第三章
夢小説設定
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ミ「なんだか怖そうなところですの……」
コーラル城の目の前まで辿り着いた一行。
その薄気味悪いお化け屋敷のような外見を見たミュウが一言零した。
ガ「コーラル城はファブレ公爵の別荘だ。前の戦争で戦線が迫ってきて、放棄したらしい。――お前まで来なくてよかったのに……」
ル「いいだろ?実際見てみたら、なんか思い出すかもしれないじゃんか」
アニ「ルーク様、お可哀そぉ……私、記憶を取り戻すお手伝いをしますね!」
ジ「お静かに。敵はどこにいるかわかりませんよ?」
ル「へいへい~敵ってさ、六神将だろ?全員来てるのかなぁ~?ってか、どんな奴らなんだよ」
ルークの問いに、ジェイドが六神将の姿を思い浮かべながら呟き始める。
ジ「タルタロスで会ったのは……魔弾のリグレット、妖獣のアリエッタ、そして……黒獅子ラルゴ」
「あとは、烈風のシンクと死神ディスト……それと、彼ら六神将全体の纏め役――漆黒のヘルですね」
ル「漆黒のヘルってのも六神将なんだな。――んじゃあ、タルタロスでオレ達を襲ってきたのは?姿は見なかったけど……」
ジ「あれが……鮮血のアッシュでしょう」
「襲ったって……!大丈夫だったんですか!?」
ルーク達が襲われたという事を初めて耳にしたレイは、驚き心配のあまりうっかり大声を出してしまう。
それに反応したのは、やはり
ジ「少々危なかったですがねぇ。それより、貴方の方も大丈夫だったんですか?」
「え?」
イ「そういえば……タルタロスから降りてきた時、"少し手こずった"と言っていましたね。レイ、貴方は僕達に何を隠しているんですか?」
「え……あぁ、いや……――ごめんなさい……;;」
イ「聞きたいのは謝罪ではありませんよ。言ってください、レイ」
少し怒っているジェイドとイオンに、レイはすっかり溜息をついて降参したように話し出した。
「はぁ……すみません。実はあの時漆黒のヘルに顔合わせになりまして、少し決闘していた……と言いますか……」
ガ「あの漆黒のヘルと!?大丈夫なのか!?」
「えぇ、近くで倒れていたラルゴが止めに入ってくれましたから」
ジ「ということは、黒獅子ラルゴはまだ生きているという事ですね?全く、しぶとい奴です……」
「あぁ、あはは……;;」
だからあんなところでラルゴが倒れていたのか――と苦笑いするレイ。
そこへ、ルークがひとつの質問を入れてきた。
ル「漆黒のヘルって、そんなに強い奴なのか?」
「えぇ……普通は一般兵士からスタートするにも係わらず、漆黒のヘルは
アニ「そうそう……まるで、うちのイオン様とレイ様みたいな仲なんですってぇ♪」
イ「アニス、無駄話はこれくらいにして行きましょう。漆黒のヘルが本当に出てきてしまうかもしれませんよ?」
アニ「はぁ~い♡(むしろ出てきてくれた方が嬉しいかなぁ~♪)」
ジ「アニス~心の声が駄々漏れですよ~♪」
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