あきらめたら、そこで人生詰む
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ヒーローというのは結局のところ協会にいいように使われている場合も少なくない
今日もそうである
「いや確かにヒーローがこういうことするの見たことあるけどよ・・・」
「ま、まぁまぁイナズマックス」
俺達二人が呼び出されたのは、幹部の猫探しであった
昨夜いなくなり探してほしいとのこと
どうして俺達なのか。その謎は解明されていない
猫はどこにいたのかというと、近くの公園の木で眠っていた
それを保護し協会へ届け今日の活動は終わりなのである
二人でまだ明るい空の下帰り道を歩く
今日は雲もなく、風もなく、暑くも寒くもなく、絶好調な天気であった
せっかくの休日を猫探しのため潰したのである
時刻はもうお昼
今から出かけるにしてもわかる人にはわかると思うが結構ダルいのだ
結局イナズマックスと話し合いこのまま帰るのももったいないのでとりあえずご飯を食べることにした
「イナズマックス何食いたい?」
「うーんそうだな・・・肉っていう気分」
「賛成」
意見の一致によりお昼は肉となった
肉といっても種類がある
しゃぶしゃぶ、焼肉、ハンバーグ、ステーキ
どれも魅力的だ
「そういえばよー、この辺にスティンガーが行きたいって言ってた店このへんじゃなかったか?」
「あー、あのパンクロックみたいなステーキ屋か」
「そうそう」
「じゃあそこにするか」
「せっかくだしスティンガー誘っとく?」
「名無しさんって優しいなぁ・・・」
「褒められても奢らねーから」
チッとかいう舌打ちが聞こえたが俺の幻聴だろう
イナズマックスは新しい靴が欲しくてお金を貯めていると話していた
まぁいくら俺でもステーキを奢れるほど優しさは持っていない
イナズマックスの上目遣いを無視しつスティンガーへ電話をかけた
数回のコール音の後「もしもし」という声が聞こえた
しかしスティンガーの声ではなかった
「あれ?ゲンジ」
「あぁ」
かけたのはスティンガーの携帯であるはずなのに出たのはゲンジであった
ゲンジの声を主体に後ろで何やら爆撃音がかすかに聞こえる
「え?今何やってんの」
「怪人が出たんだが・・・あ、終わった」
「ゲンジも手伝えよ・・・」
「一人でやるって言い切るから」
「なるほど」
スティンガーは一人でやりたがりなのはわかっていたことなのですぐに事は理解できた
怪人と戦うため貴重品は一緒にいたゲンジに預けておいたのだろう
まったく・・・スティンガーも子供ではないのだから・・・
まぁ電話越しで聞こえてくる音でわかるが災害レベルはそんなに高くないようだ
ゲンジも傍観してるぐらいだしさっさと終わるものだったのだろう
安心して本題を告げた
「いや、今スティンガーが行きたいって言ってたステーキ屋の近くにいるからさ。よかったら一緒に飯食わないかーって」
「わかった。伝えとく」
「ゲンジも来いよー!どうせならみんなで飯食おうぜ」
「いいのか?ありがとう」
おそらくあと十五分もあればこちらへ着くとのことで電話を切った
そのことをイナズマックスに伝え二人で店の前で待つ
お店から漂ってくるお肉のいい匂いに耐えつつスティンガーたちを待った
いい匂いに加えてかすかに焼ける音も聞こえたがその音は俺達の腹の音によって消された
空腹の我慢に我慢を重ね、ようやくスティンガーたちが来たようだ
よほど急いで来てくれたらしく二人の肩は激しく上下に揺れ呼吸が荒れていた
おまけのようにスティンガーの頬は泥がついていた
それを見て少し笑ってしまった後ハンカチを渡す
スティンガーはわかっていなかったようなので自分の頬をちょんちょんして教えてあげると、理解したようでゴシゴシと強くこすっている
その様子をみて幼児を見ているみたいで和やかな気持ちになった
「ゲンジどうして教えてやらなかったんだよ」
「いや、面白かったから」
ゲンジの黒いところをみてしまいつつ赤を基調としている店内へ入った
中はシックでおしゃれだ
店内に流れている音楽も楽しみつつ、食事も楽しんだ
