての外。金太郎は論外。あのラブルスも論外。
オサムちゃんでええやないか練習台!!!!
…いや、でも誤解招いたら大変か……。
俺しかおらんやないか消去法か!!!
「……アンタから言えば終わる話とちゃうんすか」
「な……」
「…気づかんと思います?というか謙也さん以外みんな知ってますけど。」
えぇぇぇ……
「次決めてくださいよ」
「無茶言うなや」
ちゃうねん。
ほんまにただの練習やった場合俺はフラれる訳や。
メンタル持つわけないやろマネージャーやから部活で顔合わすし。
…こんな自分が情けないヘタレやなんて気づかんかったわ。
あいつに惚れるまで。
「じゃあ俺がもらうんで」
「お前それ冗談でもキレるで」
「っはー怖い怖い。ほんならちゃっちゃと決めてくださいよ、いつまでもうじうじすんなヘタレ」
…いや、お前俺にとっての何ポジションやねん。
正論やけどな。
「あーーー!!謙也ーーー!」
「うげっ」
でた張本人。
「なぁ今日も!な!」
「あーはいはい」
「今日で最後にするから!付き合うてや!」
は?最後??
「ほな、」
「ま、待ってくれなずな」
「ん??」
言え、言え俺。
「俺も…その、」
「…?…あ、謙也も練習する???」
「は?」
「ええよ!たまには付き合ったらんとな!」
なんでや。
何でこうなったんや。
……いや、逆にチャンスちゃうか。
練習のつもりで言って、本当でしたー!
ってパターン…
それや。よし。
「……俺は」
「うん」
「…俺は、お前の事が好きや。…付き合ってくれ」
練習のつもりとはいえ好きなんて言葉を口にするのは流石に緊張するし恥ずかしい。
なずなの反応を伺っていると、徐々に顔が赤くなるなずな。
ま、待て。落ち着け俺。
「私も。」
「……なずな?」
「謙也のこと好きなんや、私」
見たことないくらい赤い顔して、俺の目見てなずなは言った。
「…どっ、どうせそれも練習やろ、」
「…残念ながら、これは練習ちゃうよ。謙也は練習やろうけどな」
まっ…じで……?
じゃ、告白頑張りやー、ってなずなは足早に俺の前から去ろうとした。
"謙也のこと好きなんや"
って言うたよな。
残念ながら、って言った時のあいつの眉が微妙に下がってた…気がする。
流石に俺でもわかる。自惚れとちゃう。
「待てなずな!」
「何、女の子待たせてるんとちゃうの?…私なんか、捕まえとる場合と…」
「…ちゃう、俺もな…練習とちゃうねん」
「!!…ま…待って謙也、それ…さ…」
何も言わず俺が頷くと、なずなも何も言わずに俺に抱きついた。
…え?
いやいやいや抱きついたちゃうわ。
どどどどうしよ、抱きしめ返したらええんか?
なんて焦ってると、俺に抱きついたなずなが少し震えているのがわかった…とともにかすかに聞こえるすすり泣く声。
「…なずな……?」
「…私な、ずっとな、練習のつもりやったら謙也に好きって言えるかなって、ずっと練習やって言ってたんや」
「…!」
「謙也が、私に好きって言ってくれたん、めっちゃ嬉しかった」
あかん
無理や無理
「ほんでな……ちょっ、待って謙也苦しいで流石に…」
「あかんて…可愛すぎるやろお前な…」
「なっ…何言うてるん……もー…」
かっわいいほんまで…
侑士なら今晩抱いてるわ。絶対抱いてる。
よかったヘタレで。時間かかったけどな。
「……好きや、なずな」
「んー、ごめん私吉○家派」
「そのボケ今いらん!!!!!」
「…ボケとらんと恥ずかしくて爆発するわ私」
「お前なぁ…」
「だから苦しいわ!」
↓
↓
↓
〜その後〜
「聞け財前!!!」
「全部見てましたしなんなら録画してますけどカメラで」
「待て」
「部長ー、ちょうど今日雨ですしええもん見ません?」
「なんや財前ええもんって」
「これなんですけど」
「…よーし、視聴覚室行くでみんな」
「何見るんー?白石」
「恋愛ムービーや」
「恋愛やて、小春♡」
「いやん、いつ隠し撮りしたん?♡」
「いや、先輩らちゃいますよ」
「だから待て財前!!!」
→あとがき。