SSS
小さい頃の思い出は
2023/03/27 21:42「シセルさん、聞いてくださいッ!実はボク、兄弟がいたんですッ」
「それは…おどろかないな(小犬クンにいるのならば、この私にもいたのかもしれない)」
「あれそうですか。じゃあアレですか?とても仲がよかったとか」
そう言うと、ミサイルは耳をペタンと寝かせた。どうやら気を使ってくれているらしい。
私はカラダにシッポを巻き付け座ると、昔を思い出そうと目を細めた。子ネコの頃のコトは遠いキオクだ。
「…そこまでは覚えていない。気づいたらひとりぼっちだったからな。きっとどこかで気ままに暮らしているか…私と同じように大切な者と暮らしているのだろう」
「へぇ、そうなんですか」
私の答えを聞くと、小犬クンのカオがパッと明るくなる。
「じゃあ今度、ボクの兄弟を紹介しますね!」
「ああ。アンタと兄弟たちの共通点を見つけるのも悪くないな」
キゲンよく飛びかかってくるミサイルをいなして、毛づくろいを始める。運命の出会いは、生まれた瞬間からと言う場合もあるかもしれない。
「それは…おどろかないな(小犬クンにいるのならば、この私にもいたのかもしれない)」
「あれそうですか。じゃあアレですか?とても仲がよかったとか」
そう言うと、ミサイルは耳をペタンと寝かせた。どうやら気を使ってくれているらしい。
私はカラダにシッポを巻き付け座ると、昔を思い出そうと目を細めた。子ネコの頃のコトは遠いキオクだ。
「…そこまでは覚えていない。気づいたらひとりぼっちだったからな。きっとどこかで気ままに暮らしているか…私と同じように大切な者と暮らしているのだろう」
「へぇ、そうなんですか」
私の答えを聞くと、小犬クンのカオがパッと明るくなる。
「じゃあ今度、ボクの兄弟を紹介しますね!」
「ああ。アンタと兄弟たちの共通点を見つけるのも悪くないな」
キゲンよく飛びかかってくるミサイルをいなして、毛づくろいを始める。運命の出会いは、生まれた瞬間からと言う場合もあるかもしれない。