大事にしてきたものほど壊したくなっちゃうんだよ
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※失恋&サイフブ要素あり
もう、あなたなんて話したくとも見たくもない
見てるとイライラするんだよ
「なー名無しさん、女って何もらったら嬉しい?」
「好きな人からだったら何もらっても嬉しいよ」
「そうか。うーん・・・」
そんなに楽しそうに悩まないでよ
お願いだから私のところにこないで
幸せそうなサイタマを見てると壊したくなってきちゃうの
サイタマとはたまたま中学で同じクラスで
同じ班でよく喋ってただけで
家が近くてよく漫画を貸し借りする仲で
友達だったはずなのにいつのまにか惹かれてて
それは大人になっても同じだった
「あーもー、少し見ない間にこんなに散らかして・・・」
「う、うるせぇ!名無しさんは俺の母ちゃんか!!」
「似たようなもんでしょ。何年サイタマの面倒みてきたと思ってるの」
「グ・・・」
告白なんてする勇気なんてないに決まってる
ずっとこのままの関係でいたかったし、まぁいっかと思っていた
何年も大切に積み上げてきた、綺麗なこの関係を壊したくなかったんだ
でも、それをいとも簡単に壊されるなんて
「え・・・?サイタマその人・・・」
「おぉ、そういや紹介まだだったな。フブキっていうんだ。俺たち付き合ってるんだ」
「ちょ、ちょっとサイタマ!!」
フブキさん、という人はサイタマに肩を組まれ赤くなっている
確かに、確かに前聞いたサイタマの好みのタイプをそのままにしたような人だ
「そうだったんだ!!おめでとうサイタマ!!いや~いつまでそんなんだったらって心配してたわ。私は嬉しいよウッウッ」
「だからお前は俺の母ちゃんか」
やれやれ、と笑うその顔は一瞬だけしか私をむいてくれない
すぐにフブキさんの方をむいてフニャリと笑い会っている
そんな顔私には見せたことないのに
フブキさんは私が綺麗に積み重ねてきたものを簡単に壊してくれたね
そうだよね、綺麗に苦労してきたものを壊すことほどおもしろいことはない
なんで、なんで
一生懸命つくってきたのに
それならば
「ねぇフブキちゃん。あのね、ちょっと聞いちゃったんだけど・・・サイタマもうそろそろあなたに疲れちゃったって」
今度はこっちが壊してあげる
「・・・そういえばフブキちゃん、そろそろ指輪とか欲しいって言ってたよ」
「指輪かぁ」
なんでだろうね
そんな壊すことなんて結局できなくて
それどころか、いまだに綺麗に積み重ね続けてるなんて
壊すことができないのは
あなたのことが好きだからなんだよ
もう、あなたなんて話したくとも見たくもない
見てるとイライラするんだよ
「なー名無しさん、女って何もらったら嬉しい?」
「好きな人からだったら何もらっても嬉しいよ」
「そうか。うーん・・・」
そんなに楽しそうに悩まないでよ
お願いだから私のところにこないで
幸せそうなサイタマを見てると壊したくなってきちゃうの
サイタマとはたまたま中学で同じクラスで
同じ班でよく喋ってただけで
家が近くてよく漫画を貸し借りする仲で
友達だったはずなのにいつのまにか惹かれてて
それは大人になっても同じだった
「あーもー、少し見ない間にこんなに散らかして・・・」
「う、うるせぇ!名無しさんは俺の母ちゃんか!!」
「似たようなもんでしょ。何年サイタマの面倒みてきたと思ってるの」
「グ・・・」
告白なんてする勇気なんてないに決まってる
ずっとこのままの関係でいたかったし、まぁいっかと思っていた
何年も大切に積み上げてきた、綺麗なこの関係を壊したくなかったんだ
でも、それをいとも簡単に壊されるなんて
「え・・・?サイタマその人・・・」
「おぉ、そういや紹介まだだったな。フブキっていうんだ。俺たち付き合ってるんだ」
「ちょ、ちょっとサイタマ!!」
フブキさん、という人はサイタマに肩を組まれ赤くなっている
確かに、確かに前聞いたサイタマの好みのタイプをそのままにしたような人だ
「そうだったんだ!!おめでとうサイタマ!!いや~いつまでそんなんだったらって心配してたわ。私は嬉しいよウッウッ」
「だからお前は俺の母ちゃんか」
やれやれ、と笑うその顔は一瞬だけしか私をむいてくれない
すぐにフブキさんの方をむいてフニャリと笑い会っている
そんな顔私には見せたことないのに
フブキさんは私が綺麗に積み重ねてきたものを簡単に壊してくれたね
そうだよね、綺麗に苦労してきたものを壊すことほどおもしろいことはない
なんで、なんで
一生懸命つくってきたのに
それならば
「ねぇフブキちゃん。あのね、ちょっと聞いちゃったんだけど・・・サイタマもうそろそろあなたに疲れちゃったって」
今度はこっちが壊してあげる
「・・・そういえばフブキちゃん、そろそろ指輪とか欲しいって言ってたよ」
「指輪かぁ」
なんでだろうね
そんな壊すことなんて結局できなくて
それどころか、いまだに綺麗に積み重ね続けてるなんて
壊すことができないのは
あなたのことが好きだからなんだよ
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