<割烹 春一>





白「疲れた」ぐたっ

朱禅「お前にもそんな概念あったんだな」




粋「いやー 今日さ
芝居小屋の客で変なのいてさ
ヤジつーかもう罵詈雑言よ。
他の客もみてらんねーし警備は凪ぎ倒すしで、 最終的にしゃーなく兄貴が舞台放棄でボッコボコに
ひな「それ相手生きてるんですか？」



白「安心しろ 燃やして無いから」むう。

庵「燃やさなかったらいいって問題でも無いような」


白「あのな。実はな」

一同「？」



白「何かしようとしてる時に横から邪魔されるのが一番嫌いだ」目くわっ

ひな「でしょうねえ。」
朱禅「邪魔する奴は片っ端からミンチにしそうだよな」うんうん


粋「兄貴のイメージ凄えな。」

白「ミンチにはしない。そこのバカラスじゃあるまいし

焼肉だ焼肉。」

彬羽「俺がいつ何をミンチにした。」

ひな「あの 食べ物屋でそれはやめてください」


白「て、事で
やろうと思えばいつでも火葬できたのに我慢するのに疲れた。
ストレスたまった甘いのおまかせで頼む」机にべたっ

ひな「はーい。甘いのお任せですね
我慢が相当苦手なんですねえ」



彬羽「言っとくが ほんの数年前まで完全に野生で生きてた動物だからなそいつ

よく数年で待てが出来るようになったもんだ」


白「ああ。やっぱ注文焼き鳥にするか。」ぎろん。
彬羽「はあ？本当の事だろうが？」イラッ





庵「店内でケンカしたら出刃飛んでくるけど？」

白・彬羽「やめとくか。しょうもない」




ひな「よし。効果てきめん」にこにこ
粋「それ客商売としてどうよ？」

朱禅「安心しろ。刃物の投げ方なら 某服部半蔵にしっかり習ってある」どやっ
粋「Σ何してんだ あのヤンキー忍者！！」


彬羽「まあ、 どっちみち投げるなら危険は少ない方がいいんじゃねえか。
とな 」目そらし

粋「Σお前かレクチャー頼んだの！！
つか店主が刃物投げるのとめる方にもってけよ！」
庵「それが出来たらやってるての。」



白「・・」うとうと。

ひな「あ。凄い
この騒ぎの中寝かけてますよ」


粋「あーそれ。
その騒ぎで相手にネックハンギングツリーかまして振り回して泣かした後に
彬羽「おい。そっちはいいのか」

粋「あれはしゃーねえ。兄貴だし

その後俺の稽古もしっかりつけてくれたもんで
マジで疲れてんだと思うな」




一同(・・お兄ちゃん )じーん。


白「なんか寒気した」はっ




ひな「おはようございます。
店主より サービスです」大皿どん！

白「？？？」





彬羽「おい。売りあげ大丈夫なのか」

朱禅「義理と人情はかりにかけりゃーて奴だよ」ふっ
庵(義理どこ？)




白「よし。ちょっと寝てから帰るか」机に突っ伏し

朱禅「Σえ。ちょっ そこで寝られると今から客多くなんだけど」
ひな「人情人情」肩ぽん。


粋「あのー。兄貴？仮にも有名人なんだからその辺で寝てると悪戯されたりすんじゃ」



白「ぐう」

一同「Σはやあっ！！」





庵「大丈夫。
変なの来たら 殴り倒すから。」うでまくりっ

粋「ありがてえけど私怨ぱねえよ

この店こんなしか居ないのかよ」