さいきょうのおとこの未来とは
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「お前は強すぎた」
まるで化け物だったな
俺は宇宙最強だと思って、刺激が欲しいなどと喚いていたが
今となってはその言葉も恥ずかしさを過ぎて笑えてくる
そのあとの記憶はない
目が覚めたというわけではないが、意識を取り戻したのは何日立ってからか
それすらもわからない
なんとか手足の再生はできているようだが
身体も内臓も破壊されてて何もできない
どこから聞こえてくるのか、声が聞こえたような気がした
気がした、というのも視覚も聴覚も傷ついているのでかすかにしか聴こえん
体を動かそうとするもほとんど動かすことはできなかったようだが、あっちは気づいてくれたようだ
無機質なものに囲まれていたのが一気に引き抜かれる
久しぶりの空気が肌に少し痛みを感じる
そこからまた、俺は死ぬように意識がなくなっていた
深い、深い、海に沈んでいるようだ
そこは一筋の光もなくただただ真っ暗で
誰もいない。静かな海の底
独りぼっちで、身動きもとれず
何も聞こえない
溺れているような苦しみだけがずっと続いていた
ー・・・誰か
次に目を覚ましたのは、柔らかいものの上だった
だいぶ聴覚は回復したようだな
あいかわらず身体は動かせないが会話は聞こえる
「悪いな黒さん。来てもらっちゃって」
「いえいえ、名無しさん様の命令ならば」
おそらく名無しさんというほうが俺を助けた奴だろう
何が目的だ
そしてここはどこなんだ
俺は今どうなっている
聞きたいことはかなりあったが喋るための機能までズタズタなので喋れない
俺はこのままどうなってしまうんだ
もうこのまま死んでしまったほうが楽だと思える
崩星咆哮砲を撃ち返され、自分に返されて全身にひどい火傷を負っている
こんなこというのも恥ずかしいが、かなりの痛みに苦しい
それほど崩星咆哮砲の威力はすさまじかったというのにあの男は・・・
ふと、触られていることに気づく
まるで壊れ物を触るようにソッと、優しく、傷を刺激しない程度に
たぶん名無しさんだろう
こいつが何者なのかはわからなかったが、ずっと俺のそばにいるということはわかった
なんでずっとそばにいるのかわからなかったが、俺はそばにこいつがいてくれると
安心する
全宇宙の覇者が、と羞恥の気持ちがあるが
俺はこんなにも圧倒的な差をつけられ負けてしまった
もうそんなものは捨ててしまっていいだろう
それで正直な気持ちでいようではないか
今触れている手だって本音を言えば心地よかった
温度などはわからないが、ただ触られている感覚だけが不思議と落ち着いた
手が離れる
あぁ、もう行ってしまうのか
・・・・・・俺を独りに、
まるで化け物だったな
俺は宇宙最強だと思って、刺激が欲しいなどと喚いていたが
今となってはその言葉も恥ずかしさを過ぎて笑えてくる
そのあとの記憶はない
目が覚めたというわけではないが、意識を取り戻したのは何日立ってからか
それすらもわからない
なんとか手足の再生はできているようだが
身体も内臓も破壊されてて何もできない
どこから聞こえてくるのか、声が聞こえたような気がした
気がした、というのも視覚も聴覚も傷ついているのでかすかにしか聴こえん
体を動かそうとするもほとんど動かすことはできなかったようだが、あっちは気づいてくれたようだ
無機質なものに囲まれていたのが一気に引き抜かれる
久しぶりの空気が肌に少し痛みを感じる
そこからまた、俺は死ぬように意識がなくなっていた
深い、深い、海に沈んでいるようだ
そこは一筋の光もなくただただ真っ暗で
誰もいない。静かな海の底
独りぼっちで、身動きもとれず
何も聞こえない
溺れているような苦しみだけがずっと続いていた
ー・・・誰か
次に目を覚ましたのは、柔らかいものの上だった
だいぶ聴覚は回復したようだな
あいかわらず身体は動かせないが会話は聞こえる
「悪いな黒さん。来てもらっちゃって」
「いえいえ、名無しさん様の命令ならば」
おそらく名無しさんというほうが俺を助けた奴だろう
何が目的だ
そしてここはどこなんだ
俺は今どうなっている
聞きたいことはかなりあったが喋るための機能までズタズタなので喋れない
俺はこのままどうなってしまうんだ
もうこのまま死んでしまったほうが楽だと思える
崩星咆哮砲を撃ち返され、自分に返されて全身にひどい火傷を負っている
こんなこというのも恥ずかしいが、かなりの痛みに苦しい
それほど崩星咆哮砲の威力はすさまじかったというのにあの男は・・・
ふと、触られていることに気づく
まるで壊れ物を触るようにソッと、優しく、傷を刺激しない程度に
たぶん名無しさんだろう
こいつが何者なのかはわからなかったが、ずっと俺のそばにいるということはわかった
なんでずっとそばにいるのかわからなかったが、俺はそばにこいつがいてくれると
安心する
全宇宙の覇者が、と羞恥の気持ちがあるが
俺はこんなにも圧倒的な差をつけられ負けてしまった
もうそんなものは捨ててしまっていいだろう
それで正直な気持ちでいようではないか
今触れている手だって本音を言えば心地よかった
温度などはわからないが、ただ触られている感覚だけが不思議と落ち着いた
手が離れる
あぁ、もう行ってしまうのか
・・・・・・俺を独りに、
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