今日から僕が神様だ
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※名前変換なし
※怪人ちゃんと貴公子がワチャワチャするだけ
いつものようにベッドで寝ていたはずだ
なのに、なのに
目が覚めたら全然違う場所にいた
そこは真っ白い空間
そう、空の間と書いてそのまんまの空間だ
何もないし、何も聞こえない
糸がはったような無限に続いている境界線
上を見上げても永遠に白い空が広がっているだけだった
あと自分は寝巻きの代わりにジャージを着ていたはずなのだがいつもの軍服だ
しっかりと刀と2丁のハンドガンまであって
これは夢なのだろうか
しかし夢ならばこんなにも現実味があるはずがない。刀やハンドガンもしっかりと重い
夢を見ているふわふわとした感覚もなく、頬をつねっても痛い
自分はいったいどうなっているんだろうか
とりあえず先へ進んでみようか
踏んで汚してしまうのが惜しいような真っ白い床を歩いてみる
何もないところを歩き続けるというのは、狭い部屋に閉じ込められたように不安でたまらない
何か、何かないものか
その場に止まりあたりを見回してみる
そしたら、人が倒れている
「っ大丈夫ですか!?」
急いでそばに駆け寄って肩を掴み揺らしてみる
子供だろうか
見るに中学生ぐらいっぽい。俺も人のこと言えないが
そして耳の上あたりに変な仮面をつけて
赤ん坊のようにクゥクゥと寝息をたてているということはただ寝ているだけなんだろう
よかった。無事で
胸をなでおろした瞬間に、その子は勢いよく起き上がり
「それはバックボーンのヘスタールだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!・・・はっ!?」
などとわけのわからないことを言って起きた
その子は何が起きたのかわからないようにキョロキョロとあたりを見回している
「・・・ここはどこ?あなたは誰ですか?」
この子も何が起きているのかわからないようだった
一通り俺が今まであったことを話す。ついでに自己紹介も軽く
しかし状況は変わらない
何もかもわからないまま
「とりあえず・・・どうしましょうか」
「そうですねぇ・・・どっか壁があったらぶち抜くんですけど」
なんて物騒なことを言うんだこの子は
ぶち抜くって言っても何でぶち抜くつもりなんだ。何か武器を持っているわけでもないし
拳で、といっても小さいこの体にそんな力があるわけがない
子供特有の冗談だと思い、軽い苦笑をする
ふと声が聞こえた
重く、鼓膜だけでなくお腹も響くような声
「目覚めたようだな」
座っていたのをバッと刀を構える
目玉をだけを動かしまわりも見回してみるが誰もいない
どういうことなんだ
この子も少しだけファイティングポーズをとっていた
「・・・誰だ」
「そうですよ。誰ですか?隠れてないででてきてくださいよー」
あまり緊張感がないようにこの子は言っている
この状況が怖くないのだろうか
ずいぶんと度胸のある子だ
「私か?私は柚・・・この世界の神だ」
「「神ぃ?」」
コーラスのように声が重なる
神とはどういうことなんだ。そんなもの、存在するのか
ブワッと黒い斑点模様が現れ人の形に集まる
さすがにこれにはこの子も驚いたようだった
「そんな身構えるな。その刀と拳をおろしたまえ」
そんな不気味な奴が現れて素直に刀をおろすわけがないだろ
刀を構えたまま、その霧が人になったような物体をにらめつける
正直言うと、背中が凍るような気分だった
なんともいえない恐怖に踏ん張る
隣を見てみると、この子は拳を素直におろしていた
「おろしましょう、軍人貴公子さん」
「えっ・・・!?でも、」
「おろしてください」
さっきの飄々とした言葉遣いとは違い、少し汗をかいていた
口の端は上がっているが目つきは真剣にその物体をまっすぐに見ている
「こいつやばいです。私がやばいと思うなんて・・・」
「ほう、聞きわけがいいな。変人怪人よ」
懇願するような声色に大人しく刀を鞘におさめるしかなかった
だからといってこの状況がどうにかなるわけではない
どうするつもりなのだろうか
「軍人貴公子もおさめてくれたな。そのままだったら君たちは今頃ピーでピーのピーな展開になっていただろう。私は神だからそんなふうにするのも容易いことだ」
本当にこいつやばかった
何だろうこのさっきとは別の恐怖は
「さて本題に戻そう。君たちは普段がんばっているからな、褒美をやろうと思ったのだ。行ってこい」
ブンッとスカスカの中身のない腕を振り上げると、さっきとはうって変わって視界が真っ暗になる
続いて足元がなくなり自由落下のように落ちている
ジェットコースターが下っているときのような、内蔵がすべて上に上がっていく浮遊感に目をつぶって耐えるしかなかった
