時には友情
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翌日。
「それで、そのあとは?」
「手当てしたあと、約束通りデート楽しんだぜェ」
飛段とデイダラは肩を並べて下校していた。
イタチは委員の仕事で学校に残っている。
角都とのデートのことを話しながら正門を潜り抜けたとき、
「!」
「げ」
そこには20人の不良が固まって待ち伏せしていた。
手には鉄パイプを持っている。
「昨日より増えてね?」
「しつけーなおまえらも! うん!」
武器を持たれては2人の勝率は少ない。
2対20では分が悪すぎる。
「昨日はよくもやってくれたな」
「リンチにしてやるよ!」
不良達が構え、飛段とデイダラが逃げる体勢になったとき、2人の肩を何者かが引いて背中に隠した。
「角都!」
「旦那!?」
2人の前に出たのは、角都とサソリだった。
その目は目の前の不良達を睨みつけている。
大柄の男と赤髪の男が出てきて、不良達は一歩あとずさる。
「オレの生徒を随分と可愛がってくれたようだな」
「傷だらけにしやがって…。テメーらのそのブサイク面、さらにグチャグチャにしてやるぜ」
殺気立つ2人に不良達は「ひいっ」と声を上げて怯えた。
「こ、この…!」
その内のひとりが鉄パイプを振り上げ、果敢に向かっていくが、
ゴキ!!
角都の一撃で他の不良達の上を越えるほど吹っ飛び、地面に頭を打ち付けて伸びた。
「飛段に手を出せば、ガキだろうが殺すぞ」
とても教師のセリフとは思えない。
「ご、ごめんなさい~~~!!!」
不良達は鉄パイプを足下に落とし、その場から逃げだした。
「角都カッコいい~」
「『ご○せん』みたいだな。うん…」
それよりも酷い。
以降、不良達が飛段とデイダラどころか、暁高校の生徒に喧嘩を売ることはなかった。
.To be continued