攻防
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「あ……黒尾くん!
私、持ちますから……」
「あー、いいって。
これ、女の子には持たせられる重さじゃないし。」
バドミントンのラケットが大量に入った籠を手に体育倉庫に向かって歩く俺の周りをあたふたとしながら着いてくる神谷。
その姿があまりにも可愛らしくて、体育館の中をぐるぐると回り続けたいと思ってしまう。
「だ、大丈夫です!
身体だけは丈夫なんで、これくらい持てますから!!」
「まーまー、そう言わずにここは俺に任せて。
神谷は倉庫の扉開けてくれると助かるんだけど。」
そうこうしてる間に目的地である体育倉庫に到着。
俺の指示を受け、
「あ、はい!」
素直な彼女は慌てて倉庫の引き戸を開き、二人きりになれる狭い空間に足を踏み入れる。
埃っぽい独特の匂いがする倉庫に入り、
「黒尾くん、籠はここにお願いします。」
「了解。」
奥の造り棚の指示された場所に籠を置く。
「黒尾くん……」
振り返ると神谷は申し訳なさそうな表情をしながら、
「重いのに持たせて、すみませんでした。」
と頭を下げた。
責任感の強い彼女の事だ。
俺に重い籠を持たせてしまったという罪悪感に苛まれているのだろう。
「別に謝らなくても……
これくらい、俺と神谷の仲じゃん。
こういう時はさ、『すみません』じゃなくて、『ありがとう』な。」
「でも、私の仕事なのに。
何だか悪くて……」
いつもと同じように真っ赤に染まる頬、納得いかないという表情で唇を噛んでいる。
マジで可愛い……
そう思った瞬間、俯き気味に喋る彼女の頭をソッと撫でてやる。
「なっ……」
突然触れられた事に驚いたのか、大きく目を見開いて俺を見上げる。
「いいって。
俺が神谷の為にしたかった事だから。
気にすんな。」
俺の事、早く意識して。
俺と同じくらい、いや それ以上に好きになって。
そんな下心で手助けした訳じゃないが、いつでも俺を頼って欲しい。
「でも、私いろいろ迷惑かけてるし、もうこれ以上……」
「もしかして、特訓の事言ってる?
だから、気にすんなって……」
「うん、でも……」
それよりも今、俺はこの状況に若干興奮してる。
ジャージ姿の神谷と体育倉庫で二人きり……
汗で湿った体操着のせいか、身体のラインがわかり、目が離せない。
神谷って、小柄だけど意外に肉付き良いんだよな……
あのムチッとした太ももとか、柔らかそうな胸とか身体に触りたい。
「……私にはちょっと刺激が強いというか……」
俺の考えている事を察しての発言か?
これは特訓を辞退したいって、遠回しに伝えようとしている?
させてたまるか!
「何言ってんの?
アメリカじゃ、挨拶する時はハグとかキスだけど、見つめ合うくらい、どうって事ないだろ。」
「そ、そうだけど……でも、ここ日本……」
「神谷、そんな事言ってたら、グローバルな時代に乗り遅れるぞ。」
私、持ちますから……」
「あー、いいって。
これ、女の子には持たせられる重さじゃないし。」
バドミントンのラケットが大量に入った籠を手に体育倉庫に向かって歩く俺の周りをあたふたとしながら着いてくる神谷。
その姿があまりにも可愛らしくて、体育館の中をぐるぐると回り続けたいと思ってしまう。
「だ、大丈夫です!
身体だけは丈夫なんで、これくらい持てますから!!」
「まーまー、そう言わずにここは俺に任せて。
神谷は倉庫の扉開けてくれると助かるんだけど。」
そうこうしてる間に目的地である体育倉庫に到着。
俺の指示を受け、
「あ、はい!」
素直な彼女は慌てて倉庫の引き戸を開き、二人きりになれる狭い空間に足を踏み入れる。
埃っぽい独特の匂いがする倉庫に入り、
「黒尾くん、籠はここにお願いします。」
「了解。」
奥の造り棚の指示された場所に籠を置く。
「黒尾くん……」
振り返ると神谷は申し訳なさそうな表情をしながら、
「重いのに持たせて、すみませんでした。」
と頭を下げた。
責任感の強い彼女の事だ。
俺に重い籠を持たせてしまったという罪悪感に苛まれているのだろう。
「別に謝らなくても……
これくらい、俺と神谷の仲じゃん。
こういう時はさ、『すみません』じゃなくて、『ありがとう』な。」
「でも、私の仕事なのに。
何だか悪くて……」
いつもと同じように真っ赤に染まる頬、納得いかないという表情で唇を噛んでいる。
マジで可愛い……
そう思った瞬間、俯き気味に喋る彼女の頭をソッと撫でてやる。
「なっ……」
突然触れられた事に驚いたのか、大きく目を見開いて俺を見上げる。
「いいって。
俺が神谷の為にしたかった事だから。
気にすんな。」
俺の事、早く意識して。
俺と同じくらい、いや それ以上に好きになって。
そんな下心で手助けした訳じゃないが、いつでも俺を頼って欲しい。
「でも、私いろいろ迷惑かけてるし、もうこれ以上……」
「もしかして、特訓の事言ってる?
だから、気にすんなって……」
「うん、でも……」
それよりも今、俺はこの状況に若干興奮してる。
ジャージ姿の神谷と体育倉庫で二人きり……
汗で湿った体操着のせいか、身体のラインがわかり、目が離せない。
神谷って、小柄だけど意外に肉付き良いんだよな……
あのムチッとした太ももとか、柔らかそうな胸とか身体に触りたい。
「……私にはちょっと刺激が強いというか……」
俺の考えている事を察しての発言か?
これは特訓を辞退したいって、遠回しに伝えようとしている?
させてたまるか!
「何言ってんの?
アメリカじゃ、挨拶する時はハグとかキスだけど、見つめ合うくらい、どうって事ないだろ。」
「そ、そうだけど……でも、ここ日本……」
「神谷、そんな事言ってたら、グローバルな時代に乗り遅れるぞ。」