4章「Truth of Emperor」

「お前ら…また会ったな」
ティエラの郊外を歩いていると、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「エメ…!」
アクアが彼の名を呼ぶと、エメが一呼吸おいてから言った。

「お前…なんでニンゲンと一緒にいるんだ?」
「あなた達は最近度が過ぎるわ。もともとエーテルはそんな組織じゃなかったわ」
エメとアクアが話しているところに、ダイチとアースも言った。
「また悪いこと考えてるんじゃないよな?」
「前とおんなじことはさせないよ!」
「…今回は違うんだよ」
エメは溜め息をつきながら言う。
「俺がここに来たのは…裏切り者を始末できる絶好のチャンスだと思ったんだ!」
「裏切ったのはどっちなのかしら?」
「ちょ…ちょっと、アクア!」
口論しそうになるアクアを止めるミサキ。エメは睨みつけた。
「お前ら…始末してやる!」

★バトル時の攻略方法★
エメは素早さは低いが、攻撃力は高い。
先制攻撃を狙おう。

(都合により、戦闘シーンはカットさせていただきます)

エメはハルの魔法攻撃により、安易に撃破された。
「鉄壁バリアは物理攻撃の無効化…だったな」
フウトが眼鏡をくいっと上げながら言う。横にいるハルはエメの様子を見ながら言う。
「鉄壁バリアを使われても、魔法スキルを使われたら意味ないんですね」
その時、エメが起き上がる。
「皇帝陛下があんな命令を下すわけがない…!悪いのは皇帝陛下の横にいる、あいつだ…!」
「…私も何となくおかしい気がしていたわ」
エメの話を聞いたアクアは、少し溜め息をつく。

エメは話を続けた。
「俺達はただ平穏に過ごしていたんだ…でも、あいつが来てから変わったんだ……!」
「…アビスのことね」
アクアにはエーテルの変化の原因に心当たりがあった。フレイアも聞いた。
「ねぇ、あなたの言う皇帝陛下って…皇帝クリムゾンのこと?」
「ああ、そうだ」
エメの言葉に、フレイアが聞く。
「ねぇ、皇帝クリムゾンの本名はわかる?」
「母ちゃん!?」
前のめりになって聞く母を止めるブレイズ。それを見て、エメは言った。
「本名まではわからないが…妻と息子がいるという話を聞いたことがある。まさか…」
言おうとして、エメが別のことを話した。
「…いや、俺はエーテルのアジトに戻る。またな」

エメが去った後、ダイチが言った。
「エーテルとの戦いはもっとややこしいことになりそうだな…」
「エメはブレイズ達について何か気付いていたようね」
アクアが先程のエメが何を言おうとしていたのかを思い出す。
「アクア…エーテルと戦うことになるけど大丈夫なの?」
アースが心配そうに尋ねる。アクアは少し笑顔になって言う。
「ええ…大丈夫よ」
「まさか…エーテルに友達がいるの?」
ミサキはアクアが作り笑いをしているのに気付いて、声をかける。

「そのまさかになるかもしれないな…」
フウトが心配そうに言う。ハルも心配そうに言う。
「エメは何か知ってるみたいでした…」
「母ちゃんは心配そうだけど大丈夫なのかな?」
ブレイズも母のことを心配する。ハナはみんなを牽引しようといった。
「後はエレキだけだね。よし、ヒカグラに行こう!」
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