俺がモテる理由?そんなの俺だ・か・ら☆
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怪人はいつだってでる
それは休日のゆっくりしたい午後だったり、ゆっくりとまだ寝てたい朝だったり、ご飯を食べているお昼だったり
当然学校で授業中の平日だったり
時間、場所とわずにでるのが怪人だ
それは今日も同じで
「先生!すみません行ってきます」
「あぁ。怪我するなよ」
ほんとに授業中はやめてほしい
協会のほうも気を使ってなるべくこの時間帯は俺のことを呼び出さないのだが
怪人が強かったり、場所が近いと授業を抜け出さなくてはならない
あれ、俺がバカなのってこれのせいなんじゃね。絶対そうだ。青木には違うって言われたけど
学校のほうも俺の事情、すなわちヒーロー活動のことは許可してあり特別待遇を受けている
その特別待遇が授業を抜け出しても、遅刻早退にならないっていうわけだ
これで寝坊しほうだいじゃん!ってなるが、大丈夫だ。そんなことしてないぞ
だから留年の心配はない
ただし、テストの点は除く
普段走ってはいけない廊下も走っても何も問題ないわけだ
怪人がでた場所はどうやらここから8分ぐらいの女子高らしい
災害レベルはさほど高くないとのこと
それならこの装備だけで充分だな
さっさと終わらして授業に戻らなくては
『ぉ・・・ぉ・・・ぉにゃのこはすべて僕もの・・・』
場所につき、見てみるとグラウンドの真ん中にデカい、人間ではない物体がいた
甲高い悲鳴と怪人の濁った声が入り混じるグランドへ入る
どうやら外で集会だったらしいな
大勢の女子高生がいる
軽くあたりを見回してみたが怪我人はまだいないそうなので素早く仕留めなくては
両手にハンドガンを構える
「おい!テメェこっち向きやがれ」
『ん・・・?君はプリンスソルジャーじゃないか!もう君でもいいから僕とキスしよおおおおおおお』
汗らしき液体を巻き散らかし、まるで布団が重なったような脂肪を上下にさせながらこっちへ走ってくる
おそらく身体に当てたんじゃ弾は通らないな
怪人の突進をすばやく避け、こめかみ付近に発砲する
そのまま等速直線運動のように前進し、しばらくしたら倒れた
念のため死んでいるか確認する
大丈夫だ。倒せたっぽい
多分この怪人、元は人間だったんじゃねーかな
胸の前で手を合わせる
いくら怪人とはいえ人間だったんだ
いや、人間じゃなかったとしても俺はいつもこうしている
怪人でも俺らと同じように生きているんだ
「みなさんお怪我はありませんでしたか!」
グラウンドの隅の方で避難している人たちに聞こえるような声で呼びかける
これで安全を確認できたら協会へ報告してヒーロー活動完了っと
いくら免除されてるとはいえ、それに甘えてられないので早く学校に戻らないと
青木にノートも借りないといけないし
それなのに
「ありがとうございますプリンスソルジャー!」
「すごくかっこよかったです!!」
「よかったら握手してください!!」
「ちょっとあんた何言ってるのよ!!」
「押さないでー!!」
「れ、連絡先とか交換しても・・・!」
「私が先よー!」
いつのまにか、囲まれていた
柑橘系の匂いや石鹸の匂い、ベリー系の匂いの香水が混ざり合って頭が痛くなる
それぞれ一つずつならいい匂いなんだろうけど
パシャパシャという音、眩しいフラッシュに耐えながらも前進を試みる
しかし全然進んでいる気がしない
「あ、あのすみません。俺学校戻らないと・・・」
「貴公子の制服姿とかすっごいレア!!かっこいいー!!」
「もうかわいい~!」
「あのあの、彼女とかっているんですか!?」
駄目だ。聞いてくれる耳を持ってくれない
ここで無理やり人を押しのけられる性格ではない
ましてや相手は女性だ
強行突破なんてできるわけがない
どうするか、と汗をかきながら考えていると女子高生とは違った冷たく命令口調な声が
「ちょっとあんた達」
「ヒッ!?せ、戦慄のタツマキ・・・!!」
いつのまにかタツマキさんが30センチぐらい浮きながらこちらへ来ていた
さっきまでキャーキャーしていた声は一斉に静まる
完全に、ではないが
ところどころからヒソヒソ話が聞こえる
そんなのは気にしてないようにタツマキさんは言う
「怪人は倒し終わったんだからさっさと戻りなさいよ。名無しさんが迷惑してるでしょ」
「「「「は、はい・・・!」」」」
さっきまでの人だかりが嘘のようにはけていく
やっと自由になれた俺はタツマキさんのそばに行き、お礼を言う
「ありがとうございますタツマキさん。助かりました」
「いいからさっさと行けば?何チンタラしてんのよ」
「す、すみません」
タツマキさんの声は冷たく硬い、まるで氷のようだった
なんだか怒っているような
たぶん俺が本当にチンタラしていたからだろう
