SSS

お気に入りの

2026/08/07 23:19
「ダレにだって譲れないモノはある。主義主張だったり、ルーティンだったり、さまざまだ」
「小さい頃のキミは、お気に入りのオモチャを離さなかったな。唸ってタイヘンだったよ」
「それは…あまりにもエモノに似ていたからだ。取られたくなくて必死だったのを覚えている」
「シッポをパンパンにふくらませていたな。思わず笑ってしまったよ。あの頃のオレとしては久しぶりで、助けられたキブンだった。結局、オヤツと引き換えだったかな」
「ああ。今はアレほど必死にならないな。キミは私の欲しいモノを与えてくれる。それで満足だ」

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