※怪人ちゃんと貴公子がワチャワチャするだけ
いつものようにベッドで寝ていたはずだ
なのに、なのに
目が覚めたら全然違う場所にいた
そこは真っ白い空間
そう、空の間と書いてそのまんまの空間だ
何もないし、何も聞こえない
糸がはったような無限に続いている境界線
上を見上げても永遠に白い空が広がっているだけだった
あと自分は寝巻きの代わりにジャージを着ていたはずなのだがいつもの軍服だ
しっかりと刀と2丁のハンドガンまであって
これは夢なのだろうか
しかし夢ならばこんなにも現実味があるはずがない。刀やハンドガンもしっかりと重い
夢を見ているふわふわとした感覚もなく、頬をつねっても痛い
自分はいったいどうなっているんだろうか
とりあえず先へ進んでみようか
踏んで汚してしまうのが惜しいような真っ白い床を歩いてみる
何もないところを歩き続けるというのは、狭い部屋に閉じ込められたように不安でたまらない
何か、何かないものか
その場に止まりあたりを見回してみる
そしたら、人が倒れている
「っ大丈夫ですか!?」
急いでそばに駆け寄って肩を掴み揺らしてみる
子供だろうか
見るに中学生ぐらいっぽい。俺も人のこと言えないが
そして耳の上あたりに変な仮面をつけて
赤ん坊のようにクゥクゥと寝息をたてているということはただ寝ているだけなんだろう
よかった。無事で
胸をなでおろした瞬間に、その子は勢いよく起き上がり
「それはバックボーンのヘスタールだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!・・・はっ!?」
などとわけのわからないことを言って起きた
その子は何が起きたのかわからないようにキョロキョロとあたりを見回している
「・・・ここはどこ?あなたは誰ですか?」
この子も何が起きているのかわからないようだった
一通り俺が今まであったことを話す。ついでに自己紹介も軽く
しかし状況は変わらない
何もかもわからないまま
「とりあえず・・・どうしましょうか」
「そうですねぇ・・・どっか壁があったらぶち抜くんですけど」
なんて物騒なことを言うんだこの子は
ぶち抜くって言っても何でぶち抜くつもりなんだ。何か武器を持っているわけでもないし
拳で、といっても小さいこの体にそんな力があるわけがない
子供特有の冗談だと思い、軽い苦笑をする
ふと声が聞こえた
重く、鼓膜だけでなくお腹も響くような声
「目覚めたようだな」
座っていたのをバッと刀を構える
目玉をだけを動かしまわりも見回してみるが誰もいない
どういうことなんだ
この子も少しだけファイティングポーズをとっていた
「・・・誰だ」
「そうですよ。誰ですか?隠れてないででてきてくださいよー」
あまり緊張感がないようにこの子は言っている
この状況が怖くないのだろうか
ずいぶんと度胸のある子だ
「私か?私は柚・・・この世界の神だ」
「「神ぃ?」」
コーラスのように声が重なる
神とはどういうことなんだ。そんなもの、存在するのか
ブワッと黒い斑点模様が現れ人の形に集まる
さすがにこれにはこの子も驚いたようだった
「そんな身構えるな。その刀と拳をおろしたまえ」
そんな不気味な奴が現れて素直に刀をおろすわけがないだろ
刀を構えたまま、その霧が人になったような物体をにらめつける
正直言うと、背中が凍るような気分だった
なんともいえない恐怖に踏ん張る
隣を見てみると、この子は拳を素直におろしていた
「おろしましょう、軍人貴公子さん」
「えっ・・・!?でも、」
「おろしてください」
さっきの飄々とした言葉遣いとは違い、少し汗をかいていた
口の端は上がっているが目つきは真剣にその物体をまっすぐに見ている
「こいつやばいです。私がやばいと思うなんて・・・」
「ほう、聞きわけがいいな。変人怪人よ」
懇願するような声色に大人しく刀を鞘におさめるしかなかった
だからといってこの状況がどうにかなるわけではない
どうするつもりなのだろうか
「軍人貴公子もおさめてくれたな。そのままだったら君たちは今頃ピーでピーのピーな展開になっていただろう。私は神だからそんなふうにするのも容易いことだ」
本当にこいつやばかった
何だろうこのさっきとは別の恐怖は
「さて本題に戻そう。君たちは普段がんばっているからな、褒美をやろうと思ったのだ。行ってこい」
ブンッとスカスカの中身のない腕を振り上げると、さっきとはうって変わって視界が真っ暗になる
続いて足元がなくなり自由落下のように落ちている
ジェットコースターが下っているときのような、内蔵がすべて上に上がっていく浮遊感に目をつぶって耐えるしかなかった
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