わざわざすみません、と謝罪を言って走って校門をでた
それは休日のゆっくりしたい午後だったり、ゆっくりとまだ寝てたい朝だったり、ご飯を食べているお昼だったり
当然学校で授業中の平日だったり
時間、場所とわずにでるのが怪人だ
それは今日も同じで
「先生!すみません行ってきます」
「あぁ。怪我するなよ」
ほんとに授業中はやめてほしい
協会のほうも気を使ってなるべくこの時間帯は俺のことを呼び出さないのだが
怪人が強かったり、場所が近いと授業を抜け出さなくてはならない
あれ、俺がバカなのってこれのせいなんじゃね。絶対そうだ。青木には違うって言われたけど
学校のほうも俺の事情、すなわちヒーロー活動のことは許可してあり特別待遇を受けている
その特別待遇が授業を抜け出しても、遅刻早退にならないっていうわけだ
これで寝坊しほうだいじゃん!ってなるが、大丈夫だ。そんなことしてないぞ
だから留年の心配はない
ただし、テストの点は除く
普段走ってはいけない廊下も走っても何も問題ないわけだ
怪人がでた場所はどうやらここから8分ぐらいの女子高らしい
災害レベルはさほど高くないとのこと
それならこの装備だけで充分だな
さっさと終わらして授業に戻らなくては
『ぉ・・・ぉ・・・ぉにゃのこはすべて僕もの・・・』
場所につき、見てみるとグラウンドの真ん中にデカい、人間ではない物体がいた
甲高い悲鳴と怪人の濁った声が入り混じるグランドへ入る
どうやら外で集会だったらしいな
大勢の女子高生がいる
軽くあたりを見回してみたが怪我人はまだいないそうなので素早く仕留めなくては
両手にハンドガンを構える
「おい!テメェこっち向きやがれ」
『ん・・・?君はプリンスソルジャーじゃないか!もう君でもいいから僕とキスしよおおおおおおお』
汗らしき液体を巻き散らかし、まるで布団が重なったような脂肪を上下にさせながらこっちへ走ってくる
おそらく身体に当てたんじゃ弾は通らないな
怪人の突進をすばやく避け、こめかみ付近に発砲する
そのまま等速直線運動のように前進し、しばらくしたら倒れた
念のため死んでいるか確認する
大丈夫だ。倒せたっぽい
多分この怪人、元は人間だったんじゃねーかな
胸の前で手を合わせる
いくら怪人とはいえ人間だったんだ
いや、人間じゃなかったとしても俺はいつもこうしている
怪人でも俺らと同じように生きているんだ
「みなさんお怪我はありませんでしたか!」
グラウンドの隅の方で避難している人たちに聞こえるような声で呼びかける
これで安全を確認できたら協会へ報告してヒーロー活動完了っと
いくら免除されてるとはいえ、それに甘えてられないので早く学校に戻らないと
青木にノートも借りないといけないし
それなのに
「ありがとうございますプリンスソルジャー!」
「すごくかっこよかったです!!」
「よかったら握手してください!!」
「ちょっとあんた何言ってるのよ!!」
「押さないでー!!」
「れ、連絡先とか交換しても・・・!」
「私が先よー!」
いつのまにか、囲まれていた
柑橘系の匂いや石鹸の匂い、ベリー系の匂いの香水が混ざり合って頭が痛くなる
それぞれ一つずつならいい匂いなんだろうけど
パシャパシャという音、眩しいフラッシュに耐えながらも前進を試みる
しかし全然進んでいる気がしない
「あ、あのすみません。俺学校戻らないと・・・」
「貴公子の制服姿とかすっごいレア!!かっこいいー!!」
「もうかわいい~!」
「あのあの、彼女とかっているんですか!?」
駄目だ。聞いてくれる耳を持ってくれない
ここで無理やり人を押しのけられる性格ではない
ましてや相手は女性だ
強行突破なんてできるわけがない
どうするか、と汗をかきながら考えていると女子高生とは違った冷たく命令口調な声が
「ちょっとあんた達」
「ヒッ!?せ、戦慄のタツマキ・・・!!」
いつのまにかタツマキさんが30センチぐらい浮きながらこちらへ来ていた
さっきまでキャーキャーしていた声は一斉に静まる
完全に、ではないが
ところどころからヒソヒソ話が聞こえる
そんなのは気にしてないようにタツマキさんは言う
「怪人は倒し終わったんだからさっさと戻りなさいよ。名無しさんが迷惑してるでしょ」
「「「「は、はい・・・!」」」」
さっきまでの人だかりが嘘のようにはけていく
やっと自由になれた俺はタツマキさんのそばに行き、お礼を言う
「ありがとうございますタツマキさん。助かりました」
「いいからさっさと行けば?何チンタラしてんのよ」
「す、すみません」
タツマキさんの声は冷たく硬い、まるで氷のようだった
なんだか怒っているような
たぶん俺が本当にチンタラしていたからだろう
わざわざすみません、と謝罪を言って走って校門をでた
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