00.幼少期 ~出会い~
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
真っ白な雪の大地――今人間界は、冬という寒い季節だった。
一人の天使の王女と一本の剣がこの地に落ちてから、数時間が流れてようとしていた。
?「――エミリオ、こっちへ来てみて!大きな雪だるまが作れそうよ」
そんな日のお昼に、幼い少年とその少年のメイドであろう女性が、二人で散歩をしていた。
エミリオ――女性にそう呼ばれた少年は少し顔を赤くし、首に巻いたマフラーを口元まで上げて持ってくる。
エ「マリアン……そうだね、せっかく……二人っきり……だし……//」
マ「まぁ、おませさんね。――あら?あそこに人が……」
マリアンと呼ばれた女性は、近くで一人の幼い少女が倒れていることに気が付いた。それに反応し、エミリオもマリアンの目線を辿る。
エ「?――っ!誰か倒れてる……?」
マ「大変っ!早く助けないと……っ!!」
二人は少女の元に駆け付けた。マリアンが少女を優しく包み込むように抱き、二人は屋敷へと戻ることにした。
≪――ま、様、お嬢様!目を開けてください……っ!≫
エ「?」
シ≪――!……シリウス…………?≫
少女を運び込む途中、エミリオは、どこからともなくか細い女性の声が聞こえてきたような気がした。
その声の正体に、エミリオのソーディアン・シャルティエは気づいているような様子を見せていた。