「今日名無しさん稽古くるんだろ？」

「おう、頼むわ」


前も言ったとおり俺もたまに、アトミック侍さんに稽古をつけてもらうときがあるのだ
さすがS級
俺もこれくらい強くなれたらなぁ･･･
そしたらフラッシュさんに弟子申し込んだり･･･背中まかされたり･･･へへへ･･･
おっと妄想が過ぎた。落ち着け俺


「じゃあこれ終わったら行くからちょっと待っててくれるか」

「あぁ」


アトミック侍さんとの手合わせは楽しい
全力で、緊迫した雰囲気がたまらないのだ
別にイアイ達との手合わせが楽しくないっていうわけじゃねぇよ？

















「お願いしまーす」

「よぅ、きたか名無しさん」

「お久しぶりですアトミック侍さん。今日こそ負かしますよ」

「ハッハッハ!やってみやがれ」


まぁアトミック侍さんに勝てたらとっくにS級だろうから、勝てるわけがないのだが
それでも、気持ちで負けないっていうやつだ


「あら名無しさん、久しぶり。今日もかわいいわね」

「オカマさん!!久しぶりです!あとぶった切りますよ」

「しょうがねぇだろ実際かわいいんだからよ。下手したらキャバでも働けるんじゃねぇか？」

「ドリル死ね」

「前から思ってたけどよ、俺に大して言葉が辛辣だよな」

「お前ら、喋ってないで始めるぞ」


「「「はーい」」」


そう、久しぶりなのだ
稽古を一緒させてもらうのは
最近、怪人の発生率が多いし俺が受験生ということもあって中々予定が合わなかった


よぉっしゃ!気合いれてがんばるか!!






プルルルルルルル･･･



「おーい、フラッシュ。名無しさんきてるぞ。これるか？」

「あぁ、今すぐ行こう」