4章「Truth of Emperor」

「あなたが止めるなら…私はあなたを超えてみせる!クラウンドロップ!」
アクアは早く決着をつけようとスキル「クラウンドロップ」を使い、ミサキの攻撃力を上げる。

「アクア…大丈夫なの?」
「ええ、大丈夫よ…クリスタルウェーブ!」
心配するミサキにアクアは答え、スキル「クリスタルウェーブ」をエレキにお見舞いした。

早く決着をつけた後、アクアはエレキに手を差し伸べる。
「アクア…」
エレキはアクアの手を取り、起き上がった。そして、エレキは一呼吸おいて話し始めた。

「あたし達エーテルは平和に暮らしてたの。でも、ちょっと前にアビスが来てから…ニンゲンを狙うようになったの。エーテルのみんなも本当はニンゲンを襲いたくなかったんだよ?皇帝陛下もきっと…お願い、アビスを止めて!」
「アビス…?」
ブレイズが聞き返す。エレキはこう答えた。
「どこから来たかわかんないけど…エーテルのナンバー2になったエレメントだよ。エレメントなのかわかんないけど…」
その時、エレキのスマホに着信が鳴った。

「もしもし…リド?うん、こっちに迎えに来て」
通話を切ると、エレキはハナ達に言った。
「もうすぐお仕事だから、もう行かなきゃ…アクア、がんばってね」
そう言うとエレキは走って行った。

「これで…3人だよな?」
ブレイズがハナに聞く。
「うん、後は皇帝クリムゾンだけだね」
「皇帝クリムゾンかぁ…一緒にバーベキューできたらいいなぁ」
「わたしはサインが欲しいです」
すっかりいつも通りの様子に戻ったアースとハルに呆れるフウト。
「おい、今からエーテルの本拠地に行くんだぞ…そんなことするわけないだろ」
「私からしてみたら、ハルとアースは少しくらいお気楽な方がいいわ」
アクアが冷静にハルとアースのフォローをする。

「ねぇ、アクアは…怖くないの?」
「ミサキ…私は大丈夫よ。エレキにも背中を押してもらえたし」
心配するミサキを安堵させるように言うアクア。そして、みんなにも言った。
「みんな、後は皇帝クリムゾンよ。行きましょう!」
「よっしゃ!あいつがどんなヤツか見てやろうぜ!」
ダイチがガッツポーズをし、ハナ達についていく。

フレイアはこう呟いた。
「皇帝クリムゾンが本当にあの人だったら、色々問いたださないと…!」
そう言ってから、フレイアはハナ達の後を追いかけた。
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