全力で守って、私のナイト様
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今回の仕事は護衛だそうだ
契約した本人ではなく俺の娘を守れ、と
どうやらとある会社とくだらない争いになってしまうので娘が狙われてしまうとのことだ
まったく・・・これだから金持ちというものは
まぁ、金さえ払ってくれればなんでもする
仕事にはあまり私情をはさまないものだ
それに金持ちの娘の護衛はこれが初めてではない
だからいつも通りの仕事だ
と思っていた
「貴様が名無しさんか?」
「あ・・・父から話は聞いてるよ。ソニックだよね。これからよろしく」
笑顔で握手を求めてきた
正直、驚いた
俺が今まで相手してきたのはもっと「さっさと私を守りなさい」という傲慢なやつらばっかだったからだ
「あぁ、これからよろしく頼む」
などと、普段なら絶対言わない馴れ合いの言葉を返してしまった
いつもなら護衛だというのに、執事の真似事をさせられるのだが名無しさんはそんなことはしなかった
むしろ俺が手厚くおもてなしされていた
第一印象はかなりよかったはずだった。・・・はずだった
それからしばらく一緒にいると
「ねーソニックー外行きたい」
「駄目だ。貴様の父に言われているだろう」
「ケチ!!ソニックのケチ!!バーカバーカ!!」
「なんだとっ!?」
「筋肉痛が痛いみたいな名前しちゃって!!バーカバーカバーカ!!」
「この減らず口め!!」
「いひゃいいひゃい!!・・・この!!」
「ムッ!!」
お互いにお互いの頬をつねりあう
この娘・・・とんでもないじゃじゃ馬だった
ほんとに金持ちの娘か?と思うほどおてんばだ
「二人とも、落ち着いてください」
「田中ぁ!!聞いてよソニックがさぁ・・・」
「名無しさん様とりあえずお茶にしましょう」
田中、というのは名無しさんの執事だ
三ヶ月前に入ってきたばっかりの若い執事だという
こいつも「俺も最初名無しさん様につかえたときはビックリしました」と言っていた
「さ、ソニックも一緒にお茶しよ」
「しかたないな。・・・今日のこのクッキーうまいな」
「ねー。あ、ソニック!!お仕事の話してー!!」
「名無しさんも物好きだな」
どうやら名無しさんは俺の昔話が好きらしい
仕事の話で暗殺ももちろんあるのだが、それらを楽しそうに聞く
「で、トドメをさしてやったのだ」
「すごーい!!」
キラキラした目でこっちを見てくる
・・・話すのも悪くないな
「そんなに強いんだから、私のこときちんと守ってね?」
「当たり前だ」
「へへ、約束だよ」
俺と名無しさんの関係は護衛する側とされる側というよりは、友達に近い感覚だった
これでいいのか、と思ったがそうしてるのは名無しさんなのだからしかたない
でもそれでもきちんと仕事はするぞ
それが、契約もとい約束だったのに
「名無しさんがまだきてないな。どうした?」
飯の時間だというのに下におりてこない
どういうことだ。いつもなら30分前にはきているというのに
「どうしたんでしょう・・・ちょっと私よんできます」
「いや、俺が行く」
名無しさんの父によびだされていてちょっとの時間一緒にいてやれなかった
俺と一緒にいないときはだいたい寝ていることが多いので、きっと今も寝ているだろう
「おい名無しさん、もう飯のじか・・・!?」
そこの部屋には誰もいなかった
いつも綺麗な部屋はまるで泥棒がはいったかのように荒らされていた
変わりにあったのは一枚のDVDだった
契約した本人ではなく俺の娘を守れ、と
どうやらとある会社とくだらない争いになってしまうので娘が狙われてしまうとのことだ
まったく・・・これだから金持ちというものは
まぁ、金さえ払ってくれればなんでもする
仕事にはあまり私情をはさまないものだ
それに金持ちの娘の護衛はこれが初めてではない
だからいつも通りの仕事だ
と思っていた
「貴様が名無しさんか?」
「あ・・・父から話は聞いてるよ。ソニックだよね。これからよろしく」
笑顔で握手を求めてきた
正直、驚いた
俺が今まで相手してきたのはもっと「さっさと私を守りなさい」という傲慢なやつらばっかだったからだ
「あぁ、これからよろしく頼む」
などと、普段なら絶対言わない馴れ合いの言葉を返してしまった
いつもなら護衛だというのに、執事の真似事をさせられるのだが名無しさんはそんなことはしなかった
むしろ俺が手厚くおもてなしされていた
第一印象はかなりよかったはずだった。・・・はずだった
それからしばらく一緒にいると
「ねーソニックー外行きたい」
「駄目だ。貴様の父に言われているだろう」
「ケチ!!ソニックのケチ!!バーカバーカ!!」
「なんだとっ!?」
「筋肉痛が痛いみたいな名前しちゃって!!バーカバーカバーカ!!」
「この減らず口め!!」
「いひゃいいひゃい!!・・・この!!」
「ムッ!!」
お互いにお互いの頬をつねりあう
この娘・・・とんでもないじゃじゃ馬だった
ほんとに金持ちの娘か?と思うほどおてんばだ
「二人とも、落ち着いてください」
「田中ぁ!!聞いてよソニックがさぁ・・・」
「名無しさん様とりあえずお茶にしましょう」
田中、というのは名無しさんの執事だ
三ヶ月前に入ってきたばっかりの若い執事だという
こいつも「俺も最初名無しさん様につかえたときはビックリしました」と言っていた
「さ、ソニックも一緒にお茶しよ」
「しかたないな。・・・今日のこのクッキーうまいな」
「ねー。あ、ソニック!!お仕事の話してー!!」
「名無しさんも物好きだな」
どうやら名無しさんは俺の昔話が好きらしい
仕事の話で暗殺ももちろんあるのだが、それらを楽しそうに聞く
「で、トドメをさしてやったのだ」
「すごーい!!」
キラキラした目でこっちを見てくる
・・・話すのも悪くないな
「そんなに強いんだから、私のこときちんと守ってね?」
「当たり前だ」
「へへ、約束だよ」
俺と名無しさんの関係は護衛する側とされる側というよりは、友達に近い感覚だった
これでいいのか、と思ったがそうしてるのは名無しさんなのだからしかたない
でもそれでもきちんと仕事はするぞ
それが、契約もとい約束だったのに
「名無しさんがまだきてないな。どうした?」
飯の時間だというのに下におりてこない
どういうことだ。いつもなら30分前にはきているというのに
「どうしたんでしょう・・・ちょっと私よんできます」
「いや、俺が行く」
名無しさんの父によびだされていてちょっとの時間一緒にいてやれなかった
俺と一緒にいないときはだいたい寝ていることが多いので、きっと今も寝ているだろう
「おい名無しさん、もう飯のじか・・・!?」
そこの部屋には誰もいなかった
いつも綺麗な部屋はまるで泥棒がはいったかのように荒らされていた
変わりにあったのは一枚のDVDだった
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