※ちょっと病んでる


某人喰い漫画読んでます
うわー、もしかしてゾンビマンもこんな風に人食べちゃったりしちゃうのかな


そんなバカなことを考えながら彼の帰りを待つ
ヒーロー活動が忙しいことはわかってるけど、もうちょっと早く帰ってきてほしい
そんな我侭、言えないけど


「ふー･･･ただいま名無しさん」

「おかえりゾンビマン!!」


やっと帰ってきた
嬉しくて抱きつく。いつものタバコの匂いに包まれ自然にニヤけてしまう


いつもならすぐ離れて、ご飯にするのだが
ゾンビマンが離してくれない
ギュッと強く抱きしめられたまんまだ


「えーと･･･ゾンビマン？」

「･･･」


無言だ
さらに首元に顔をうめてくる
くすぐったい
ゾンビマンがこうして甘えてくるのは珍しいことだ
何かあったんだろうか


「名無しさんの匂いする」


そりゃそうだろう
ほんとにどうしたんだろう


「俺･･･やっぱり化け物なのかな」

「そ、そんなことないよ」

「だけどさ･･･今、名無しさんのこと美味そうって思った」

「え」


それはアッチの意味だろうか。それとも物理的な美味しそうなのだろうか
ゾンビマンの言動から後者っぽい


「ちょっと食ってみてもいいか？」

「待てい」


ちょっと待つんだゾンビマン人間って雑食だからまずいらしいよ
それに私お肉ついてるほうだけど世の中にはもっと美味しそうな人もいるよ
だからそんな目でみるなそんな彼氏に殺されるとかどこのサスペンスドラマ
そういうのって最後彼氏自殺しちゃうんですよだけどゾンビマン死なないか
まぁ･･･とりあえず


「正気に戻れ、ゾンビマン」