桜色の秒針
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翌日の夕方、職員室の席に座って帰り支度をしていた角都にサソリは声をかけた。
「そういや、昨日のエロ着信した飛段をどうした?」
「三角定規で死ぬほど小突いてやったあと、1週間掃除当番をさせることにした。ひとりでな」
小突いたというレベルではない。
「カワイイいたずらじゃねーか、大人げねーな」
「アレはおまえでもブチ切れると思うぞ」
「デイダラはそんなことしねーよ」
角都はサソリを羨ましく思った。
デイダラは飛段の親友だが、飛段のような度の過ぎたふざけたマネはしないのだ。
かーくずゥ♪
「!」
いきなり飛段の声が聞こえ、サソリは周りを見回した。
しかし、飛段の姿はどこにもない。
かくずー
角都はポケットから携帯を取り出し、着信ボタンを押す。
「なんだ?」
「!!」
先程聞こえた飛段ボイスは、角都の携帯の着信音だった。
携帯越しから聞こえる声は飛段だ。
飛段だけの着信音に設定してあるのだ。
「馬鹿が。それは先週教えただろ。わかった。今そっち(家)に行くから待ってろ」
そう言って角都は通話を切り、ため息をつく。
「これだから馬鹿は困る」
「自覚してねーだろうが、てめーの飛段馬鹿も相当なモンだぞ」
ちなみに、角都はまだあの時の飛段のエロボイスは削除していない。
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