もしもう一人自分がいたら
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ドッペルゲンガーとは
自分とそっくりの姿で現れ自分でそれを見ると死ぬと言われている妖怪である
最近妙な噂が広まっている
「自分のドッペルゲンガーを見た」という情報がちょくちょくくるようになったのだ
まさかこの世界、怪人が出るとはいえ妖怪がいるわけがない
断言はできないが
協会は勝手に怪人の仕業、ということでヒーロー達に呼びかけている
でも特に悪事を働いているわけでもないので事件としては扱ってないようだ
ただ見かけたら討伐、という軽いものだった
「でももう一人自分がいたら便利だよなぁ」
特に悪事を働いてるわけでないなら和解してぜひ俺の人生に協力してほしい
具体的に言うと授業とかテストの時俺の代わりに出てくれ
まぁそんな心優しい怪人じゃないんだろうけど
とりあえず悪いことをしてないならそのまま大人しくさせといたといたほうがいいのでは、というのが俺の意見
家に帰って課題をやらなくてはいけなかったので今日はイアイ達と寄り道せずに家へ帰った
あくびをしながらいつもの会議室へ繋がる自動ドアへ入る
昨日は青木と課題をやった後、久々に夜通しで遊んでしまったのでかなり眠い
しばらく学校でも受験受験と重いことばっかりだったので、今日だけは現実逃避しようぜとの提案にテンションがマックスになってしまった
おかげでガンアクションゲームは今までで最高得点とって全力のドヤ顔
その他にもキチガイじみたプリクラや女子力の一部のようなぬいぐるみなんかも取ったりして
当然次の日このぬいぐるみが枕元に合って我に返った
こんなの俺の部屋に合ってもどうしようもないので誰かにあげようと持ってきた
来る途中めっちゃ色んな人に見られたけど
イアイにもどうしたんだそれ、と言いたいのが一瞬でわかる
これイアイにあげてもいいなぁ
イアイがこんなの抱えてたら似合わなすぎて笑えそう
とりあえずヌイグルミは邪魔なので紙袋に入れて椅子の下にやった
そんなことを思いながらも今だ来ないスティンガーを待つ
「わっりー!遅れちゃった」
「遅刻だぞスティンガー」
「ごめんってイアイ」
いつもの軽い調子にため息をつく一同。もちろん俺も含めて
ごめんごめんーと言いながら俺の隣に座る
そんなスティンガーの頭を軽くはたいてやった
「いや、そんなことよりもさ名無しさん」
「何だ?」
「お前もやっぱ男だな~~なぁなぁ、かわいい子いた?いくら使った?」
「は?」
スティンガーが何を言っているのかわからない
この暑さのせいで元からおかしくなった脳みそが更におかしくなってしまったらしい
「だって昨日キャバクラ行っただろ?俺はしーっかりこの目で見たぞ。しかも一人で楽しそうにさ」
何を言ってるのだろうかこの男は
俺がキャバクラ?
億が一に行ってたとしても昨日はずっと青木と一緒にいた
きっと人違い、と言うとでもあれは確かにそうだった、と主張するので椅子の下から紙袋を出し証拠を見せた
ついでに確固たる証拠としてプリクラも
人にプリクラ見せるのって結構恥ずかしいのな
「あっれー?おかしいな。でも確かに名無しさんだったんだけど・・・」
顎に手をあて唸っているスティンガーを見て俺も少し考える
確かにスティンガーはお調子者で馬鹿だけど意外によく考えてるし周りのことをきちんとよく見ている奴だ
そんなスティンガーが嘘ついてると思わないし、見間違えたとも思えない
まだ唸っているスティンガーにある仮定が思いついた
「・・・ドッペルゲンガー?」
そう呟いたらハッとした
俺も、スティンガーも
スティンガーと目を合わせて顔が青ざめる
「え、あの噂ってマジだったのかな・・・いや、でも俺の見間違い・・・だけどあの軍服は絶対名無しさん・・・」
「いやもう軍服っていう時点で俺だと思う」
そんな易々と街中で軍服着てるやつはいないだろう
まさかこんな身近にドッペルゲンガーがいたとは
大して悪事働いていないとはいえ俺が無関係で俺の悪い噂立てられるのがこんなにも胸糞悪いとは
今まで軽い事件だと言っていた協会、ヒーロー達は報告してくれた市民達に謝るべき
これ以上変な噂立てられる前に見つけて討伐しなくては
「いやーでもあの時倒してれば俺ランク上がったかもなのに。もったいねーことしたなぁ」
「結局そこかよ。俺結構怖いんだけど」
「スティンガー、名無しさんもう会議は始まってるぞ。静かにしないか」
