2発目
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ぱちくり、と瞬き一回。
お互い暫く声が出なかった。
まさかの出会い。先ほど会ったばかりなのに。
「え、何でお前ここにいるの?」
「それはこっちも同じセリフなんですが……」
「あ、あーそれもそうか」
しかしサイタマは疑問に思う。
彼女は怪人ではないのか?
怪人は普通に買い物するものなのか?
確かに、見た目は普通の人間ではあるが……。
「そういえば、自己紹介がまだでしたね。私名無しさんといいます。趣味で怪人やってます」
普通に自己紹介もしてきた。
サイタマは反射で頭を下げ、自分も自己紹介していた。
「えっと……俺はサイタマ。趣味でヒーローをやっている」
「ハゲタマさんですね。貴方も趣味なんて、私達気があいますね!」
「おいお前視線がずっと上なんだよ」
名無しさんは、目線がずっと上の方であった。
具体的に言うと、サイタマの頭をずっと見つめていた。
ほぼ初対面であるというのに、なんて失礼な奴だ。
そして名無しさんは更にサイタマを追い詰める。
「職業は何してるんですか?」
「え……。……」
「……もしかしてニー」
「おいそれ以上言うな」
「す、すみません」
「そういうお前は?」
「いやぁ今日は良い天気ですね」
話をすり替えられた事で、サイタマは察する。
そして共通点の多さから、勝手に親近感が沸いてしまった。
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