「美味かったなー!」
「だな。親父さんのレアの焼き方がすごかった。あれは本物のレアだ!!」
スティンガーとイナズマックスが食レポをしていた
その後ろで、二人とは反対に死にそうな顔して歩いているのが俺とゲンジです
確かにあそこのステーキ屋さんは美味かった。うん
しかし量がハンパではなく自分の前にステーキが置かれたときは「嘘だろ」と店主の前にも関わらず言ってしまった
半分を食べたところでヤバイことを悟ったが残すわけにもいかず限界を超え俺達は頑張った
胃袋の要領が一般並みの俺達はキツかったがあの二人は余裕そうなのは何故なのか直接胃袋に聞きたい
そんなわけで食後の運動というのは大げさだが少しでもこの腹の苦しさを緩和させるため散歩をしている
俺達とイナズマックス達の歩幅は差があるが気にしないで俺達は俺達のペースで歩いていた
「おっ。この公園バスケットゴールあるじゃん」
「本当だ、珍しーな」
二人が公園へと自然へ足を運んだものだから俺達も公園へ入らざるを得なかった
ブランコに滑り台に鉄棒・・・どれも懐かしいものばかりで幼少の頃の記憶がいやでも思い出される
・・・この頃の記憶はさっさと忘れて今の楽しい時間を早く思い出にしたいものだ
広さは最近の公園にしては広い
なんたってバスケットゴールがあるぐらいなのだから
ご丁寧にボールまである
イナズマックスはカゴに入ったボールを一つ手にとって人差し指一本で器用に回した
確かスピニングボールというやつだ
「へー、イナズマックスすごいな」
スティンガーが興味津々でスピンしているボールをみていた
ボールは止まることも落ちる気配もなく回り続けていた
「まぁな。俺バスケ好きだし」
「かっこいい・・・!!」
「せっかくだし、バスケやろうぜ」
「やる!」
勝手に話しが進められていて結局バスケをすることになった
まぁ腹の苦しみもなくなったことだし別にいいのだが
適当にチーム分けをした結果、俺とスティンガー。ゲンジとイナズマックスという形となった
正直に言って身長的な問題でこのチーム分けとなるのは当然であったのだ
今日もそうである
「いや確かにヒーローがこういうことするの見たことあるけどよ・・・」
「ま、まぁまぁイナズマックス」
俺達二人が呼び出されたのは、幹部の猫探しであった
昨夜いなくなり探してほしいとのこと
どうして俺達なのか。その謎は解明されていない
猫はどこにいたのかというと、近くの公園の木で眠っていた
それを保護し協会へ届け今日の活動は終わりなのである
二人でまだ明るい空の下帰り道を歩く
今日は雲もなく、風もなく、暑くも寒くもなく、絶好調な天気であった
せっかくの休日を猫探しのため潰したのである
時刻はもうお昼
今から出かけるにしてもわかる人にはわかると思うが結構ダルいのだ
結局イナズマックスと話し合いこのまま帰るのももったいないのでとりあえずご飯を食べることにした
「イナズマックス何食いたい?」
「うーんそうだな・・・肉っていう気分」
「賛成」
意見の一致によりお昼は肉となった
肉といっても種類がある
しゃぶしゃぶ、焼肉、ハンバーグ、ステーキ
どれも魅力的だ
「そういえばよー、この辺にスティンガーが行きたいって言ってた店このへんじゃなかったか?」
「あー、あのパンクロックみたいなステーキ屋か」
「そうそう」
「じゃあそこにするか」
「せっかくだしスティンガー誘っとく?」
「名無しさんって優しいなぁ・・・」
「褒められても奢らねーから」
チッとかいう舌打ちが聞こえたが俺の幻聴だろう
イナズマックスは新しい靴が欲しくてお金を貯めていると話していた
まぁいくら俺でもステーキを奢れるほど優しさは持っていない
イナズマックスの上目遣いを無視しつスティンガーへ電話をかけた
数回のコール音の後「もしもし」という声が聞こえた
しかしスティンガーの声ではなかった
「あれ?ゲンジ」
「あぁ」
かけたのはスティンガーの携帯であるはずなのに出たのはゲンジであった
ゲンジの声を主体に後ろで何やら爆撃音がかすかに聞こえる
「え?今何やってんの」
