容疑者飛段
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
夜の学校で、角都とカカシは来客室で向かい合っていた。
カカシの言葉に、角都は思わず睨みつける。
「…飛段が?」
「ええ。今、お友達2人と一緒に逃走中です」
角都はそれがデイダラとイタチであると勘付いた。
カカシは角都の表情を窺い、口にする。
「おまえ達の間違いじゃないのか?」
「そう信じたいでしょう。担任としても…」
その言葉はどこか意味深だ。
「なにが言いたい?」
「あなたと飛段君は随分と仲が良いようですね。とても担任と生徒とは思えないほど」
カカシは懐から写真を取り出し、目の前の低いテーブルに置き、角都に差しだした。
その写真は、飛段と海に行ったときに撮影した写真だった。
飛段の部屋から拝借されたものだろう。
若干驚いた角都に、満面の笑みで角都に後ろから抱きついている飛段の姿が写されている。
「…飛段は特別だ」
写真を見つめながら角都は口にした。
「それ、オレに言っちゃマズくないですか?」
「いけないことか?」
「……………」
角都は真剣だ。
「事件のことを話せ」
警官に追われている飛段達を救いたい。
逃走中の飛段のことを考えながら眠りにつけるはずはない。
来客室の扉の向こうでは、ひとり、話に耳を傾けている者がいた。
.