102話
夢小説設定
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シッチとセキンガル、ヒーローはアマイマスクとゾンビマンとフラッシュ、ジェノスを集めた。
ジェノスはガロウとの戦いでサイタマとガロウ、自分とヒーローに何が起きたのかを話す。
その時間は約4時間ほど。
アマイマスクはスケジュールの都合で最後までいなかったようだが。
ゾンビマンがいなしたことにより、ジェノスの話は終わったのである。
そして会議は終盤を迎えようとしていた。
「……」
ジェノスが席を立つ。この後に話すことは分かりきっているから。
だがシッチはジェノスに座るよう指示を出した。
「最後に、いきなり現れた女の子のことだ」
セキンガルが言う。
皆は思い出す。あの時、名無しさんに殺されそうになった事、盾のようにされた事。
誰も言わないが、あの時確かに恐怖を感じたのだ。
逃げる力もなく、ただ膝を付く。
そのことはゾンビマンとフラッシュにとって屈辱でもあり、疑問でもあった。
結局最後に立っていたのは童帝と子供達、ガロウ、キング、ジェノス、サイタマ。
ゾンビマンの話によれば、あの女の子を倒したのはキングと聞いている。
ジェノスだけが、何故名無しさんが怒っているのか理解していた。
話を聞きたい。変人怪人としてではなく、名無しさんとして。
だってあの時、お面は被っていなかったのだから。
幸い、シッチとセキンガルは名無しさんだと、変人怪人と分かっていない。
災害レベルを上げられる事も、要注意人物とメタルナイトのロボに監視させることもないのだ。
そう考えているのは3人とも同じだ。
「あの女の事もハゲマントに任しておけ」
ジェノスはそう言って部屋から出ていった。
シッチは止めたが、今度こそジェノスは歩を止めることはしない。
それを機に、フラッシュも出ていった。
席に座っているのは協調性のあるゾンビマンだけ。
「はぁ、これだからS級は……」
「すまない、ゾンビマン」
セキンガルが謝罪をした。
ゾンビマンは返答の代わりのようにタバコを吸い切った。
「まぁあの女の事は俺も調べておく」
「! 助かる」
シッチは嬉しそうに言った。
しかしゾンビマンはどうやって報告書に偽の文章を書こうか考えていた。
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