「怪人が出たんだが・・・あ、終わった」
「ゲンジも手伝えよ・・・」
「一人でやるって言い切るから」
「なるほど」
スティンガーは一人でやりたがりなのはわかっていたことなのですぐに事は理解できた
怪人と戦うため貴重品は一緒にいたゲンジに預けておいたのだろう
まったく・・・スティンガーも子供ではないのだから・・・
まぁ電話越しで聞こえてくる音でわかるが災害レベルはそんなに高くないようだ
ゲンジも傍観してるぐらいだしさっさと終わるものだったのだろう
安心して本題を告げた
「いや、今スティンガーが行きたいって言ってたステーキ屋の近くにいるからさ。よかったら一緒に飯食わないかーって」
「わかった。伝えとく」
「ゲンジも来いよー!どうせならみんなで飯食おうぜ」
「いいのか?ありがとう」
おそらくあと十五分もあればこちらへ着くとのことで電話を切った
そのことをイナズマックスに伝え二人で店の前で待つ
お店から漂ってくるお肉のいい匂いに耐えつつスティンガーたちを待った
いい匂いに加えてかすかに焼ける音も聞こえたがその音は俺達の腹の音によって消された
空腹の我慢に我慢を重ね、ようやくスティンガーたちが来たようだ
よほど急いで来てくれたらしく二人の肩は激しく上下に揺れ呼吸が荒れていた
おまけのようにスティンガーの頬は泥がついていた
それを見て少し笑ってしまった後ハンカチを渡す
スティンガーはわかっていなかったようなので自分の頬をちょんちょんして教えてあげると、理解したようでゴシゴシと強くこすっている
その様子をみて幼児を見ているみたいで和やかな気持ちになった
「ゲンジどうして教えてやらなかったんだよ」
「いや、面白かったから」
ゲンジの黒いところをみてしまいつつ赤を基調としている店内へ入った
中はシックでおしゃれだ
店内に流れている音楽も楽しみつつ、食事も楽しんだ
「美味かったなー!」
「だな。親父さんのレアの焼き方がすごかった。あれは本物のレアだ!!」
スティンガーとイナズマックスが食レポをしていた
その後ろで、二人とは反対に死にそうな顔して歩いているのが俺とゲンジです
確かにあそこのステーキ屋さんは美味かった。うん
しかし量がハンパではなく自分の前にステーキが置かれたときは「嘘だろ」と店主の前にも関わらず言ってしまった
半分を食べたところでヤバイことを悟ったが残すわけにもいかず限界を超え俺達は頑張った
胃袋の要領が一般並みの俺達はキツかったがあの二人は余裕そうなのは何故なのか直接胃袋に聞きたい
そんなわけで食後の運動というのは大げさだが少しでもこの腹の苦しさを緩和させるため散歩をしている
俺達とイナズマックス達の歩幅は差があるが気にしないで俺達は俺達のペースで歩いていた
「おっ。この公園バスケットゴールあるじゃん」
「本当だ、珍しーな」
二人が公園へと自然へ足を運んだものだから俺達も公園へ入らざるを得なかった
ブランコに滑り台に鉄棒・・・どれも懐かしいものばかりで幼少の頃の記憶がいやでも思い出される
・・・この頃の記憶はさっさと忘れて今の楽しい時間を早く思い出にしたいものだ
広さは最近の公園にしては広い
なんたってバスケットゴールがあるぐらいなのだから
ご丁寧にボールまである
イナズマックスはカゴに入ったボールを一つ手にとって人差し指一本で器用に回した
確かスピニングボールというやつだ
「へー、イナズマックスすごいな」
スティンガーが興味津々でスピンしているボールをみていた
ボールは止まることも落ちる気配もなく回り続けていた
「まぁな。俺バスケ好きだし」
「かっこいい・・・!!」
「せっかくだし、バスケやろうぜ」
「やる!」
勝手に話しが進められていて結局バスケをすることになった
まぁ腹の苦しみもなくなったことだし別にいいのだが
適当にチーム分けをした結果、俺とスティンガー。ゲンジとイナズマックスという形となった
正直に言って身長的な問題でこのチーム分けとなるのは当然であったのだ
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