今日学校休みます。欠席理由:予防注射だから
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ヒーローになるのにはこれといった条件はない
ただ、戦えるだけの強靭な肉体と正義の心があればなお良しなだけだ
前科があるのには問題あるのだろうけど
例え履歴書がなくても、未成年でも、親がいなくても、化け物の力を持っていても、戸籍がなくても
みんな平等になれる
それが、ヒーロー協会のヒーローだ
災害レベル虎の怪人が暴れているらしい
急いで現場へむかう
正直、あんまり行きたくなかった
だってゾンビマンさんもその場にむかっているんだもの
でももしかしたら会わずに済むかもしれない
怪人が暴れてる所はゾンビマンさんの住んでる近くらしいし
虎ぐらいならゾンビマンさんならすぐ終わるだろう
俺は市民の安全を確認したらお仕事終了ってことだ
現場にむかうと辺りは静かだった
もう市民は全員避難が終わっているのだろう
それにしても、妙だ
怪人が倒し終わってるなら俺に連絡がきてるはず
それにコンクリートの地面や電信柱に大量の血痕が
おそらくゾンビマンさんのだろうが、大怪我を負っていてもそこらへんで怪我の再生をしてるはず
違和感だらけの町をさらに奥へ進んでみる
すると人影が二つ・・・厳密に言うと注射と下半身がない人間の影を見つけた
『うばしゃしゃしゃしゃしゃ!!あのS級のゾンビマンがこーんなに弱いなんてな!すぐにあの世へ送ってやるぜ!!』
「グッ・・・」
注射の姿をしている怪人は針をゾンビマンさんにむけ、突進する
俺はその針がゾンビマンさんに刺さる寸前で刀でそれをはじいた
『お、お前は・・・!』
「みんなそうだろうけど、小さい頃注射嫌いだったんだよな」
言いながら刀を横にふる
ガラスが割れる音を聞きながららゾンビマンさんのほうへむく
消毒液の匂いが鼻にツンときて気になるが、もっと気になるのはゾンビマンさんの様子だ
もう終わったというのに目を開けないで顔を真っ青にしながら、幽霊にでも会ったかのようにふるえている
「ゾンビマンさん?大丈夫ですか?」
目線が同じくらいになるまでしゃがみこんで話しかける
返事がなかったのでもう一回声をかけてみるがまたしても無言でふるえている
さすがにいつもと違うことはわかった
心配になりゾンビマンさんの冷たくて血色のない頬に触れてもう一度話しかける
「ゾンビマンさん?」
「・・・っ!!!!!」
まるで悪い夢から覚めたように目を開き俺の腕を掴んだ
その掴まれている手はガタガタとふるえている
呼吸も荒く、何か怖いものにでも追っかけられたような表情だ
「大丈夫ですか!?」
「・・・っ悪い名無しさん」
すぐにパッと手を離すが、その表情はよどんでいる
その後貧血のように倒れこむゾンビマンさんを胸で受け止めた
いきなりのことだったので支えられなかった
「ゾンビマンさん!?い、急いで応援を・・・!!」
「いや、大丈夫だ。ただ・・・少しだけ、このままでいさせてくれないか」
いつもみたいに肉食で攻めてくるのが嘘のようにその声は弱々しかった
さすがにここで突き放すまでにはゾンビマンさんのことが怖いわけではない
きっと、何かあったんだろう
いまだに真っ青で震えているゾンビマンさんの背中に、そっと手をまわした
ただ、戦えるだけの強靭な肉体と正義の心があればなお良しなだけだ
前科があるのには問題あるのだろうけど
例え履歴書がなくても、未成年でも、親がいなくても、化け物の力を持っていても、戸籍がなくても
みんな平等になれる
それが、ヒーロー協会のヒーローだ
災害レベル虎の怪人が暴れているらしい
急いで現場へむかう
正直、あんまり行きたくなかった
だってゾンビマンさんもその場にむかっているんだもの
でももしかしたら会わずに済むかもしれない
怪人が暴れてる所はゾンビマンさんの住んでる近くらしいし
虎ぐらいならゾンビマンさんならすぐ終わるだろう
俺は市民の安全を確認したらお仕事終了ってことだ
現場にむかうと辺りは静かだった
もう市民は全員避難が終わっているのだろう
それにしても、妙だ
怪人が倒し終わってるなら俺に連絡がきてるはず
それにコンクリートの地面や電信柱に大量の血痕が
おそらくゾンビマンさんのだろうが、大怪我を負っていてもそこらへんで怪我の再生をしてるはず
違和感だらけの町をさらに奥へ進んでみる
すると人影が二つ・・・厳密に言うと注射と下半身がない人間の影を見つけた
『うばしゃしゃしゃしゃしゃ!!あのS級のゾンビマンがこーんなに弱いなんてな!すぐにあの世へ送ってやるぜ!!』
「グッ・・・」
注射の姿をしている怪人は針をゾンビマンさんにむけ、突進する
俺はその針がゾンビマンさんに刺さる寸前で刀でそれをはじいた
『お、お前は・・・!』
「みんなそうだろうけど、小さい頃注射嫌いだったんだよな」
言いながら刀を横にふる
ガラスが割れる音を聞きながららゾンビマンさんのほうへむく
消毒液の匂いが鼻にツンときて気になるが、もっと気になるのはゾンビマンさんの様子だ
もう終わったというのに目を開けないで顔を真っ青にしながら、幽霊にでも会ったかのようにふるえている
「ゾンビマンさん?大丈夫ですか?」
目線が同じくらいになるまでしゃがみこんで話しかける
返事がなかったのでもう一回声をかけてみるがまたしても無言でふるえている
さすがにいつもと違うことはわかった
心配になりゾンビマンさんの冷たくて血色のない頬に触れてもう一度話しかける
「ゾンビマンさん?」
「・・・っ!!!!!」
まるで悪い夢から覚めたように目を開き俺の腕を掴んだ
その掴まれている手はガタガタとふるえている
呼吸も荒く、何か怖いものにでも追っかけられたような表情だ
「大丈夫ですか!?」
「・・・っ悪い名無しさん」
すぐにパッと手を離すが、その表情はよどんでいる
その後貧血のように倒れこむゾンビマンさんを胸で受け止めた
いきなりのことだったので支えられなかった
「ゾンビマンさん!?い、急いで応援を・・・!!」
「いや、大丈夫だ。ただ・・・少しだけ、このままでいさせてくれないか」
いつもみたいに肉食で攻めてくるのが嘘のようにその声は弱々しかった
さすがにここで突き放すまでにはゾンビマンさんのことが怖いわけではない
きっと、何かあったんだろう
いまだに真っ青で震えているゾンビマンさんの背中に、そっと手をまわした
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