安心毛布だと思ってたら伴侶にされた2


 人間になっちゃって3日。
 休みが明けた。つまり、これからぼくはリーズと一緒に学園にいく。

「うう、行きたくない……」

 半泣きのぼくに反して、リーズはずっとごきげんだ。ぼくの服を取り出して着付けている。

「ふふ、ぴったり」

 急いであつらえてくれたと思わないくらい綺麗な服。ぽろっと涙がこぼれる。ここまでしてくれるのに、どうしてこんなことするの?

「ねえ、リーズ。やっぱり」

 ちゅっとキスされて封じられる。

「んんっ……!」

 ベッドに押し倒されて、息を飲まれてしまう。手をぎゅって縫い付けられてて、動けない。
 体の力が抜けちゃったのを見計らって、リーズは着替えを再開した。ぼくの足を見てくすくす笑う。

「お肌真っ赤になってる」
「やだ……!」

 頬にキスされた。リーズはなんだか変だ。前よりなんか、うまくいえないけど……。楽しげにぼくのシャツのボタンを止めて、タイを結んだ。

「もうやだ、リーズ。勘弁して……」
「ん? もっかいえっちしたい?」
「違うよ! もとに戻してってば!」

 顔を覆ってぼくは泣いた。はずかしい……リーズのばか……! リーズはぼくの上に乗り上げて、頬をつついた。

「なんで?」
「だって、やだ……ぼく、こんな」
「パージだっていまさらもとに戻ってもさみしいでしょ?」

 首筋を意味深に撫でられて体を跳ね上げる。真っ赤になってるだろうぼくのうなじにキスをしてきた。

「そんなこと……」
「うそ。昨日だってすごく」
「もうやだ! リーズのばか……!」

 身を縮めると、リーズは笑ってぎゅって後ろから抱きしめてきた。ぼくはひぐひぐ泣く。

「怒らないで。可愛いって言ってるんだから」
「うぅ……」
「パージも俺が好きでああなるんでしょ」

 ぼくは身をもっと縮めた。伸ばすみたいに、リーズがぼくの体を撫でる。敏感なところをかすめて、身を跳ねさせた。なんなの。人の体って弱点だらけだ……!

「ね。違うの」
「そうだけど、でも……」

 ぼくの言葉に、リーズは身を起こして、ぼくの体を仰向けにした。ぎゅっと首にすがるみたいに抱きつかれる。

「パージ、嬉しい」
「リーズ」
「俺の奥さん」

 キスされて、ボタンを外される。あわてて肩を押しのけようとするけど、びくともしない。

「だめ、だめ……っ!」

 ぼくの悲鳴が、部屋にむなしく響いていた。




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