あの日にまだ縋ってる14


 夜。
 俺は、洗った水筒を見てた。
 きれいに洗って、いつでも使えるように、手入れをしたんだ。
 お茶も取り出して、入れ方を調べてた。

「明日は、緑茶と焙じ茶の……どっちにしよう」

 じっと迷う。言いながら、自分が困ってないのに驚く。
 胸に、あたたかいものが灯る。
 勉強をして、ご飯を食べて。
 お風呂上がり。
 まだあたたかいまま、お布団に入った。
 明日、楽しみだなって、思いながら。


《完》


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