SSS

プログラム

2026/01/14 21:31
ヨミエルがフシギな模様のカップを使ってコーヒーを飲もうとしている。フシギなのは模様だけではない。先ほどから口元に持ってきているのだが、なかなか飲もうとしないのだ。どうしたのだろうかと問いかけたら「このプログラムだと飲むコトができないんだ」と返ってきた。それならば仕方ない。プログラムは偉大だとヨミエルがいつも言っていたのだ。そういうコトもあるだろう。そう思っていると、ヨミエルはため息をついてカップを置き、新聞を読み始めた。どうやら後回しにしたらしい。私はアタマ、カラダ、アシと毛づくろいを済ますと、ベッドに入りひと眠りすることにした。起きるころには、あのコーヒーはなくなっているのだろう。プログラムは倒されるにちがいない。何せ、カレは優秀なシステムエンジニアなのだから。そう考えながら、私はそっと目を閉じた。

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