「温めお願いします」コンビニ店員「(正気かこいつ・・・?これ、グミだぞ・・・?)」
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最近俺の体重が増えてきた気がする
いや、元々脂肪がそんなにないほうだから太ったといっても平均体重よりは軽いのだが
体脂肪率もそんなにない
けど太った
理由はわかる。わかるんだ
それはジェノスのせい
「先生、今日のデザートです」
と言ってテーブルに置いたのはコンビニでもはや売っていないところはないんじゃないかっていうロールケーキ
そう、これのせい
ジェノスは一ヶ月前くらいから晩御飯の後にコンビニスイーツをだすようになった
しかも毎日なのでもはや日課となっている
それだけではなく朝食用のパンもコンビニで買ってきたと思われるものが多くなった
家事をサボッてるとかコイツに限ってそういうことではないんだろうけど
コンビニスイーツ独特の生クリームの甘さを口内に広げながらそう思う
ジェノスを見て見ると静かに礼儀正しくフォークで綺麗に食べている
いつも通り、と言いたいところだがその表情は心なしか笑っているように見えた
何かを愛おしそうに見つめるような
スイーツを食べているときはそんな顔をするジェノスに、もう完全に恋してるだろお前とか言いたいところだが口を閉じる
まぁ恋愛なんて個人の自由なので俺がどうこう言うわけにはいかない
ただ生真面目なジェノスが恋してる、とは意外だった
相手はどんなやつなのかまったく予想もつかないけど
「先生。すみません少しそこのコンビニ寄ってもいいですか?」
スーパーの特売日だったから両手に溢れそうなぐらいパンパンに物が入ってるビニール袋を持ちながらそう言った
別に後ででもいーんじゃね、と言ったがどうしても今、この時間に行きたいと
そこらによくある時計台を見て見ると五時ちょうど
洗濯物をとりこまないといけないが、ソワソワしているジェノスを見て感ずいた
なるほどな。あそこで働いているのか
口角の筋肉に力を入れてニヤケそうになるのを必死で我慢する
ジェノスの恋相手が気になってしょうがないのでいいぜ、と言って俺もついて行った
「いらっしゃいませー!」
自動ドアがお出迎えしてくれるのと同時に店員さんの元気な声
その中でも一際明るい声がレジから聞こえた
その女の子は俺達のほうを見たら、笑顔で軽くお辞儀をしてくれた
いや、俺達じゃなくジェノスにか
ジェノスも一瞬肩をはねさせたけどすぐに軽くはにかんでお辞儀を返していた
へー、あの子が・・・
見た目はいっちゃ悪いが普通
どこにでもいそうな、平凡な、普通の女の子
予想してたのは美人の年上女性だと思ってたのだがハキハキとしている接客を見て真反対だった
でもその子の接客は心からおもてなしをしていて、こんな店員いたらいいなというのが現実に現れたような感じだ
「これ、頼んだ」
「おあずかりいたします」
カゴを女の子にあずけ、一つずつ丁寧に商品をスキャンしている
俺はその様子をレジから少し離れたところで見ていた
「ジェノスさん今日のデザートはエクレアですか?」
「あぁ」
そんな会話を聞いてこの前みたいにニヤケてしまいそうになる
こんな歳にもなっても他人の恋愛には茶化してやりたくなるものだ
ジェノスは自分では冷静なつもりなのだろうが挙動不審で緊張しながら喋っている
「ありがとうございました。またきてくださいね」
そう言われてジェノスはまた来ると返事をしコンビニを出た
両手に持っていたスーパーの袋を片手に持ち、コンビニの袋を片手に大事そうに持っているのにはツッコミを入れたくなった
デザートが潰れるとかそういうレベルじゃないだろう
まぁあの子が丁寧に袋詰めしてくれたものだから、と勝手に解釈しておく
「あの子いい子っぽいなー。まぁがんばれよジェノス」
「はっ!?え!?」
ジェノスは勢いよく俺のほうに振り向いたのと同時にこれもまた勢いよくこけた
あーあーあー・・・野菜つぶれてねぇかな
それでもきちんとコンビニで買ったものはしっかり抱えてるお前って夜ご飯よりもデザートのほうが大事なの
すぐに立って膝の汚れを取り払ったら、人間であったなら唾が飛びそうな勢いで
「先生!俺は別にそういう感情は・・・それに名無しさんだって俺のことをただの客としか・・・!!」
「あの子名無しさんっていうのか。ほー」
「っ!!」
弟子がこんなにもからかいがあるとは
今もこうやって真っ赤になりながら反論するジェノスに対して一枚上手で返す
