FF7BC
◼️おねえちゃん
「本部より各局。ただいまより無線のチェックを行います」
そうアナウンスを行い、各局へ個別に発信をする。
ツォンさんOK、先輩たちOK…とベースステーションシステムの前に座ったイリーナは、一覧表にチェックを入れていく。
次は、D局。
久しぶりに話す相手、そして一緒に仕事をしたいななんて、ちょっとだけ思っていた相手だ。
イリーナは、コマンドマイクを握り直す。
送話ボタンをぐっと押し込む。
「こちらイリーナ。姉さん、感度はどう?」
『こちらデルタ、感明よし。おくれ。』
姉からの返答は、軍事学校で嫌という程叩き込まれた規則に則ったものだった。
「…こちら本部。感明よし、おわり。」
あくまで業務連絡。
お仕事だから、まあそうだよね。
そう思いながら無線を切ったのと同時に、携帯が震えてメールの受信を知らせる。
別の局、姉と同じく非公開で行動をするタークス達の無線状態の点検を行いながら、イリーナは通知画面を見る。
“イリーナ、がんばれ。すごくかっこいいよ。”
思わず顔がほころぶ。
お姉ちゃんからのメール、あとで画像保存しよう。
コマンドマイクを握り直して、送話ボタンを押す。
「こちら本部。
各局、ただいまより時刻規制を実施します。
時、0745。
30秒前…5、4、3、2、1、今、1、2、3。
時0745、時刻規制終わります。
0830を以って行動を開始してください。おわり。」
送話を終えて、コマンドマイクを置く。
よし、がんばるぞ!
「本部より各局。ただいまより無線のチェックを行います」
そうアナウンスを行い、各局へ個別に発信をする。
ツォンさんOK、先輩たちOK…とベースステーションシステムの前に座ったイリーナは、一覧表にチェックを入れていく。
次は、D局。
久しぶりに話す相手、そして一緒に仕事をしたいななんて、ちょっとだけ思っていた相手だ。
イリーナは、コマンドマイクを握り直す。
送話ボタンをぐっと押し込む。
「こちらイリーナ。姉さん、感度はどう?」
『こちらデルタ、感明よし。おくれ。』
姉からの返答は、軍事学校で嫌という程叩き込まれた規則に則ったものだった。
「…こちら本部。感明よし、おわり。」
あくまで業務連絡。
お仕事だから、まあそうだよね。
そう思いながら無線を切ったのと同時に、携帯が震えてメールの受信を知らせる。
別の局、姉と同じく非公開で行動をするタークス達の無線状態の点検を行いながら、イリーナは通知画面を見る。
“イリーナ、がんばれ。すごくかっこいいよ。”
思わず顔がほころぶ。
お姉ちゃんからのメール、あとで画像保存しよう。
コマンドマイクを握り直して、送話ボタンを押す。
「こちら本部。
各局、ただいまより時刻規制を実施します。
時、0745。
30秒前…5、4、3、2、1、今、1、2、3。
時0745、時刻規制終わります。
0830を以って行動を開始してください。おわり。」
送話を終えて、コマンドマイクを置く。
よし、がんばるぞ!