99発目
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「へぇ、ガロウ君はヒーローになりたかったんだ」
全員が膝を折る。これは、圧倒的恐怖による降伏だった。
あの時、覚醒ガロウが前に立った時の恐怖を上回る恐怖。
あのガロウですら、全身の力が抜けてしまう。
立っているのはただ一人、サイタマだけだ。
「じゃあ今までのは怪人ごっこってこと? ふぅん……」
「(やべぇ……!!!!ンだ、この殺気……!!)」
一歩、名無しさんが踏み出す。
それだけで、C級の者は気を失ってしまった。
普段名無しさんと仲良くしているゾンビマンやフラッシュでさえ、彼女に恐怖を覚えていた。
武器を握れない。戦う気力が無い。
脳が全力で逃げろと言っていた。
本能が、戦うなと言っている。
「名無しさん?」
ジェノスが名無しさんを見る。
今まで見たことのない顔。あれは、怒っている?
「名無しさん氏……?」
膝がガクガクして力が入らない。
失禁までしてしまいそうだ。
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