92発目
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名無しさんはフラッシュに別れを告げ、適当に走り回った。
キングを探すために。
このただっぴろい地下からキングを探し出すのは骨が折れそうだ。
ただでさえ携帯を忘れてしまい、連絡手段がないのだから。
適当に走っていると怪人が、兵隊のように並んでいる場所にたどり着いた。
奥には扉。
何だか面白い予感がする。
周囲の怪人を一掃し、扉を開けた。
「!」
ヒュンッと斧を投げられたので、それを掴む。
斧を投げた人物を見ると、ゾンビマンがいた。
「あぁ……? なんでお前がここにいるんだよ」
「後輩のお願いで」
「はぁ?」
それでもゾンビマンは、名無しさんがここにいることに胸をなで下ろしてしまうのだ。
名無しさんがゾンビマンの左腕を拾い、渡してあげる。
コイツと一緒にいれば安心だな、そう思いタバコを取り出した。
ゾンビマンは周りの怪人達を見て、ゾッとした。
自分よりも酷い状態で死んでいる。
名無しさんを見る。すると彼女はニッコリと笑った。
やはり名無しさんだけには殺されたくない、と思うのだ。
「そういえばキング見ませんでした?」
「キング? いや、見てねぇな」
そうか、と言い名無しさんは神妙な面持ちになる。
一体名無しさんが何を考えているのか、ゾンビマンは分からない。
それでも、名無しさんの強さは信頼している。
「じゃ」
一緒に行くか、と言おうとすると名無しさんが言葉を遮る。
「じゃあゾンビマンさん! 頑張ってください!」
「お、おい」
名無しさんが走り去ってしまった。
一緒に行動しようと思っていたのに。
彼女には、彼女の目的があるということだろうか。
考えているうちに、機械の音が耳に届く。
『侵入者発見』
大きなロボ。その片手はチェンソーのような武器を持っている。
名無しさんと話し込んでいる内に、脳の回復は済んだ。
タバコを捨てて、立ち上がる。
雑談のおかげで休憩できた。
「よし回復。もうひと暴れしてやるか」
ゾンビマンが進むと、大きな岩のようなものが積み重なっていた。
警戒しながら前に歩むと、それは先ほどのロボだった。
積み重ねられているのは10体以上。
ヒクリ、と片方の口があがってしまう。
ここを通ったのはおそらく名無しさんだ。
ロボという無機質なのに、ゾンビマンは同情してしまった。
キングを探すために。
このただっぴろい地下からキングを探し出すのは骨が折れそうだ。
ただでさえ携帯を忘れてしまい、連絡手段がないのだから。
適当に走っていると怪人が、兵隊のように並んでいる場所にたどり着いた。
奥には扉。
何だか面白い予感がする。
周囲の怪人を一掃し、扉を開けた。
「!」
ヒュンッと斧を投げられたので、それを掴む。
斧を投げた人物を見ると、ゾンビマンがいた。
「あぁ……? なんでお前がここにいるんだよ」
「後輩のお願いで」
「はぁ?」
それでもゾンビマンは、名無しさんがここにいることに胸をなで下ろしてしまうのだ。
名無しさんがゾンビマンの左腕を拾い、渡してあげる。
コイツと一緒にいれば安心だな、そう思いタバコを取り出した。
ゾンビマンは周りの怪人達を見て、ゾッとした。
自分よりも酷い状態で死んでいる。
名無しさんを見る。すると彼女はニッコリと笑った。
やはり名無しさんだけには殺されたくない、と思うのだ。
「そういえばキング見ませんでした?」
「キング? いや、見てねぇな」
そうか、と言い名無しさんは神妙な面持ちになる。
一体名無しさんが何を考えているのか、ゾンビマンは分からない。
それでも、名無しさんの強さは信頼している。
「じゃ」
一緒に行くか、と言おうとすると名無しさんが言葉を遮る。
「じゃあゾンビマンさん! 頑張ってください!」
「お、おい」
名無しさんが走り去ってしまった。
一緒に行動しようと思っていたのに。
彼女には、彼女の目的があるということだろうか。
考えているうちに、機械の音が耳に届く。
『侵入者発見』
大きなロボ。その片手はチェンソーのような武器を持っている。
名無しさんと話し込んでいる内に、脳の回復は済んだ。
タバコを捨てて、立ち上がる。
雑談のおかげで休憩できた。
「よし回復。もうひと暴れしてやるか」
ゾンビマンが進むと、大きな岩のようなものが積み重なっていた。
警戒しながら前に歩むと、それは先ほどのロボだった。
積み重ねられているのは10体以上。
ヒクリ、と片方の口があがってしまう。
ここを通ったのはおそらく名無しさんだ。
ロボという無機質なのに、ゾンビマンは同情してしまった。
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