これからおつかいの帰りに寄り道するのは許すけど、あんまり遅くなるなよ
いや、元々脂肪がそんなにないほうだから太ったといっても平均体重よりは軽いのだが
体脂肪率もそんなにない
けど太った
理由はわかる。わかるんだ
それはジェノスのせい
「先生、今日のデザートです」
と言ってテーブルに置いたのはコンビニでもはや売っていないところはないんじゃないかっていうロールケーキ
そう、これのせい
ジェノスは一ヶ月前くらいから晩御飯の後にコンビニスイーツをだすようになった
しかも毎日なのでもはや日課となっている
それだけではなく朝食用のパンもコンビニで買ってきたと思われるものが多くなった
家事をサボッてるとかコイツに限ってそういうことではないんだろうけど
コンビニスイーツ独特の生クリームの甘さを口内に広げながらそう思う
ジェノスを見て見ると静かに礼儀正しくフォークで綺麗に食べている
いつも通り、と言いたいところだがその表情は心なしか笑っているように見えた
何かを愛おしそうに見つめるような
スイーツを食べているときはそんな顔をするジェノスに、もう完全に恋してるだろお前とか言いたいところだが口を閉じる
まぁ恋愛なんて個人の自由なので俺がどうこう言うわけにはいかない
ただ生真面目なジェノスが恋してる、とは意外だった
相手はどんなやつなのかまったく予想もつかないけど
「先生。すみません少しそこのコンビニ寄ってもいいですか?」
スーパーの特売日だったから両手に溢れそうなぐらいパンパンに物が入ってるビニール袋を持ちながらそう言った
別に後ででもいーんじゃね、と言ったがどうしても今、この時間に行きたいと
そこらによくある時計台を見て見ると五時ちょうど
洗濯物をとりこまないといけないが、ソワソワしているジェノスを見て感ずいた
なるほどな。あそこで働いているのか
口角の筋肉に力を入れてニヤケそうになるのを必死で我慢する
ジェノスの恋相手が気になってしょうがないのでいいぜ、と言って俺もついて行った
「いらっしゃいませー!」
自動ドアがお出迎えしてくれるのと同時に店員さんの元気な声
その中でも一際明るい声がレジから聞こえた
その女の子は俺達のほうを見たら、笑顔で軽くお辞儀をしてくれた
いや、俺達じゃなくジェノスにか
ジェノスも一瞬肩をはねさせたけどすぐに軽くはにかんでお辞儀を返していた
へー、あの子が・・・
見た目はいっちゃ悪いが普通
どこにでもいそうな、平凡な、普通の女の子
予想してたのは美人の年上女性だと思ってたのだがハキハキとしている接客を見て真反対だった
でもその子の接客は心からおもてなしをしていて、こんな店員いたらいいなというのが現実に現れたような感じだ
「これ、頼んだ」
「おあずかりいたします」
カゴを女の子にあずけ、一つずつ丁寧に商品をスキャンしている
俺はその様子をレジから少し離れたところで見ていた
「ジェノスさん今日のデザートはエクレアですか?」
「あぁ」
そんな会話を聞いてこの前みたいにニヤケてしまいそうになる
こんな歳にもなっても他人の恋愛には茶化してやりたくなるものだ
ジェノスは自分では冷静なつもりなのだろうが挙動不審で緊張しながら喋っている
「ありがとうございました。またきてくださいね」
そう言われてジェノスはまた来ると返事をしコンビニを出た
両手に持っていたスーパーの袋を片手に持ち、コンビニの袋を片手に大事そうに持っているのにはツッコミを入れたくなった
デザートが潰れるとかそういうレベルじゃないだろう
まぁあの子が丁寧に袋詰めしてくれたものだから、と勝手に解釈しておく
「あの子いい子っぽいなー。まぁがんばれよジェノス」
「はっ!?え!?」
ジェノスは勢いよく俺のほうに振り向いたのと同時にこれもまた勢いよくこけた
あーあーあー・・・野菜つぶれてねぇかな
それでもきちんとコンビニで買ったものはしっかり抱えてるお前って夜ご飯よりもデザートのほうが大事なの
すぐに立って膝の汚れを取り払ったら、人間であったなら唾が飛びそうな勢いで
「先生!俺は別にそういう感情は・・・それに名無しさんだって俺のことをただの客としか・・・!!」
「あの子名無しさんっていうのか。ほー」
「っ!!」
弟子がこんなにもからかいがあるとは
今もこうやって真っ赤になりながら反論するジェノスに対して一枚上手で返す
これからおつかいの帰りに寄り道するのは許すけど、あんまり遅くなるなよ
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