「「はーい」」
自分とそっくりの姿で現れ自分でそれを見ると死ぬと言われている妖怪である
最近妙な噂が広まっている
「自分のドッペルゲンガーを見た」という情報がちょくちょくくるようになったのだ
まさかこの世界、怪人が出るとはいえ妖怪がいるわけがない
断言はできないが
協会は勝手に怪人の仕業、ということでヒーロー達に呼びかけている
でも特に悪事を働いているわけでもないので事件としては扱ってないようだ
ただ見かけたら討伐、という軽いものだった
「でももう一人自分がいたら便利だよなぁ」
特に悪事を働いてるわけでないなら和解してぜひ俺の人生に協力してほしい
具体的に言うと授業とかテストの時俺の代わりに出てくれ
まぁそんな心優しい怪人じゃないんだろうけど
とりあえず悪いことをしてないならそのまま大人しくさせといたといたほうがいいのでは、というのが俺の意見
家に帰って課題をやらなくてはいけなかったので今日はイアイ達と寄り道せずに家へ帰った
あくびをしながらいつもの会議室へ繋がる自動ドアへ入る
昨日は青木と課題をやった後、久々に夜通しで遊んでしまったのでかなり眠い
しばらく学校でも受験受験と重いことばっかりだったので、今日だけは現実逃避しようぜとの提案にテンションがマックスになってしまった
おかげでガンアクションゲームは今までで最高得点とって全力のドヤ顔
その他にもキチガイじみたプリクラや女子力の一部のようなぬいぐるみなんかも取ったりして
当然次の日このぬいぐるみが枕元に合って我に返った
こんなの俺の部屋に合ってもどうしようもないので誰かにあげようと持ってきた
来る途中めっちゃ色んな人に見られたけど
イアイにもどうしたんだそれ、と言いたいのが一瞬でわかる
これイアイにあげてもいいなぁ
イアイがこんなの抱えてたら似合わなすぎて笑えそう
とりあえずヌイグルミは邪魔なので紙袋に入れて椅子の下にやった
そんなことを思いながらも今だ来ないスティンガーを待つ
「わっりー!遅れちゃった」
「遅刻だぞスティンガー」
「ごめんってイアイ」
いつもの軽い調子にため息をつく一同。もちろん俺も含めて
ごめんごめんーと言いながら俺の隣に座る
そんなスティンガーの頭を軽くはたいてやった
「いや、そんなことよりもさ名無しさん」
「何だ?」
「お前もやっぱ男だな~~なぁなぁ、かわいい子いた?いくら使った?」
「は?」
スティンガーが何を言っているのかわからない
この暑さのせいで元からおかしくなった脳みそが更におかしくなってしまったらしい
「だって昨日キャバクラ行っただろ?俺はしーっかりこの目で見たぞ。しかも一人で楽しそうにさ」
何を言ってるのだろうかこの男は
俺がキャバクラ?
億が一に行ってたとしても昨日はずっと青木と一緒にいた
きっと人違い、と言うとでもあれは確かにそうだった、と主張するので椅子の下から紙袋を出し証拠を見せた
ついでに確固たる証拠としてプリクラも
人にプリクラ見せるのって結構恥ずかしいのな
「あっれー?おかしいな。でも確かに名無しさんだったんだけど・・・」
顎に手をあて唸っているスティンガーを見て俺も少し考える
確かにスティンガーはお調子者で馬鹿だけど意外によく考えてるし周りのことをきちんとよく見ている奴だ
そんなスティンガーが嘘ついてると思わないし、見間違えたとも思えない
まだ唸っているスティンガーにある仮定が思いついた
「・・・ドッペルゲンガー?」
そう呟いたらハッとした
俺も、スティンガーも
スティンガーと目を合わせて顔が青ざめる
「え、あの噂ってマジだったのかな・・・いや、でも俺の見間違い・・・だけどあの軍服は絶対名無しさん・・・」
「いやもう軍服っていう時点で俺だと思う」
そんな易々と街中で軍服着てるやつはいないだろう
まさかこんな身近にドッペルゲンガーがいたとは
大して悪事働いていないとはいえ俺が無関係で俺の悪い噂立てられるのがこんなにも胸糞悪いとは
今まで軽い事件だと言っていた協会、ヒーロー達は報告してくれた市民達に謝るべき
これ以上変な噂立てられる前に見つけて討伐しなくては
「いやーでもあの時倒してれば俺ランク上がったかもなのに。もったいねーことしたなぁ」
「結局そこかよ。俺結構怖いんだけど」
「スティンガー、名無しさんもう会議は始まってるぞ。静かにしないか」
「「はーい」」
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